算数や数学の問題を撮影するだけでAIが自動的に計算方法を表示してくれる「クァンダ」。今や「クァンダ」を使って受験勉強を進める学生も多いのですが、「クァンダ」は危ないという声が出てきています。そこで今回は「クァンダ」の危険性について見ていきます。
目次
クァンダは算数や数学の問題を撮影することで瞬時に解き方が分かる無料アプリ
まずクァンダは算数や数学の問題を撮影することで解き方がわかるアプリのことです。
こういったAIを活用した便利なアプリは次々登場していますが、「クァンダ」ほど実用的なアプリはありません。
さらに無料で利用できることから一気に「クァンダ」の利用者は急増し、Google Playの「数学アプリ」部門では「クァンダ」が上位を獲得しています。
評価も4.2/5.0とかなり高く、レビューは90,000件以上寄せられておりそのどれもが「使ってよかった!」などポジティブなものばかりです。
さらに、レビューに対して「クァンダサポートチーム」という「クァンダ」に在籍しているチームから返信が来ています。
実際に見ていただくとわかりますが丁寧な対応により「クァンダ」は高評価を得ているようです。
「クァンダ」の登場により今や算数や数学を1から解く必要が無くなってきています。
算数や数学の問題を5秒で解説検索できるアプリ
「クァンダ」のAI解析速度はなんとたったの5秒。
5秒待てばAIが自動的に算数や数学の問題を解析してくれ、過去に蓄積されているデータから答えをはじき出してくれます。
答えだけでなく解き方も教えてくれるので「クァンダ」を使えば算数や数学の問題を一瞬で解くことができます。
算数や数学の質問に先生がチャットで回答
「クァンダ」の機能はAI分析だけではありません。
「クァンダ」上にわからない問題を撮影してQ&A上に掲載すれば、「クァンダ」に登録している
- 大学生
- 塾講師
などの先生が回答してくれるようになっています。
無料で解き方や答えを教えてくれますのでAI分析だけが「クァンダ」のとりえでないことがわかります。
数式計算機で問題を計算
ちなみに「クァンダ」では数式を入力・撮影すればその因数分解や二次方程式の答えを教えてくれます。
普通の足し算や引き算だけでなく、因数分解までできてしまうのは圧倒的有能アプリです。
クァンダはAIとOCR技術を用いたアプリ
では何故ここまで「クァンダ」はAI分析能力に長けているのでしょうか。
「クァンダ」が利用しているAI技術は2つあり、
- 画像OCR技術:写真や画像からテキストを読み取るOCR技術
- AIデータ分析技術:人工知能といわれ、蓄積された過去問の中から同形式の問題を自動的に検索し分析する機能
が利用されています。
今話題のビッグデータをフル活用し誕生したのが「クァンダ」だといえます。
もともと2015年に「Mathpresso(マスプレッソ)」に設立され、「Mathpresso(マスプレッソ)」が開発しています。
2015年に観光ではQ&Aタイプのアプリが溢れかえっており、「クァンダ」のようなアプリもたくさんありました。
「クァンダ」がローンチされた時期では一流講師と質問者がマッチングするだけのサービスでしかありませんでした。
しかし、質問者が使っている教科書や参考書は同じようなものであり同じような質問を繰り返しているという状態に気づきます。
そこから「クァンダ」は回答をデータベースに蓄積していきAIによって回答検索をプラットフォーム化することを思いついたのです。
これによって現在の「クァンダ」のシステムが確立されたといっても過言ではありません。
2023年現在、データベースは2億以上あり日々AIによる解析機能の質は向上しています。
「クァンダ」のようにちょっとしたアイデアがビッグビジネスを生むことが韓国では起こり得るのです。
ちなみに、韓国は超学歴社会と言われており受験生は死に物狂いで勉強をしなければなりません。
「EdTechツール」という勉強ツールを使って効率的に勉強できる受験生が受験を制することが基本的とされています。
逆に言えば、EdTechツールを使いこなせない受験生は受験に落ちてしまうのです。
日本も学歴社会なところがありますので「クァンダ」を使って効率的な勉強ができるようになるのは必須スキルなのかもしれません。
クァンダが危ないとネットや知恵袋で検索される理由
上記からも分かるように有能なアプリであるクァンダですが、なぜネットや知恵袋などで検索ワードに「危ない」という単語がよく出てくるのでしょうか。
すぐさまクァンダ 危ないとか言われると怖くて pic.twitter.com/ajxSFspJ43
— 茶漬け (@TyazukeXXL) October 1, 2021
Twitterでもよくヒットするワードですが、このように「クァンダ」と検索すると、上記のような投稿が多くみられます。
これは「クァンダが危ないのか気になっている」から調べているのであって、決して「クァンダ=危ない」と決定づけるものではありません。
ですが、気になって調べる人が多い結果「クァンダ 危ない」が検索ワードとして上位にあがってきてしまっているのです。
まず「クァンダ」は世界中で2,500万ダウンロードを記録しており、かなり巨大なアプリであることがわかります。
開発元は超学歴社会として知られている韓国の「Mathpresso(マスプレッソ)」。
「Mathpresso(マスプレッソ)」は教育テックのスタートアップ企業で今勢いに乗っている会社の1つでもあります。
大人もそうですが、子供が使用しても何ら危ないことはなく普通に使えます。
そもそも「クァンダ」が危ない!と言われているのはAIによって個人情報を抜き取られている可能性があるからというものでした。
AIやビッグデータが「クァンダ」のバックにあるので意識的に危ないと感じてしまっているようです。
しかし危ないといわれている根拠が薄く、「クァンダ」もそれを否定しています。
決して危ないと揶揄することなく「クァンダ」を利用することができる状況があることは理解しておきましょう。