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iPhoneの録画時間に制限はある?長時間動画撮影する場合の注意点も紹介!

iPhoneの録画時間に制限はなく、デバイスのストレージの容量によって異なります。iPhoneを使っての動画撮影は多くの人々に愛用されていますが、長時間の録画にはいくつかの注意点があることも覚えておきましょう。

この記事では、iPhoneの長時間動画を撮影する場合の注意点であったり、録画時間を気にせず長時間撮影する方法を詳しく解説していきます。もしも、iPhoneを使用した動画撮影で、長時間録画したい人は参考にしてください。

本記事で伝えたいこと

iPhoneの録画時間に制限はある?

iPhoneの録画時間に制限はありません。理論的には長時間の動画撮影も可能で、録画時間を気にする必要がないということになります。

しかし、長時間の動画撮影にはいくつかの要因によって、制限されることがあります。例えば、録画したファイルのサイズが大きくなりすぎると、iPhoneのストレージ容量の限界に達してしまう可能性があるからです。

また、長時間動画撮影を行う場合は、バッテリー残量も気にする必要があります。実際のiPhoneの録画時間は、デバイスのストレージ容量やバッテリー残量によって左右されるといえます。

iPhoneのストレージが16GBだった場合の録画時間の最大は?

録画時間

iPhoneのストレージが16GBだった場合の録画時間の最大は、録画するビデオの解像度によって異なります。

  • 解像度720P
  • 解像度1080P
  • 解像度4K

主に以上のような3種類の解像度が一般的です。以下で説明する録画時間は目安であり、ストレージの利用状況によって異なります。

あくまでも目安としてお考えください。

解像度720P HD/30fps

解像度720P HD/30fpsでは、1分あたり約60MBのデータが消費されます。そのため、16GBのiPhoneのストレージを全て利用した場合に、約266分(4.4時間)の録画時間になります。

解像度1080P HD/30fps

 解像度1080P HD/30fpsでは、1分あたり約130MBのデータが消費されます。そのため、16GBのiPhoneのストレージを全て利用した場合に、約123分(約2時間)の録画時間になります。

解像度720 HD/30fpsの2/1の録画時間なので、解像度を下げることでより長く録画ができるといえるでしょう。

解像度4K

解像度4Kでは、1分あたり約350MBのデータが消費されます。16GBのiPhoneのストレージを全て利用した場合に、約45分の録画時間になります。

高解像度を選択する場合は、解像度720P HD/30fpsと比べても5/1まで録画時間が縮小されるので注意しましょう。

iPhoneの録画時間が短くなる要因は?

  iPhoneの録画時間が短くなる要因はいくつかあります。

  • iPhoneのストレージ不足
  • iPhoneのバッテリー不足

代表的な要因として、以上の2種類があげられます。どのようなことか簡単に説明するので、参考にしてください。

iPhoneのストレージ不足

お使いのiPhoneのストレージ容量によって録画時間は異なりますが、容量がいっぱいになると録画することができなくなります。そのため、iPhoneのストレージ容量を使い切ってしまうと、録画した動画が保存できなくなるので、強制的に撮影が停止されます。

iPhoneで動画を撮影する際は、事前に「iPhoneの容量を確認」したり、「不要なデータを削除」して容量を確保しておきましょう。

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iPhoneのバッテリー不足

iPhoneで動画を撮影すると、バッテリーを多く消耗してしまいます。そのため、バッテリー残量がなくなってしまうと、録画時間が短くなり撮影が途中で強制終了となります。

iPhoneのバッテリー不足を解消するには、「画面の明るさを落としたり」、「充電しながら撮影」をすることで録画時間を長くできるので試してください。動画を撮影中にバッテリーが切れてしまっても、電源が落ちる手前までは録画されているので安心してください。

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iPhoneで長時間動画撮影する場合の注意点

iPhoneで長時間動画撮影をする際には、いくつかの注意点があります。

  • iPhoneのストレージ容量に気を付ける
  • 動画編集ソフトのコーデックに気を付ける
  • iPhoneを充電しながらの録画はバッテリー寿命を縮ませる可能性あり
  • iPhone本体の温度に注意
  • スクリーンタイムの設定に気を付ける

これらを適切に管理することで、録画の品質を保ち、デバイスの安全を確保できるでしょう。実際にどのようなことに注意しなければいけないか、順番にみていきましょう。

iPhoneのストレージ容量に気を付ける  

iPhoneで長時間の動画撮影を行う際にストレージ容量に注意するためには、以下のような対策を取ることが重要です。

  1. 不要なデータの削除:iPhone内の不要なファイルやアプリを削除してストレージ容量を空ける
  2. ストレージの使用状況を確認:「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で、どのアプリやコンテンツがどれだけのストレージを使用しているか確認
  3. iCloudや他のクラウドサービスを利用:写真やドキュメントを「iCloud」や「Googleドライブ」、「Dropbox」などのクラウドサービスに移動して、デバイスのストレージを節約する
  4. 外部ストレージデバイスを使用:撮影した動画を外部ストレージデバイス、「USBフラッシュドライブ」や「外付けハードドライブ」にデータを移動する

