iPhone 便利なおすすめアプリ

iPhoneユーザー必見!エアドロップの送信履歴は残る?

iPhoneなどのApple製品同士で簡単にデータをやりとりできる「エアドロップ」。ただ、知らない人とも簡単にやり取りをできてしまうという社会問題も発生しています。この記事では、エアドロップでやり取りした送信履歴が残るのかどうかについてご紹介します。

エアドロップで送受信した場合に履歴は残るのか?

結論からいうと、エアドロップで送受信した履歴は残りません。

もちろんエアドロップした写真・動画などのデータは相手の端末に保存されますが、いつ・どの端末にエアドロップしたなどの情報の履歴は残らないようになっています。

履歴は残らないものの、相手に送受信したことがバレる場合もあります。

それは、相手に間違えて送ってしまった場合です。エアドロップはiPhone同士(Apple製品同士)で送受信できる機能ですが、近くにいるiPhone同士なら誰でも送ることができます。

エアドロップをされた場合に受け取るか受け取らないかは相手の判断によるため、間違えて送ったデータが個人情報を含むものだったという危険もあるので注意が必要です。

エアドロップは送受信した履歴は残りませんが、知らない人に送ってしまうといった危険性があることを覚えておきましょう。

エアドロップを使う3つのメリット

iPhoneやApple製品では、わざわざエアドロップで共有しなくてもさまざまなデータを共有することができます。

ただ、エアドロップを使うメリットもあり、3つのメリットをご紹介します。

メリット①オリジナルサイズの写真や動画を共有できる

主に写真や動画を共有する場合、共有方法によってはオリジナルサイズから圧縮する必要が生じます。

圧縮することでデータは送ることができますが、写真や動画だと画質を落とさなければいけなくなるためオリジナルデータの方が嬉しいと言うユーザーもいます。

エアドロップならデータが大きくてもオリジナルサイズの写真や動画を共有することができるのが最も大きなメリットです。

メリット②通信料がかからない

エアドロップをする際、前提としてBluetoothとWi-Fiをオンにすることが必要ですが、Wi-Fi環境でなくてもデータを送信することができます。

逆を返すと、通信環境がなくてもエアドロップならデータの共有が可能で、メールやLINEなどのコミュニケーションツールでは必ずかかる通信料をかけることなくデータ共有が可能です。

現在は大容量ではないプランを契約しているユーザーも多いので、少しでも通信を節約できるのは大きなメリットです。

メリット③連絡先を交換していなくても共有できる

データを共有する場合、LINEであってもメールであっても連絡先を先に交換する必要があります。

ただ、エアドロップでは連絡先を交換していなくても簡単に共有できます。

ただ、後述しますが、連絡先を知らない方とエアドロップをできる状態にしておくとセキュリティ的には脆弱な状態なので、連絡先を知らない方と何かしらでデータ共有をする場合は完了後に設定を見直しておきましょう。

エアードロップを間違えて送信しないように気を付けること

エアドロップは送受信した履歴は残りませんが、間違ってデータを送ってしまった場合には危険が伴います。

危険を回避するためにエアードロップを間違えて送信しないための方法、送受信してしまった場合の個人情報漏洩の危険を回避する方法について、解説していきます。

エアードロップを間違えて送信しないための方法

エアードロップを間違えて送信しないための方法をご紹介します。

エアドロップの送受信設定は、「受信しない」・「連絡先のみ」・「すべての人」の3種類があります。すべての人の設定にしている場合、誤送信や知らない人からのエアドロップを受信してしまう危険があります。

エアドロップの受信設定は、設定→一般→AirDropで変更が可能です。

また、エアドロップをする際に誰に共有するか提案されますが、そこに表示されるユーザーを表示させないようにしておくことによって、誤送信を減らすことが可能です。

ユーザーを表示させないようにするには、設定→Siriと提案→共有時の提案をオフでOKです。

iPhoneの名前を本名から変更しておく

エアドロップで誤送信を防ぐことはもちろんですが、送受信する際も注意が必要です。送受信する際に、iPhoneに設定した名前が相手に表示されます。

本名を設定しているという人もいるかもしれませんが、今の時代見ず知らずの人に本名がバレるというのは大変危険です。

iPhoneの名前を変更するには、設定→一般→情報→名前から変更が可能です。

iPhoneでは行動履歴が残る

エアドロップの送信履歴は残らないことはご理解いただけたと思いますが、iPhoneでは行動履歴が残るのはご存じでしょうか。

行動履歴とは、最近行った場所やその頻度が記録されており、いつでも見返すことができます。同意なしにAppleに行動履歴が送られることはありませんが、行動履歴はマップの予測サービスなどに利用されます。

