iCloudミュージックライブラリ機能は、Apple musicの音楽をさまざまなデバイスで同期できる便利なものです。しかし、iCloudミュージックライブラリをオフにしたいと、考えているユーザーも多いようです。
そこで本記事では、iCloudミュージックライブラリをオフにする手順と、その際に考慮すべき注意点などを詳しく解説していきます。デバイス間の同期を停止し、音楽ライブラリの管理方法を変更する前に、これらの情報を確認しておくことをおすすめします。
目次
iCloudミュージックライブラリとは?
iCloudミュージックライブラリとは、Appleの音楽サービスであるApple MusicやiTunes Matchのユーザーが利用できる機能です。iCloud musicライブラリの機能を使うと、お気に入りの音楽コレクションをiCloud上に保存できます。
iPhone、iPad、iPod touch、Mac、PC、またはApple TVなど、複数のデバイスで音楽コレクションを共有できるようになります。
iCloudミュージックライブラリの機能をオフにすると?
iCloudミュージックライブラリの機能をオフにすると、さまざまな影響が考えられます。iCloudミュージックライブラリの機能がオフになると、デバイス間の同期が停止され、他のデバイスで変更された箇所が反映されません。
さらに、プレイリストや追加した曲にアクセスできなくなったり、自身でアップロードした曲が他のデバイスでアクセスできなくなってしまいます。しかし、iCloudミュージックライブラリをオンにすると、再度同期され内容が更新されます。
さまざまなデバイスでApple musicを利用している場合は、データが混同する場合があるので注意が必要です。iCloudミュージックライブラリをオフにする前に、メインで利用するApple musicデータをバックアップしておきましょう。
【iPhone/iPad編】iCloudミュージックライブラリをオフにする方法
iPhoneやiPadでiCloudミュージックライブラリをオフにするには、以下の手順で行えます。
まずは、設定アプリを開いていきましょう。
設定画面が開いたら、画像の ミュージックを選択していきます。
ミュージックのメニューが開いたら、ライブラリーの項目にある「ライブラリ同期」の、アクションボタンをクリックしてください。
アクションボタンをクリックしたら、ライブラリの同期をオフにするか確認が出るので、「オフにする」をクリックしましょう。
ライブラリの項目が全て消え画像のような状態であれば、iCloudミュージックライブラリをオフにする設定が完了です。
【PC編】iCloudミュージックライブラリーをオフにする方法
iPhoneやiPadのように、PCを利用してiCloudミュージックライブラリをオフにすることができます。MacやWindowsによっても手順が異なるので、以下で順番に紹介していきます。
お使いのPCに合わせて、以下の手順を参考にしてください。
Macの場合
- Apple Musicアプリを開く
- メニューバーの”ミュージック”をクリック
- 環境設定をクリック
- 一般タブにある”ライブラリを同期”をオフにする
Macでも古いOSを搭載している場合は、Apple MusicアプリではなくiTunesを利用する可能性もあるので注意しましょう。
WindowsPC(iTunes)の場合
Apple MusicアプリはApple製品の専用アプリで、WindowsではiTunesを使って使用します。そのため、iTunesをインストールしておきましょう。
- iTunesを起動する
- メニューバーから”編集”>”環境設定”と進める
- 一般タブをクリック
- iCloudミュージックライブラリをオフにする
iCloudミュージックライブラリが表示されない理由
iCloudミュージックライブラリが表示されない原因として、以下の4つの原因が考えられます。
- iCloudミュージックライブラリの設定
- Apple music/iTunes Matchのサブスクに未加入
- Apple IDの確認
- システム不具合やインターネット接続の問題
それぞれ簡単に紹介していくので、iCloudミュージックライブラリが表示されない人は参考にしてください。
iCloudミュージックライブラリの設定
iCloudミュージックライブラリが表示されないのは、有効にするための設定がオフになっている可能性があります。iCloudミュージックライブラリの設定を確認し、必要に応じて有効にしてください。