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動画編集ソフトのコーデックに気を付ける

iPhoneで長時間動画撮影を行う際に、編集で使用する動画編集ソフトのコーデックに注意することが重要です。iPhoneは通常、H.264や新しいHEVC(H.265)コーデックを使用して動画を録画します。

HEVC(H.265)形式は、H.264形式よりも動画の容量を抑えられるのが魅力ですが、動画編集ソフトによってはHEVC(H.265)形式に対応していないため、フォーマットを変換しないと動画を読み込むことができません。

また、コーディックといって自動変換機能が実装されている動画編集ソフトもありますが、動画が長すぎると読み込みエラーを起こす可能性もあります。

そのため、録画した動画をPCに送ったり、動画編集ソフトを使ったりする予定がある方は、事前に動画編集ソフトがiPhoneの保存形式に対応しているか確認しておくと安心です。

iPhoneを充電しながらの動画撮影はバッテリー寿命を縮ませる可能性あり

iPhoneを充電しながら動画撮影をすると、バッテリー寿命に影響を与える可能性があります。iPhoneを充電しながら録画機能を使うと、デバイスが通常よりも熱くなり高負荷を受けてしまいます。

高温はリチウムバッテリーの内部劣化を促進し、バッテリーの寿命を短くする可能性があるからです。バッテリー劣化が進むと、充電可能容量やピーク電力の低下にもつながります。

バッテリーが高負荷な状態が続けば、十分な電力供給ができなくなるので注意が必要です。

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iPhone本体の温度に注意

iPhoneを充電しながら動画を撮影する際は、デバイスの温度に注意することが重要です。iPhoneのデバイスが高温になるとバッテリーの劣化が早くなり、寿命を短くしてしまいます。

さらに、iPhoneは過熱を防ぐための内蔵安全機能を持っていますが、極端な温度変化はデバイスの他の部分にも悪影響を及ぼす可能性があります。iPhoneが一定の温度を超えると、デバイスはパフォーマンスを自動的に下げて温度を管理しようとします。

iPhoneのパフォーマンスが下がると、録画の品質や他の機能に影響を与える可能性があるので注意しましょう。

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iPhoneで録画時間を気にせずに長時間撮影する方法は?

iPhoneで録画時間を気にせずに長時間動画撮影するためには、いくつかの対策をすることが重要です。

  • iPhone本体のストレージ容量を確保
  • バッテリーの容量の確保
  • フレームレートと解像度の調整
  • デバイスが高温にならない対策
  • 外部ストレージデバイスの利用
  • 定期的にiPhoneを休める

以上のようなことに気を付けることで、iPhoneで録画時間を気にせずに長時間動画撮影ができます。特にストレージ容量とバッテリーの管理は大事なので、注意して動画撮影を楽しみましょう。

もっと長く動画を撮影したいという場合は、外部ツールを利用する以下で説明する内容を参考にしてください。

外部ツールを利用してiPhoneで動画撮影するには?

外部ツールを利用してiPhoneで動画撮影を行うには、以下のような手段があります。

充電器やモバイルバッテリーバッテリーの消耗を気にせずに長時間撮影するためには必須アイテム
iPhoneを固定する三脚など長時間の撮影で疲れるので、iPhoneを固定する三脚などが必要
外部マイク高音質なオーディオや周囲の雑音を抑えるのに有効
レンズアタッチメントiPhoneのカメラを拡張するために、広角や望遠レンズのアタッチメントは重要
ポータブル照明機器撮影対象をより鮮明に録画するために使用する
クーリングケースiPhoneの加熱を防ぐため、冷却機能付きのケースを使用する
PCや外部ストレージデバイスPCや外部ストレージデバイスを利用して、長時間の動画を保存ずるために必要

これらの外部ツールを利用することで、「より長く」、「高クオリティー」な動画を長時間iPhoneで撮影可能です。しかし、外部機器の使用には、互換性や接続方法を確認する必要があります。

まとめ

 

iPhoneの録画時間に直接的な制限はありませんが、「ストレージ容量」や「バッテリー残量」などの要因で制限されてしまいます。長時間の動画撮影を行う際は、「十分なストレージ容量の確保」、「外部バッテリーの使用」、「解像度やフレームレートの調整」、などに気を付けることが重要です。

さまざまな要因で、iPhoneの動画撮影の録画時間が異なってくるので、この記事を参考にしてみてください。