PC 側の処理能力が不足していると、同期には当然時間がかかってきます。
何年も前の古い PC を使っているという方は、新しい PC への買い替えも 1 つの選択肢です。
(ただし、余程古い PC でもない限り、買い替えによる同期速度の改善はごく僅かでしょう。)
目次
データや iTunes が入っているドライブが不調
同期データや iTunes が入っているドライブに不調があると、データを上手く読み出せず、同期に時間を要してしまうことがあります。
特に注意が必要なのが、 HDD 。
最近多い SSD のドライブは構造上衝撃に強いのですが、 HDD の場合は SSD ほど強くありません。
ちょっとした衝撃や無理な操作による過剰負荷により、ディスクが不調になることも珍しくないので、注意が必要です。
ちなみに、筆者の PC も少し前に HDD が不調になり、 iTunes の動作が不安定になってしまった事があります。
幸い、 HDD 交換で難を逃れましたが、危うく大事な音楽や動画のデータを失ってしまうところでした……。(日頃からきちんとバックアップしときなさいってことですね。orz)
iPad Pro ( 12 inch )モデルなら、 USB 3.0 接続がお勧め。
iPad Pro( 12 inch モデル)は、付属の Lightning ケーブルを使うことで、 PC / Mac 側が対応していれば USB 3.0 の速度で同期が可能です。
こちらの機種をお使いの方は、同期の際に PC / Mac の USB 3.0 ポートにつなげてみると、同期時間を短縮できておすすめですよ。(扱うデータの量によっては、あまり差が出ない場合もあります。)
Mac を使うと早くなる?
以前から WEB 上で都市伝説的に囁かれているのが、「 Windows PC より Mac の方が同期時間が短くて済む」というもの。
確かに、 Mac は iPhone や iPad の存在を前提として設計されているので、同スペックの Windows PC よりも同期が速い可能性は否定できません。
しかし、 Apple はこの件について公式な発言をしていませんし、同期速度はその時の様々な条件によって変動してくるので、一概に「 Mac の方が速い」と断定することは出来ません。
現時点では、あくまで都市伝説的なものと思っておいた方が良いでしょう。
なお、前述のように Mac は iPhone と iPad の存在を前提として設計されているので、メモやカレンダーの同期など、細かい連携作業は Mac の方が快適に使うことが出来ます。
そうした総合的な快適さを重視するのであれば、(予算と環境が許せば) Mac を選ぶのも良い選択でしょう。
まとめ:同期が遅いと言っても、原因は色々。
というわけで、今回は iPhone や iPad と iTunes の同期が遅い症状について、よくある原因と対処方法についてご紹介しました。
一口に「同期が遅い」と言っても原因は様々。この記事がみなさんの「困った!」の解消に少しでも役立てば幸いです。
それでは、快適な Apple ライフを♪
▶︎【失敗しない!】iPhoneの写真をiTunesでバックアップする方法とは?
▶︎iTunesとiPhoneが同期できない?曲が認識できずに消える原因とは?
▶︎【図解】iTunesとiPadの同期が認識されない原因と解決方法とは?