iCloudミュージックライブラリの設定をオンにすることで、表示されるようになります。それでも、iCloudミュージックライブラリが表示されない場合は、別の原因が考えられます。
Apple Music/iTunes Matchのサブスクに未加入
iCloudミュージックライブラリは、Apple MusicまたはiTunes Matchのサブスクリプションに加入しているユーザーに提供される機能です。どちらのサービスにも加入していない場合は、iCloudミュージックライブラリのオプションが表示されません。
そのため、iCloudミュージックライブラリは使用できないことになります。
Apple IDの確認
iCloudミュージックライブラリが表示されない原因として、Apple IDに何か問題が生じている可能性があります。iCloudミュージックライブラリを使用するためには、Apple MusicまたはiTunes Matchに登録しているApple IDでデバイスにサインインしている必要があります。
しかし、Apple IDにログインしていなかったり、別のApple IDを使用しているとiCloudミュージックライブラリは表示されません。
システムの不具合やインターネット接続の問題
iOSやmacOS、または関連する音楽アプリケーションに一時的なバグや不具合がある場合、iCloudミュージックライブラリが正常に機能しないことがあります。また、iPhoneがインターネットに正しく接続できなかったり、接続に問題がある場合には、iCloudミュージックライブラリにアクセスできません。
iPhoneを再起動してみて、不具合やインターネットに接続されるか確認してみてください。
iCloudミュージックライブラリ機能をオフにする場合の注意点
iCloudミュージックライブラリをオフにするには、いくつか注意する必要があります。以下の表にまとめましたので、参考にしてみてください。
注意点 | 内容 |
デバイス間の同期が停止 | iCloudミュージックライブラリをオフにすると、デバイス間の音楽ライブラリ自動同期が停止します。これにより、一部のデバイスには最新の曲やプレイリストが反映されなくなります。 |
データのアクセス制限 | iCloudミュージックライブラリ内の曲やプレイリストは、オフラインでダウンロードしたものを除き、アクセスできません。特にApple Musicのサブスクリプションを通じて追加した曲が、アクセスできなくなるので注意しましょう。 |
ダウンロード音楽 | すでにダウンロードした音楽は引き続き利用できます。しかし、iCloudミュージックライブラリを介して同期された新しい音楽は、ダウンロードすることはできません。 |
バックアップの必要性 | iCloudミュージックライブラリをオフにする前に、重要な音楽データはバックアップしておくことが必要です。万が一データが損失してしまう前に、大切な音楽コレクションを保存しておきましょう。 |
iCloudミュージックライブラリのオン・オフどっちがおすすめ?
iCloudミュージックライブラリをオンにするかオフにするかは、利用状況やニーズによって異なります。以下に、iCloudミュージックライブラリのオンとオフにした場合のメリットをそれぞれ紹介します。
●iCloudミュージックライブラリの機能をオンにするメリット
- さまざまなデバイスを利用してプレイリストや音楽を共有できる
- Apple IDで利用しているデバイスであれば、どの端末からでもアクセス可能
- ダウンロードした曲やプレイリストなどのデータが、iCloudに保存され保護される
●iCloudミュージックライブラリの機能をオフにするメリット
- デバイス毎に音楽を個別で管理できる
- iCloudに自動同期されるので、iCloudミュージックライブラリをオフにすることでデータ使用量を抑えられる
以上のことを踏まえて、iCloudミュージックライブラリをオンにするかオフにするか考えてみましょう。
まとめ
本記事では、iCloudミュージックライブラリをオフにする方法や、オフにする注意点を詳しく解説してきました。iCloudミュージックライブラリをオフすると、デバイス間の同期が停止しデータの共有ができなくなります。
重要なデータのバックアップやサブスクリプションの状況確認など、iCloudミュージックライブラリの機能をオフにすることでさまざまな影響があることを理解しましょう。iCloudミュージックライブラリの機能をオフにするには、慎重に考え設定を変更することをおすすめします。