ではiPhoneでの行動履歴を見る方法と、その行動履歴を削除する方法を解説していきます。

行動履歴の見方

行動履歴を見るためには、設定→プライバシー→位置情報サービス→システムサービス→利用頻度の高い場所で、確認することができます。

上記手順で開きますと、履歴の一覧が表示され、それらをマップで詳細確認することも可能です。

行動履歴を削除

行動履歴はデフォルトで「オン」となっているので、削除をしたいという人も多くいるでしょう。行動履歴を削除するには、履歴を削除でOKです。

行動履歴を保存されたくない場合には、利用頻度の高い場所をオフにすると、行動履歴が取得されなくなります。

オフにするとバッテリーが長持ちしたといった声もあり、機能そのものを打ち消すこととは別に、意外なメリットもあるようです。

エアドロップの設定方法

エアドロップを使う前に設定方法を解説していきます。

  1. 画面右上を下にスライドしコントロールセンターを開く
  2. Wi-Fi・Bluetoothをオンにする(青がオン)
  3. 枠内を長押し>AirDropを選択
  4. 受信先を"連絡先のみ・すべての人"のどちらか選択

上記の手順で使えるようになります。

ちなみに3.のエアドロップの設定は、設定アプリ→一般→AirDropからでも設定可能です。

すべての人を選択した場合、近くにいるiPhoneユーザーすべて検出されます。連絡先にないユーザーに送る場合は”すべての人”に設定していないと送受信することはできません。

連絡先のみを選択した場合、連絡先にいる近くのiPhoneユーザーが検出されます。

連絡先にいるユーザーに送る場合はこちらの設定にするようにしましょう。

セキュリティ面でもこちらの設定がおすすめです。

連絡先のみを選択した場合、iCloudにサインインをする必要があります。設定を選択してiCliudのサインインを済ませましょう。

[iPhone]エアドロップの使用方法

エアドロップの設定が終わったら、早速送受信してみましょう。では、送信方法・受信方法について解説していきます。

送信方法

エアドロップは写真・動画だけでなくさまざまなデータを送ることができます。今回は、写真を例に出しエアドロップする手順を解説していきます。

  1. 写真アプリを開く
  2. エアドロップしたい写真を選択
  3. 左下にある共有ボタンをタップ
  4. AirDropを選択
  5. 共有したい相手・デバイスを選択
  6. 相手がエアドロップを許可するまで「待機中…」の表示
  7. 相手がエアドロップを許可すると「送信済み」、エアドロップの送信完了

上記の手順でエアドロップを使った写真の送信は完了です。

ちなみに、エアドロップで相手が受信を許可しない場合は「辞退」と表示され送信した内容はキャンセルされます。

また、送信が完了する前にもう一度アイコンをタップすると、エアドロップの送信をキャンセルすることができます。

送り先を間違えてしまった場合でもキャンセルが可能なので、覚えておきましょう。

受信方法

エアドロップの受信方法は、相手から送られてきたデータを「受け入れる」か「辞退」するか選択すればOKです。

データを受け取るためには「受け入れる」を選択すれば自動でiPhoneにデータが保存されます。

写真を受け取った場合は写真アプリが自動で開き、そのままチェックすることができます。

データを受け入れたくない場合は「辞退」を選択すればデータの共有はキャンセルされるので、知らない人からエアドロップが送られてきた場合は辞退を選択しましょう。

[Mac]エアドロップの使用方法

エアドロップはiPhone同士だけでなく、さまざまなApple製品でも使用することができます。

今回はMacのエアドロップの送信方法・受信方法を解説していきます。

送信方法

  1. Finderからエアドロップを開く
  2. 共有できるユーザー・デバイスが表示される
  3. 送りたいファイルをユーザー・デバイスアイコンまでドラック&ドロップ

ドラック&ドロップする以外にも、ファイルを右クリックで表示されるメニューから共有→AirDrop→送信先を選択でき、エアドロップを使ってデータ送信をすることができます。

受信方法

Macのエアドロップ受信方法を解説していきます。

  1. Finderからエアドロップを開く
  2. 画面下の「このMacを検出可能な相手」から連絡先のみ・全員のどちらか選択
  3. ”ファイルを受け付ける・受け付けないか”のポップアップ表示>「受け付ける」を選択

先ほど紹介した手順はエアドロップ画面を開いた状態の説明でしたが、エアドロップ画面が開いていない場合は通知ボックスから辞退・受け入れるか選択して受信することもできます。

エアドロップでできること

エアドロップでどんなことができるのかを解説していきます。

エアドロップでできることは、写真・動画の共有・連絡先の共有・位置情報の共有・AppStoreのアプリの共有・Safariでの閲覧ページの共有をすることができます。

