Windows10では通常の場合Delivery Optimizationが稼働しています。この記事では、Delivery Optimizationの「配信の最適化」の必要性や停止の方法、プロセスが重い時の対処法の紹介をしていきます。
目次
Delivery Optimizationはコンテンツ配信の最適化タスクを実行
まずはWindows10の機能Delivery Optimizationについて紹介をしていきます。
複数PC間でWindows10更新ファイルを効率的に共有・再配布する機能
Delivery Optimizationとは、更新プログラムの配信を最適化するためのプログラムです。この言葉だけ聞くとなんだかよくわからないと思いますが、少し要約すると、通常公式からしかダウンロードできないプログラムをダウンロードした他のユーザーからもダウンロードできるようにするシステムです。
Windows10ではダウンロードをできる場所を分散させることで、提供側のサーバーの混雑が解消されるだけでなく、ダウンロードする側も高速にプログラムをダウンロードすることができます。
原理的にはP2Pと同じ
Delivery Optimizationの仕組みはP2Pと同じ原理です。P2Pのファイル共有ソフトであるWinnyやShare、BitTorrentなどと同じで仕組みでファイルを共有が可能です。ただ、ウイルス感染のリスクも上がるので知らずに使っていると自分のPCがウイルスに感染してしまうというリスクもあります。
Windows10にDelivery Optimizationは必要?
では、Windows10においてDelivery Optimizationは必要なのかどうか解説をしていきます。
個人用PCには必要なし
Delivery Optimizationは個人のPCでは必要性の高いものではありません。セキュリティの観点からもウイルスの感染のリスクもあるので、全く必要としないユーザーもいます。
企業内など複数台をまとめて管理している場合には効率的
企業で複数台PCを稼働させている状態だとダウンロードを行う上でかなり効率を上げることができます。ただ、複数台を稼働させる場合でもセキュリティ面を考えると使わない方がいい場合もあります。