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台湾TSMC社がiPhone13用A15チップの生産開始と報道!

2021年5月26日

Apple社のサプライヤーである台湾TSMC社が、iPhone 13用のA15 Bionicチップ生産を正式に開始したと報じられました。

この知らせは台湾メディアの「DigiTimes」によるものです。

台湾TSMC社が「iPhone 13」向け次期A15チップを正式に生産開始!

Apple社のサプライヤーである台湾TSMC社が、今年後半に予定されている「iPhone 13」向け、Apple次期A15チップの生産を正式に開始したと、台湾メディアのDigiTimesが有料で報じました。

次期A15チップも「5nmプロセス」で機能強化!

iPad Airで初めて発表され、iPhone 12にも搭載されたA14 Bionicチップは、「5nmプロセス」で製造された最初のAppleプロセッサでした。

A15 Bionicチップは、引き続き小型「5nmプロセス」をベースとします。「4nm」への小型化が据え置かれた代わりに、大幅な性能の向上と、それに見合う電力効率の改善がなされると推測されています。

iPhone 13発売遅延の可能性は低い?

iPhone 13は、昨年世界的なコロナ感染症危機の影響でiPhone 12の発売が遅れたことを受け、例年通り早ければ9月に発表される見込みです。

昨年のiPhone 12発売では、各国でロックダウンが顕在化。このためApple社とそのサプライヤーは生産量を削減せざるを得ず、毎年恒例の新型iPhone発表時期は、1ヵ月遅い10月に行われていました。

しかし、アップルのアナリストであるミンチー・クオ氏は、同じような状況が今年も起こる可能性は低いとの考えを示唆しています。

上位モデルにはより高精細なディスプレイが!?

iPhone 13のラインナップには、A15 Bionicチップによるパフォーマンスやグラフィックスの高速化、電力効率の向上のほかに、いくつかの新機能が搭載されると噂されています。

ラインナップの上位モデルである「iPhone 13 Pro」および「iPhone 13 Pro Max」には、より高い120Hzのリフレッシュレートを可能にするLTPOディスプレイ(注1)が搭載される見込みです。

また、LTPOディスプレイの搭載により、「常時表示」が出来るようになる可能性もあるとの見解もあります。

注1:「Low Temperature Polycrystalline Oxide」(低温多結晶酸化物)の略。ディスプレイを書き換えるためにかかる消費電力を抑制できることが特徴。

「iPhone 13」か?「iPhone 12s」か?

数字の序列からすれば、この次のiPhoneは「iPhone13」という流れがシンプルです。しかし欧米諸国では、この「13」が不吉な数字であることは昔からよく知られています。

そのため次世代のiPhoneが「iPhone12s」となる可能性も、十分あるとの噂もあります。現時点では、このどちらの名称が採用されるか、はっきりした情報源はまだありません。

まとめ

年初より噂されてきた「iPhone13用A15チップ」が正式に生産開始となり、この秋に発売される「iPhone13」の動向が明らかになってきました。

iPhone11ユーザーで、iPhone12シリーズを買い控えた潜在的マーケット層が今年どう動くのか、その価格も含めて注目が集まり始めることでしょう。

source:MacRumors