1.写真・動画の共有

まずは、写真・動画の共有です。

エアドロップを使用する上で一番利用されているのは、写真・動画の共有です。エアドロップを利用することで簡単に写真・動画をシェアすることができます。

エアドロップはインターネット接続を必要としないので、通信環境が悪い場所でもシェアすることができます。

2.連絡先の共有

続いて、連絡先の共有です。

エアドロップでは連絡先の共有もすることができます。連絡先アプリの電話番号・メールアドレスだけでなく、住所などの情報も送信することができます。

情報を送信・受信できるので、連絡先の交換する場合エアドロップを使用すると非常に便利です。

3.位置情報の共有

続いて、位置情報の共有です。

エアドロップでは位置情報の共有も可能で、自分がマップで調べた位置情報や、今いる位置情報を共有することもできます。

マップを共有することができるので、お出かけには役に立つでしょう。

4.AppStoreのアプリの共有

続いて、AppStoreでリリースされているアプリの共有です。

エアドロップではAppStoreでリリースされているアプリを共有することができます。例えばオススメのアプリを紹介したいときなどに、役に立つでしょう。

5.Safariでの閲覧ページの共有

続いて、Safariでの閲覧ページの共有です。

エアドロップではSafariでの閲覧ページを共有することができます。今見ているページを共有することができます。

URLのコピーや検索で探していくのは大変なので、エアドロップで簡単に共有できるというのは便利ですね。

エアドロップで上手く接続されない時に簡単な対処法

エアドロップで上手く接続できないこともあります。

エアドロップで上手く接続できないときは、再起動・デザリングのオフ・エアドロップの設定確認といった簡単な対処法があります。

それぞれの対処法を解説していきます。

再起動

まずは、再起動です。

エアドロップが接続できないなどiPhoneの不具合が考えられる場合は、再起動すると改善する場合があります。

iPhoneの再起動はスリープボタンを長押しすれば可能ですが、最近のOSでは設定アプリ>一般>システム終了でも可能です。

テザリングのオフ

続いて、テザリング(インターネット共有)のオフです。

テザリングがオンになっていると、エアドロップを利用することができません。

テザリングをオフにするには、設定→インターネット共有をオフでOKです。

エアドロップの設定確認

大前提としてエアドロップを使うにはWi-Fi(Wi-Fiを拾えなくてOK)・Bluetoothを有効にしておく必要があります。

コントロールセンターもしくは設定アプリからWi-FiとBluetoothが共にオンになっているか確認しましょう。

また、エアドロップは受信しない・連絡先のみ・すべての人の設定を選ぶことができますが、受信しないに設定している場合はエアドロップで共有はできません。

エアドロップを使用する際の注意点

エアドロップを使用する際には注意点があります。

エアドロップの注意点は、バージョンの確認・「連絡先のみ」で設定している場合は送信側の登録必須・双方ともW-iFiとBluetoothをオンにする必要ありということです。

それぞれ解説していきます。

1.バージョンの確認

まずは、バージョンの確認です。

iPhone・Macのバージョンによってはエアドロップを使用することができないので、バージョンの確認をしておきましょう。以下必要なバージョンを紹介します。

  • iPhone・iPad→iOS7以降
  • Mac→OS X Yosemite以降※Mac同士の共有なら古いデバイスも可

2.「連絡先のみ」で設定している場合は送信側の登録必須

続いて、「連絡先のみ」で設定している場合は送信側の登録が必須です。

”連絡先のみ”に設定している場合は、自分の端末に電話番号・メールアドレスが登録されているデバイスにしか共有することができません。

そのため、「連絡先のみ」に設定している場合は共有したい人の電話番号・メールアドレスを連絡先に登録しておかなければいけません。

3.双方ともWi-FiとBluetoothをオンにする必要あり

続いて、双方ともWi-FiとBluetoothをオンにする必要ありということです。

エアドロップでは送る側・受け取る側どちらもWi-FiとBluetoothをオンにしなければエアドロップを利用することができません。

どれか1つでも欠けていればエアドロップを利用することができないので、注意しましょう。

iPhoneの写真は復元ツールで復元できる

エアドロップで受け取った写真を、間違えて削除してしまったということもあるかもしれません。

iPhoneで誤って削除してしまった場合は、写真の最近削除した項目から復元することが可能です。削除した項目からも削除してしまった場合、iCloud・Googleドライブから復元するという方法もあります。

また、iPhoneデータ復元といったサービスもあります。写真をどうしても復元したい場合は、こういったサービスを利用するのもオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?エアドロップでデータを共有しても履歴が残ることはありません。

それを悪用する形でエアドロップ痴漢という猥褻な画像を知らない誰かに送りつけると言う犯罪まがいな行為が横行しているのも現実です。

ただ、知らない人とのエアドロップの共有を拒否するように設定しておけば被害に遭うことはありません。

また、公共交通機関などに乗っている際に明らかに知らない人からエアドロップが送られてきても許可しなければデータが共有されることはないので、最低限の自衛ができるよう参考になれば幸いです。