スマホが強い磁気を発する磁石の製品の近くにあるときには、画面の表示が乱れがちになる可能性があります。
日常生活をしていてそんなに強い磁力を発生する製品の近くに行くことは少ないとは思いますが、外出していてスマホの画面が乱れたときには近くに強い磁気を発生するものがあると考え、その場から離れたほうがいいでしょう。
目次
内蔵スピーカーやレシーバー、イヤホンジャック、マイク音声へのノイズ
スピーカーやマイク音声へのノイズは磁気の影響の可能性があります。
近くに磁石がある場合には遠ざけるなどしたほうがいいでしょう。スマホケースなどに使われる磁石は影響を受けることが少ないものの、イヤホンジャックの接続部分が磁気を帯びてしまうこともあるでしょう。
ノイズが気になる場合には音の大きさを変えながら再生することで改善する可能性があります。
磁石内臓のアクセサリーによってスマホのカメラにも影響が
iPhoneのカメラはどのような状況下でも美しく撮影ができるようになっていますが、レンズのセンサーは磁場に影響を受けるため、センサーが無効化するなどの症状が起きます。
こういった場合には磁石が内蔵されたスマホケースを取り外してから撮影をするといいでしょう。
詳しく知りたい場合にはこちらの公式サイトから情報を見ることができます。
スマホの磁器対策グッズを利用しよう
スマホに磁石が影響しないように、磁石に対応できる対策はあるのでしょうか。
スマホは磁器によって一時的おかしくなったりする程度かもしれませんが、クレジットカードなどは利用できなくなることもあります。
こうしたスマホ以外、磁力の影響を受けるものについても、対策できるグッズがあれば便利です。
そんな対策として知ってほしいのが、電磁干渉防止シートやICセパレータグッズです。
電磁気干渉防止シート
スマホもそうですが、交通系のICカードを利用されている方の中には、スマホの磁石によって利用できなくなってしまった・・などの経験をお持ちの方もいるでしょう。
そんな時には、電磁気干渉防止シートを1枚、利用するだけで保護できます。
電磁気干渉シートをスマホと交通系ICカードの間に1枚から2枚、挟んでおくだけです。
電磁気干渉防止シートは、100円ショップでも購入できるので、見つけたら購入しておくといいでしょう。
利用の際には、カードと電磁気干渉防止シートがピッタリ重なるように入れるのが大切です。
ずれてしまうと効果がなくなってしまいます。
ICセパレーター
ICセパレーターは、交通系ICカードと社員証など、読み取り方式が同じタイプのカード同士を利用している場合に使えるグッズです。
読み取り方式が同じタイプのカードを重ねて利用する場合、電磁気干渉防止シートが通用しなくなります。
ただし、ICセパレーターの中には利用できないカードもあるため、必ず商品説明を読み利用できるかどうか確認することが必要です。
ICセパレーターはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどネットショップでも販売されていますし、ホームセンターなどでも購入できます。
スマホのケースポケットにこうした読み取り方式が同じタイプのカードを重ねて入れていて、利用できなくなった・・・という方は、ICセパレーターの利用がおすすめです。
電磁気干渉防止シートとICセパレータの使い分けについて
電磁気干渉防止シートもICセパレーターも、干渉防止のために作られたものです。
干渉防止に作られたものですが、干渉を起こす対象が違うため、どういうカードを利用するのか?それによって利用するグッズを考えなければなりません。
どの組み合わせでも磁気を遮断してくれるのはICカードですが、100円ショップで購入できる電磁気干渉防止シートと比較すると値段が高いです。
以下、利用できる対象と値段について参考にしてください。
電磁気干渉防止シート | ICセパレーター | |
交通系ICカードと社員証等 | 防止不可 | 防止可能 |
スマホと交通系ICカード | 防止可能 | 防止可能 |
交通系ICカード2枚 | 防止不可 | 防止可能 |
値段 | 安い | 高い |
ただ利用の仕方によっては防止できる物であっても防止できないことがあるため、絶対に防止できるとは言い切れません。
絶対に影響しないようにするためには、カード類とスマホを近づけない、カード同士を一緒に保管しないことが必要です。
iPhone12のMagSafe:スマホは大丈夫でも周辺に影響
AppleはMagSafeというアクセサリーを販売しています。
MagSafeシリーズにはiPhoneに磁石でつけることができるポケット(ウォレット)、ワイヤレス充電器、ワイヤレス充電器に対応したケースなどがあります。
財布を持たなくてもiPhoneにクレジットカードなどを入れたウォレットをつけておけば気軽に外出できるでしょう。
ただiPhoneには何の影響がなくても、ほかのものに影響はあるのか心配ですね。
機械式時計に近づければ時間が狂うことも
機械式時計を使用している人には常識ですが、磁石を近づけたりすることで時刻の表示に狂いが生じたり、それが続くと時計自体の破損に繋がる恐れがあります。
クォーツ時計には何の問題もありませんが、機械式時計を持っている人はなるべく磁石などに近づけないほうがいいでしょう。
とはいえ、スマホを使わないことはできないので、そういう場合には時計を外す、時計をしている手ではスマホを操作しないほうがいいと思います。
特にマホのスピーカーやタブレットの磁石内臓のケースには近づけないようにすることが重要です。
磁気カード類にはやはり影響
MagSafeは磁石を使用し充電などをでき線を必要としないため、利便性が高いという点で今後こういった製品がどんどん出てくる可能性があります。
スマホに直接取り付けることができるウォレットには、シールド機能があることで、気の影響を受けることは少ないでしょう。
それでも心配な場合には電磁場防止のカードを一緒に入れておく、電磁場防止のシールなどを貼るなどしておけば安心です。
磁石以外も危険!スマホ故障につながる意外な原因
実際に磁石を持ち歩いている人は少ないと思いますが、磁気以外でスマホに不具合が起こることがあります。
大切なスマホの故障を防ぐために日常生活でどのようなことに気をつければいいのかを考えていきましょう。