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Xi通話量とは?ドコモの覚えがない高額料金が明細にあるとき

Xi通話料・他の携帯料金になっている場合は、現在のプランから別のプランへ変更することで、大幅に料金が節約できることがあります。

「カケホーダイプラン」や音声オプションへの加入は、通話の多い人にはお得なサービスです。現在契約しているプランを見直してみましょう。

現在の主なプランは「ギガホ・ギガライト」の2種類

Xi(クロッシィ)の新規受付は終了しています。

現在NTTドコモで提供されている主なプランは「ギガホ」「ギガライト」の2種類です。それぞれの内容は以下の表の通りとなっています。

ギガホ月額料金定期契約無し7,865円
定期契約有り7,678円
データ量30GB
Xi通話料(国内)

30秒あたり22円

家族間無料

SMS送信料国内SMS1回あたり3.3円~
国際SMS1回あたり50円~

 

ギガライト月額料金定期契約無し~7GB6,765円
~5GB5,665円
~3GB4,565円
~1GB3,465円
定期契約有り~7GB6,578円
~5GB5,478円
~3GB4,378円
~1GB3,278円
データ量7GB
Xi通話料(国内)

30秒あたり22円

家族間無料

SMS送信料国内SMS1回あたり3.3円~
国際SMS1回あたり50円~

主な違いは利用できるデータ量となっています。「ギガライト」はデータ通信をあまり行わない方向け、「ギガホ」はデータ通信をよく行う方向けのプランとなっています。5G回線を利用する場合、別途ギガホ5G・ギガライト5Gプランが存在します。また、ギガホ・ギガライト共に音声オプションに加入することができます。

オプション名月額料金Xi通話料
かけ放題オプション1,980円国内通話かけ放題
5分通話無料オプション880円

国内通話5分以内無料

(超過分は利用プランXi通話料に準ずる)

シンプルプランの場合は旧プランへの変更可能!

現在シンプルプランで契約している、という場合でも、「My docomo」より「カケホーダイプラン」「カケホーダイライトプラン」への変更が可能です。カケホーダイプラン・カケホーダイライトプランの内容は以下の表の通りです。

カケホーダイプラン月額基本料金定期契約有り2,970円
定期契約無し4,620円
FOMA・Xi通話料(国内)無料
データ通信料パケットパック加入パックにより異なる
パケットパック未加入

FOMA:パケットあたり0.088円

Xi:KBあたり0.66

SMS送信料国内SMS1回あたり3.3円~
国際SMS1回あたり50円~

 

カケホーダイライトプラン月額基本料金定期契約有り1,870円
定期契約無し3,520円
FOMA・Xi通話料(国内)

5分以内無料

5分超過分:30秒あたり22円

データ通信料パックにより異なる
SMS送信料国内SMS1回あたり3.3円~
国際SMS1回あたり50円~

なお、「シンプルプラン」「カケホーダイプラン」「カケホーダイライトプラン」から現行の「ギガホ」「ギガライト」には変更できません。

また、docomoの端末を使っていて「格安SIM」へ移行することを考える場合、「SIMロック解除」が必要になる端末もあるので注意しましょう。

サブブランド「ahamo」のメリット・デメリット

2021年3月からサービスが開始された、docomoのサブブランド「ahamo」に関して、メリットとデメリットを見ていきましょう。

ahamoのメリット

docomoのサブブランド「ahamo」は、格安SIM並みの料金設定でありながら、スマホ回線としては最も安定しているdocomo回線が使える点に最も大きなメリットがあると言えるでしょう。

利用者にとってメリットとなる点をいくつかピックアップしていきます。

【メリット】①ランニングコストが安い

まずは何と言っても「2970円(税込み)」で、実に20GBもの容量が使えることが、これまでになかった点です。料金プランはこれ1つのみであり、通話も「5分以内無料通話」オプションが最初から組み込まれています。

家ではWifi接続中心という方などには容量は十分で、ランニングコストに優れたプランだと言えるでしょう。

【メリット】②docomo回線を使えるので速度が速い

そして格安SIMではdocomo回線を「借りる」形で提供することで安値を実現していましたが、「ahamo」はdocomo回線そのものを使用しますので、速度が速く極めて安定しています。

ネットが混みあう時間帯には、実際の速度が落ちるSIMが多いのですが、「ahamo」であればdocomo契約と全く同等の速度が期待できるので「速い」と言えるでしょう。

