「Googleによる電話番号の確認」のSMSが着信しても、特に何もしなくていいことを前述しました。
しかしあまり見慣れないようなSMSが着信した場合には、そのことで不安を感じることも多いかと思われます。
以下では「Googleによる電話番号の確認」の安全性を確認するための、チェックすべきいくつかの方法を紹介します。
目次
URLの展開や検証を行う
前述しましたが「Google」に酷似していて、見落としそうな「似せたURL」が怪しいことを紹介しました。こうしたケースでは、URLを注意深く見ることで詐欺の危険を回避できるでしょう。
しかし「goo.gl」などの短縮URLだった場合は、元のURLがわからないので確認する手段がわからなくなります。そこで有効に活用できるのが、短縮URLの展開サイトです。
以下にリンクしたサイトを利用しますと、短縮される以前のURLが表示されます。「Googleによる電話番号の確認」での添付URL「goo.gl」のようなURLを見つけた際には調べてみましょう。
Googleのセキュリティ診断サービスを活用する
Googleの「セキュリティ診断サービス」は、現在のGoogleアカウントへログインしている端末の情報と、ログイン最終時間を参照することができます。
ログイン中となっている「端末一覧」に、もしも見覚えのないデバイスがあった場合は、アカウント乗っ取りの可能性があるので速やかにパスワード変更を行うことをおすすめします。
送信元の電話番号の情報を調べる
知らない電話番号から電話がかかってきたときに、その番号に関する情報を収集した専用サイトが存在します。これらは普通にGoogle検索で電話番号を調べますと、上位に出てきます。
サイト上には口コミ情報の投稿として「運送会社からの電話」、「資格学校からのしつこい勧誘電話」など細かい内容が掲載されていることがよくあります。
しかしGoogleからのSMSでは、050や070からの電話番号で検索しても、口コミ情報には「詐欺だ」・「詐欺ではない」と2極分化していて参考にならないケースもあります。
Googleによる電話番号の確認がくるタイミング
通知されるパターンを知ることは、本物と詐欺とを区別するのに役立ちます。
「Googleによる電話番号の確認」というSMSメッセージは、以下のタイミングで届くことが多いようです。
- パスワードを再設定したとき
- 2段階認証を登録したとき
- アカウント作成時の確認コードの送信
- ログインしたことのない端末や場所からログインを行うとき
さまざまな場面でGoogleからメッセージが送られてきますが、その多くが、なにかしらの「本人確認が必要なアクションをこちらがとったとき」です。
スマホなどで何もしていないタイミングでメールが届いたときは、疑った方がいいかもしれません。
パスワードを再設定する場合
Googleアカウントへ電話番号の紐づけを登録しておけば、パスワードを失念したときに再設定することが可能です。
パスワードの再設定を行う際に、アカウント確認としてSMSに「パスコード」が書かれたメッセージが送信されてきます。
2段階認証を登録した場合
Googleアカウントでは、高度なセキュリティとして「2段階認証システム」が導入されています。
2段階認証とは、メールアドレスとパスワードに加えて、「パスコード」と呼ばれる6桁の数字を入力することでログインができるようになる厳重なシステムです。
このパスコードはSMS上で通知されてきます。お使いの端末によっては、Gメールへと通知されることもあります。