スロットでは、様々な専門用語を使われることが多々あります。
こうしたの専門用語や関係性を理解するのはやや難しいのではないでしょうか?
これらの専門用語の意味を知らないと、損してしまうこともあるので、きちんと理解を深めましょう。
ここでは、以下の専門用語の意味について解説をします。
- スロットの設定変更とは
- スロットの据え置きとは
- スロットの打ち直しとは
- スロットのリセットとは
では、それぞれについて詳しく見ていきます。
目次
スロットの設定変更とは
設定変更とは、スロットマシンの各種設定を変更することです。
一般的にパチンコ店の営業を終えた後、店長や主任がパチスロの台を開き、鍵を差し込むなどの特殊な操作を行い、設定変更を行います。
現在の設定が4であれば、5以上の設定を「上げる」といい、反対に3以下の設定にすることを「下げる」といいます。
現在の設定にしてするのが「据え置き」です。
スロットの設定変更の仕方は?
通常は、店舗の人以外が設定変更をすることはありませんが、参考までにどのような手順で設定変更が行わているのかについて紹介をします。
【パチスロの設定変更手順】
(1)電源をOFFにします。
(2) 設定キーを刺して横に回す。
(3)電源をONにします。
(4) 設定変更ボタンを押し、設定したい項目を設定。
(5)レバーをたたく
(6) 設定キーを縦に回し、設定キーを引き抜く。
スロットの据え置きとは
スロットの据え置きとは、スロット設定の変更を一切行わないことをいいます。
パチンコ店が閉店した後、開店する前に電源を切り、再度立ち上げるだけで設定はそのままです。
データカウンターは0になりますが、ゲーム数から天井までの設定も変更となりません。
スロットの打ち直しとは
スロットの打ち直しとは、パチスロの設定を再度同じ設定にすることを意味します。
設定1→設定1
設定4→設定4
といった感じになります。
なぜ行うのか?
パチンコ屋さんは、お客さんを惑わそうとします。
設定変更の痕跡を残しながら、実は同じ設定であることでお客様を惑わせるのです。
これがなかなか巧妙で、一番わかりにくいのは、設定変更の痕跡をたどっていくと、実はこれまでと同じ設定であることがわかることです。
くれぐれも騙されないようにしてください。
スロットのリセットとは
スロットのリセットとは、設定の変更と同じ意味です。
言い換えれば、設定変更も打ち直しもリセットを意味します。
人により捉え方や 呼称は異なりますが、このような理解で問題ないでしょう。
設定変更の恩恵狙いをすることを「リセット狙い」といいます。
スロットのラムクリとは
スロットのラムクリは、ラムクリアの略称です。
元の状態の記憶を完全に消去し、初期状態に復帰させることです。
単純に「リセット」ともいいます。
パチンコ・パチスロ機は、電源を切っても前の状態を記憶しています。
パチンコ機の場合、確変、潜伏確変、時短の項目が該当し、パチスロ機の場合は、ART、RT、内部状態(高確、低確)等です。
なぜ行うのか?
第一の理由は、何らかのバグが発生した時の対応として実施されます。
スロットもマイコン制御で動作するものですから、バグが発生することがあるようです。
こういったバグもラムクリで復旧する事もあるので、このような時にラムクリが行われることになります。
第二の理由は、天井までのゲーム数を少なくするためです。
打ち直しと同じように捉えられがちですが、機種によっては打ち直しをしても天井がリセットされない機種もあるために、ラムクリによって天井のリセットをするケースがあります。
遊タイム機種のラムクリア
遊タイム搭載機種が登場し、これを狙ってやってくる人たちのことを「ハイエナ」と呼ぶなど、人気の高い機種となっています。
人気が高いからこそ、遊タイムに突入する台を狙うのは難しいのです。
朝早くに前日から据え置かれている台を見つけるのは、なかなか難しいのですが、遊タイム機種の中でもラムクリアされていない台を見つけるポイントを紹介します。
遊タイム機種とは
遊タイム機種というのは、パチスロの天井と呼ばれる状態に似ているものといわれることもあります。
簡単にいってしまうと、一般的な大当たりと呼ばれる確率中で、規定回転数になったら時短に入るという機能です。
パチスロの天井と呼ばれる状態では、ボーナス等がありますが、はまると時短になるのですから、それだけでも儲けと思う人が多いでしょう。
こうした機種は2020年以降に登場したのですが、2019年、日工組みの内規が変更されたことで始まりました。
時短突入タイミング
- 低確率中で規定拝趨の図柄変更後
- 低確率中の特定図柄表示後
このうち、低確率中の特定図柄表示後の場合、大当たりしなければ・・・ということではなく、いきなり時短に突入できることが特徴となっています。
玉を減らすことなく遊技できるのは嬉しいことです。
データチェックは重要
遊タイム機種が登場し、遊タイムになるのではないか?と思われる機種を探すことが難しくなっていますが、それでも朝1番にお店に行き、前日から据え置かれていいる台を見つけようと頑張っている人もいます。
遊タイム機種をラムクリしているかどうかチェックするためには、「データチェック」が重要です。
行きなれているいつものお店なら、前日、最終回転数をチェックしていればいいのですが、初見のお店の場合は、ラムクリしているかどうかデータで見極めるしかありません。
チェック方法は以下です。
- 2日以上前の日のデータをチェック
- 翌日朝1番の回転数で遊タイムに入っているかを確認
ただしこの方法でも、データ公開を制限しているお店や朝1番で遊タイムに入ると決めている場合、見抜くのは難しいです。
データで見抜くの難しいのですが、ホールにいかなくてもスマホでチェックできることなので、しておいて損はないでしょう。
客層のチェック(プロがいるとラムクリしていない?)
