「svchost.exe」の使用率がなかなか低下しない場合は、「Background Intelligent Transfer Service」機能を停止させてみましょう。「Background Intelligent Transfer Service」は、Windowsに元からついており、自動更新に主に使われている機能。無効化したい場合は、以下の手順を踏みましょう。
- 「Windowsマーク」を選択
- 「タスクマネージャー」をクリック
- 「サービス」を選択
- 「サービス管理ツール」を選択
- 「Background Intelligent Transfer Service」を選択
- 「停止」を選択
目次
【手順12】Delivery Optimizationの無効化
「Delivery Optimization」も「svchost.exe」に負担をかけている原因かもしれません。「Delivery Optimization」は、ダウンロードしたソフトウェアを他のデバイスに送信するサービスです。「Delivery Optimization」を停止させたい方は次の手順を試してみてください。
- 「サービス」を開く
- リストから「Delivery Optimization」を選択
- 「サービスの状態」を確認
- 「停止」にする
- 「OK」を押す
【手順13】Service Host: Local Systemの無効化
「svchost.exe」に負担がかかっている場合に有効な13番目の対処法は「サービスホスト:ローカルシステム」機能を停止させることです。システム無効化までの手順は以下の通りです。
- 「タスクマネージャー」を選択
- 「プロセス」を選択
- リストの中から「サービスホスト:ローカルシステム」を選択
- 負荷の大きいものを選択し「タスクの終了」をクリックする
- 「保存されていないデータを破棄する」を選択
- 「シャットダウン」を選択
【手順14】Windowsを古いバージョンに戻す
OSを更新してからPCの調子が悪いという方は、更新したWindowsに問題があるかもしれません。このような場合は、Windowsのバージョンを元に戻すとPCの調子が戻る可能性があります。Windowsを以前のものに戻すには以下の手順を踏むと良いです。
- 「Windowsマーク」を選択
- 「設定」を選択
- 「更新とセキュリティ」を選択
- 「回復」を選択
- 他のバージョンを選択し「開始」をクリック
- バージョン変更理由を記載する
- 「注意事項」を確認する
手順を踏んでも解決しない場合
上記した対処法を全て試してみてもPCの動作に改善がみられない時は、PCスペックが足りていない可能性が非常に高いです。Windowsは最低限のPCスペックで動くように設計されていますが、それはその時に販売されているPCスペックを基準にしています。何年前も昔のPCのスペックだと、さすがに新しいWindowsでは快適に動かないです。これからもさらに新しいOSが出る可能性もありますので、現在のOSで快適に動かない場合はPCの買い替えを検討してみてください。
svchost.exeのサービスの分離方法
ここからは「svchost.exe」のサービス分離方法について解説していきます。しかし、ここで紹介するのはあくまでパソコン上級者の方に向けた方法です。知識のある人や必要に迫られている人以外は分離までする必要はなく、それ以外の方法を試した方が安全といえます。実施する際は気をつけて行いましょう。
CPUやメモリ使用量が高い時の原因特定にsvchost.exeサービスを分離
サービスの分離はCPUやメモリ使用量の高い時に効果的な調査方法です。分離させず元のままでサービスを実行すると複数のサービスが同じものとして使用量に表示されるため、どのサービスの影響によるものなのかわかりません。そこでサービスを分離させひとつに絞ることで、原因を特定できるというわけです。今回紹介するものは、PCの難しい設定を行ったり、コマンドを行ったりと初心者には難しい作業が必要になります。
svchost.exeのサービスを分離することによる影響
「svchost.exe」のサービスを分離することでパソコンにどのような影響を与えてしまうのか心配な方が多いはずです。結論からいうとサービスを分離すると分離前に比べてPCの動作が重くなる可能性があります。理由はサービスを分離させると、今まで共有で使っていたメモリがそれぞれのサービスに使われることになり、全体のメモリ使用量が増えるからです。PC動作が重くなりっぱなしだともったいないですので、原因を特定した後はすみやかに元の設定に戻すことをおすすめします。