目次
① ドライバーインストール
起動確認に成功したら、コントローラーの設定をする必要があります。使用するコントローラーは、Windowsで認識できる一般的なコントローラーで問題ありませんが、キー配置などがPS2コントローラーに似ているものが望ましいでしょう。使用するドライバーは購入した製品に付属しているものや、メーカーHPからダウンロードできるものを使いましょう。正しく設定しない場合、意味不明な挙動をする場合があります。
ジョイスティックの調整をする
ドライバーをインストールしただけでは正常に動作しないことがあります。デバイスマネージャーからゲームコントローラの設定を開き、ジョイスティックの調整や十字キーの動作確認を行うようにしてください。
純正コントローラーは?
PS2・PS3純正コントローラーも変換アダプタを使えばPCSX2で使用することができます。
② キーアサインする
純正コントローラーの場合もですが、PCSX2でコントローラーを使用する場合はコントローラーのキーそれぞれをゲームのプレイでどのキーに割り当てるかを設定する必要があります。設定→コントローラー→プラグイン設定でキー割り当て設定のウィンドウを開きます。使い方はそれぞれのキーを選び、右のボタンから割り当てるキーを選択します。
このように、それぞれのキーに割り当てられるようになっています。キーの位置などに合わせて設定しましょう。
どこでもセーブ・ロード機能の設定
PCSX2はセーブポイントではなくてもセーブデータを保存できる機能があります。
ゲームをしていてここで保存しないとこの先やばそう!と思うときでも、セーブポイントにたどり着いていないとどうにもなりません。
そんな時、PCSX2には便利な機能があるのです。
保存状態をキャプチャする方法と、前に保存した状態をロードする方法がありますので、きちんと理解しておきましょう。
保存状態のキャプチャ
PCSX2は最大で10個のスロットがあります。
それぞれ異なるセーブ状態を保存できるので、以下のような方法で保存状態をキャプチャしましょう。
- ファイルから状態の保存を選択
- 10個のスロットのうちどれかを選択して保存する
(最大で10、異なる保存状態を記憶させておくことが可能 キーボードショートカットはF1)
PCSX2は英語でどうするか問われるので、以下のような順序で選択してください。
System→File→Save State
するとSave Stateの横にSlot「0」から「10」まで出てきますので、そこから選択して保存します。
この作業を行うことで、PCSX2側にセーブデータを保存することができます。
保存状態をキャプチャできる機能はゲーマーにとって大きな魅力です。
保存状態のロード
前に保存した状態をロードする際に利用する機能です。
セーブやロードしたいスロットを選択し、コンソール画面上で選択したスロットをロードします。
こちらも覚えておけばいざというとき役立つ機能といえるでしょう。
- ファイルから状態のロードを選択
- 以前保存したスロットの中から利用したいスロットを選択
(キーボードショートカットはF3)
保存状態のロードや保存状態のキャプチャは非常に便利な機能ですが、利用した人の意見を聞いてみるとちょっと不完全な部分もあるといいます。
ロードした際にバグとなってしまう可能性が全くないわけではないため、普段通りゲーム内でセーブし、ここは絶対にセーブしたい!と思うとき、これらのシステムを利用するといいでしょう。
グラフィックの設定
ゲームでグラフィックが美しいと気分もぐっと上がりますね。
Play Stationでは2、3・・・と上がるごとにグラフィックの美しさがアップしていますが、Play Station2をPCで使う際にも、グラフィックの設定でより美しい画面を設定できます。
PCSX2では、グラフィックの設定をしっかり行うことでPlay Station3のような画質を実現することも可能です。
グラフィックの設定はグラフィックプラグインの設定で行います。
グラフィックの設定はゲームによりいろいろな変更ができますので、変更の方法など理解しておくとさらにPlay Station2を楽しむことができます。
グラフィックの初期設定
構成からビデオ(GS)、さらにプラグイン設定に移動し、グラフィックの設定を行います。
ちなみにGSdxというのは、PCSX2に用意されているプラグインで6種類あります。
この中から、自分のPCの利用環境にあったプラグインを選ぶことが必要です。
ただ、設定画面の中のGSdx Settingで以下のようにするだけでも、テクスチャが変わり質の高いグラフィックになります。
- Internal Resolution を8x Native
- Anisotropic Filtering を16x
ここで1つ注意点です。
Play Station2のエミュレーションは、ほかのコンソールと比較するとスペックについて要求が高くなります。
グラフィックの設定を行う前に、PCSX2の推奨スペックを今一度確認しておくと安心です。
アダプター
アダプターの初期値は「規定」です。
GSdxが使うグラフィックアダプターを選択できるところで、グラフィックボードをいくつかある場合、使用するグラフィックボードを選択することができます。
ゲームで利用したい高品質なグラフィックカードを選ぶことができるのは大きな魅力でしょう。
アダプターには「SSE2」「SSSE3」「SSE4.1」「AVX」と、4つのバージョンがあり、設定画面は4つとも同じです。
SSEのバージョンが高くなればなるほど、ゲームの処理能力が高くなります。
インターレーシング
インターレーシングの初期値は自動です。
インターレーシングは、ディスプレイの「揺れ」について設定します。
「なし」「自動」のほかに6つのインターレース手法が用意されていますが、どのゲームをするにしても、Autoのままで利用する方がいいでしょう。
( )内に書かれているのは、このモードがどんな効果を持っているか、どんなデメリットがあるかなどが書かれています。
ゲーム中にインターレーシングを変更したい場合、F5キーを押せば切り替えも可能なので、こちらの設定画面で変更するのではなく、ゲーム中、F5で切り替え!という操作を実行する方がいいでしょう。
レンダラー
レンダラーの初期値は自動です。
レンダリングエンジンとして利用するDirectXバージョンのほか、処理をハード、ソフトのどちらで行うのか選択することができます。
ハードウェアではレンダリングにGPUを利用するため処理が高速となるため、通常はこちらを利用するといいでしょう。
描画についてはハードよりもずっと正確であり、この先、ソフトウェアでのレンダリングで十分な速度が出せるようになるのでは?と期待されています。
高いスペックのパソコンを持っている方であれば、D3D11 も洗濯可能です。
PCSX2の特徴
エミュレーター「PCSX2」の特徴について紹介します。メリットもありますが、デメリットもあるのでよく確認してから導入してください。
PS2の800タイトル以上が動作確認済み
「PCSX2」は、エミュレータの中でも再現性と相互性が高いので、動作しないソフトの方が少ないと言われています。そのため、「PCSX2」ではPS2の800以上タイトルの動作が確認されており、ほとんどのソフトが正常に動作します。
日本語化にも対応している
エミュレータは日本語対応のソフトが少ないです。そのため、有志の方が作成したエミュレーター日本語化を使わなければいけませんでしたが、「PCSX2」の場合は、公式で日本語対応となっています。
起動するまでに行う作業が複雑
標準で日本語対応となっている「PCSX2」は、設定項目に迷うことはないのですが、PS2からBIOSを吸い出したり、ゲームによっては各種のプラグインを変更するなどの専門知識が必要となります。起動するまでが少し大変ですが、「PCSX2」は再現性と起動率ともに、エミュレータの中でも最高クラスの性能を持っています。ネットプレイも可能なPS2エミュレータは「PCSX2」のみとなっているので、最初は起動までの作業が大変ですが、徐々に慣れていけば問題なく起動ができます。