【メリット】③5Gに対応している

また時代に即した対応として、「ahamo」は5G回線へ対応しています。対応エリアの問題や、端末が5G対応かどうかにはよりますが、料金設定が安いから5G非対応ということがありません。

その分「3G」には非対応なので、山岳地帯などで多くスマホ利用する特殊な事情の方のみ、注意は必要です。

【メリット】④利用期間の縛りや解約金がない

電気通信事業法の改正から、キャリア各社も格安SIMでも、利用期間の縛りや高額な解約金の設定は激減しました。この「ahamo」では、それら「縛り」も「解約金」も、一切の制限事項がありません。

いつでも他社へ移行できますので、契約時にそれらを気にする必要が全くなくなりました。

【メリット】⑤手続きがオンラインで完結できる

また「ahamo」の手続きは、全てが「オンライン」で完結します。ショップへの来店などは一切不要で、時間のロスが大幅に短縮できる点はメリットと言えるでしょう。

【メリット】⑥海外でも使える

そして地味に、しかし他社とは大きな差別化になるサービス要素に、特別な手続きや追加料金なしで、海外の多くの国でもそのまま使えることが挙げられます。

実に80か国以上の国で、そのまま使えることは海外旅行好きな方には非常に大きなメリットとなるでしょう。但し、15日以上の利用では速度制限が行われることがあります。

ahamoのデメリット

では「ahamo」を利用する、デメリットにはどんなことがあるのでしょうか。これはメリットの「裏返し」的な要素も多く含まれ、利用者の年齢層や利用頻度、知識などに左右されます。

【デメリット】①実店舗では非対応

「ahamo」が通常のdocomoの契約と違う最も顕著な点は、実店舗(ドコモショップ)では、一切非対応である点でしょう。これは「ahamo」のコストカット実現には、どうしても必要なことだったと思われます。

全ての対応は「チャットのみ」となりますので、普段からショップが頼りな高年齢層にとっては大きなデメリットとなります。逆にチャットで十分というスマホ世代には、デメリットにならないことかもしれません。

【デメリット】②キャリアメールが使えない

キャリアメールをずっと使い続けているユーザーにとって、これが全く使えなくなることもデメリットと言えるでしょう。少なくとも最近までガラケー派だった方には、辛い点かと思われます。

反面、とっくに「gmail」オンリーで運用している方にとっては、全く障壁にならない点でもあります。

【デメリット】③留守電のサービスがない

通話において「留守電」のオプションがないということも、デメリットになる場合があります。但しこれはお使いの端末に「留守ボイス」機能が付帯していれば、カバーできる内容かもしれません。

そして「転送電話」のオプションも存在しませんので、それまでの使い方次第では不便を感じる方はいるでしょう。

【デメリット】④未成年は契約できない

「ahamo」では、未成年の契約が一切できません。つまり19歳以下の大学生の方などが「ahamo」契約を締結するには、保護者名義での契約が必要となります。

【デメリット】⑤購入できる端末が少ない

また「ahamo」では購入できる端末の種類が、他のキャリアと比べて少ないという点もあります。そもそも「ahamo」では、概ね2013年以前の端末だとほぼ使えません。

端末選びの自由度は狭くなっていますが、iPhoneを筆頭によく選ばれる機種は購入できます。その他端末への対応状況に関しては、公式サイトをよくご覧になって下さい。

【デメリット】⑥様々な割引サービスが使えない

家族揃ってdocomoユーザーだった場合など、適用できる割引も多くありました。これを「ahamo」に変更することによって、適用される割引サービスが減ることがあります。

家族間で「シェアパック」などの契約にして、トータルの容量をうまく使っていたような方では不利になることもあり得ます。「ahamo」は1つの契約種別しか提供しないため、元々がdocomo契約の方は慎重に調べた方がいいでしょう。

まとめ

Xi(クロッシィ)通話料について解説しました。

Xi通信料とはなにか、高額請求の原因や新旧プランの内容についてもご紹介しました。3大キャリアのひとつであるドコモ回線を利用している人は多いですが、思わぬ高額請求に繋がらないよう、一度プランやスマホの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

また、格安SIMキャリアや、docomoのサブブランド「ahamo」などへ乗り換えると、さらに携帯料金は安くなるので、検討することをおすすめします。