データをチェックしてもわからず、いってみるか!とお店に場合、並んでいるお客さんの層を確認します。
この人、プロっぽいな・・と思う人が多い場合には、ラムクリされていない可能性が高いと考えていいでしょう。
店の前では抽選を行い入店することとなりますが、プロっぽい人が多いと感じる場合、シマ図チェック、時短ルートなどを見極める必要があります。
これも、ライバルたちから一歩前に行くために重要なことなのです。
初見のお店では、シマ図から台番号を見ることもできないため、常連客にいい台を取られてしまうこともあります。
ねらい目が40台クラスであれば、そのルートでシマに入ればいいのか、これも重要な要素です。
最後にランプチェック!
台を決めてからランプのチェックをすることも忘れずに行いましょう。
朝1番のランプによって、前日からリセットしているなと判別できるのです。
近頃は機種名とラムクリ判別など、インターネットの検索によって調べることもできます。
インターネットで調べたラムクリランプをチェックし、リセットされていないかどうか確認してから打ち始めましょう。
こうすることで初見のお店でも遊タイム据え置き台を見つけて楽しむことができるかもしれません。
ラムクリするお店が多くなっているので、なかなか初見のお店で遊タイム機種を見つけることは難しいのですが、何もしないよりは確率も高くなります。
パチンコ店では毎日ラムクリするのか?
そもそもパチンコ店はどのお店も、全台に対してラムクリやリセットをしているのでしょうか。
パチンコファンとしてはラムクリしてない台も取っておいてよーといいたくなると思います。
リセットやラムクリについて、また潜伏確変や天井の宵越しを狙いたい!ということも可能なのか、調べてみました。
基本的に毎日ラムクリしている
基本的にパチンコ店ではほとんどのお店が閉店後に、パチンコ台、スロット台の電源を落とします。
パチンコ台の電源をそのままにしておけば、電気代がバカになりません。
大規模店舗など、かなりの金額になるでしょう。
遊技台問うのは思ったよりもずっと熱を出していて、パチンコ台のメンテナンスをする人に聞くと、台を開けて熱気を感じるというくらいです。
私たちがパチンコを楽しんでいる時間帯というのは、エアコンが効いているので暑い・寒いと感じることもありません。
しかし閉店後、節約のためにエアコンを切って作業路すると夏などは遊技台の熱気でものすごく暑いそうです。
また遊技台が原因で火災になった・・ということになっては大変なので、電源を落とすのが基本といわれています。
パチンコ台やスロット台の電源は、シマ単位などで電気回路が分かれているため、シマ、列ごとの単位でブレーカーを落とすことができるのだそうです。
高確率・潜伏状態も毎日ラムクリする
パチンコ台のリセットは本来、リセットボタンのことを指していると思いますが、実際には、リセットイコールラムクリという意味で使っていることが多いといいます。
パチンコを楽しむ皆さんにとって、エラー対応のリセットボタンのことではなく、確変や時短、回転数の宵越しがあるのか?ということを知りたいのですよね。
ラムクリイコールリセットという意味で考えると、一般的に閉店まで取りきれずに残った確変・時短については、ラムクリしています。
パチンコ台のほかにスロットのATなども同じです。
遊技台はその状態を残しておくためのメモリがあり、電源を落としただけでは情報が残ります。
これを初期化して、確変や時短情報がない初期状態に残すのがラムクリです。
そんなことしないで残しておいて!という声が聞こえてきそうですが、これを残しておくと、昔あったモーニングサービス的な状態と判断されることがあるため、必ずラムクリします。
天井狙いは回転数のラムクリをしない店もある
必ずラムクリするなんて聞くとがっかりしてしまいますが、パチンコの天井狙いについては、回転数をラムクリしないお店も存在しています。
遊タイムなど天井機能に似た機能が搭載された機種について、ラムクリしないお店があるのです。
回転数のリセットを行わずにそのまま残してあるため、データの宵越し状態で翌日打つことができ、天井が狙える機種となります。
天井が近くなるといよいよラムクリするようですが、それもこれもかまわず全台数ラムクリするということはありません。
ただし、確変落としとは違い台の状態は通常で、天井の遊タイムは「時短」です。
次回絶対に大当たりするという保証もないため、ラムクリしなくてもお店としては問題ないと考えているようですね。
まとめ
今回は、ラムクリア(ラムクリ)とは?リセットや打ち直しの違いは?ということについて解説をいたしました。
整理すると
・設定変更とは、スロットの設定を変えること
・据え置きとは、スロットの設定を一切変更しないこと
・打ち直しとは、同じ設定に変更することです。
・リセットとは、スロットの設定を変更することと再プレイすること
・ラムクリアとは、保存されている情報を消去し初期化すること
これからパチスロをはじめる方、潜伏狙いをしていくという方は是非参考にしてみてください。