Sysmainでパソコンが重い?停止方法や必要性を解説!

会社や私生活でパソコンを操作していると、本来は高性能なパソコンでもソフトの動作やマウス操作等が重いと感じることがあります。今回は、本来はパフォーマンスを向上させるために動作しているSysmainサービスの必要性や停止方法について紹介します。

 

Sysmainサービスが原因で重くなる

最初に「sysmain」サービスとはどういった機能かという点についてご紹介いたします。

SysmainとはWindows Vista以降から搭載されていたSuperFetchというサービスがWindows10で名称が変更されたディスク・メインメモリ管理機能です。

Sysmainではパソコンを操作しているユーザーの行動や操作履歴を監視し、パソコンに搭載されているメモリの空き領域を利用してよく使うアプリやソフトをあらかじめメモリーに保存しておくことでHDD等のメモリーより読込速度が低いディスクを使用していてもソフトの起動速度を早めるために使用されている機能です。

上記でパフォーマンス改善のために動作しているサービスという風に説明しましたが、Sysmainが動作している事が原因で逆に処理が重い、動作が遅くなるといった場合もあります。
Sysmainではユーザーの利用履歴を参考にアプリを事前に記憶媒体(HDD、SSD)からメモリー領域内に待機させている為、本来使用する必要なメモリー以上に使用されてしまい動作が遅くなる場合があります。

Sysmainの必要性は特にない

 

パソコンの利便性を向上させるために動作しているSysmainサービスですが、現在は必ずしも有効にしておく必要があるサービスではありません。
最近のパソコンにはHDD等よりも読込速度が速いSSDを搭載したモデルが多く販売されており、事前にアプリやソフトを待機させなくてもアプリやソフトをスムーズに起動する事が可能なため恩恵を少なくなってきています。

Sysmainサービスを停止させる方法

前項で「Sysmain」サービスの必要性や動作が重い原因の一つである点についてご紹介させて頂きました。
特にSSDが搭載されたパソコンを使用している場合、Sysmainサービスを停止させることで動作が軽くなる可能性がある為、次項ではsysmainサービスの停止方法についてご紹介します。

①コンピューターの管理から停止させる

1.画面左下のWindwosマークを右クリックして「コンピューターの管理」を選択します。


2.コンピューターの管理画面が表示されたら右側の項目より「サービスとアプリケーション」を選択します。


3.次に「サービス」を選択します。


4.サービスを選択すると各サービスが表示されるのでその中から「sysmain」を選択します。
※サービス項目がたくさん存在していて見つけるのが大変な場合適当な項目を選択しキーボードの「s」を押すことで『s』から始まるサービス名の箇所まで移動できるためお勧めです。

5.4で「sysmain」を選択すると左側に「サービスの停止」といったリンクが表示されるのでこちらをクリックする事でサービスを停止させれます。
6.最後に5までの手順では再起動をするとsysmainサービスが起動してしまうので、スタートアップから解除します。
7.サービス一覧の「sysmain」の場所で右クリックを押して「プロパティ」を選択します。

8.プロパティ画面が表示されたら「スタートアップの種類」から「無効」を選択しOKボタンを選択します。


9.以上でSysmainサービスを停止する事ができます。

②コマンドラインから停止させる

次にコマンドラインから「sysmain」サービスを停止する方法をご紹介します。
1.画面左下のWindowsマークを右クリックして「Windows PowerShell(管理者)(A)」を選択します。


2.ユーザーアカウント制限が表示されるので「はい」を選択します。
3.コマンドラインが表示されたら次のコマンドを入力して実行します。
停止する場合: net.exe stop sysmain
起動する場合: net.exe start sysmain

Sysmainを停止させるとどのくらい軽くなるのか?

それでは実際にsysmainを有効にしている場合と無効にしている場合でどれぐらいメモリー領域の消費が減っているかお見せします。
以下は私のPCで試した場合にメモリーを使用している割合の中で「スタンバイ」状態の利用率が実際に下がっている様子です。
※私の場合は画像・動画の編集ソフトやプログラムの動作確認用の開発環境を日常的に使用している関係もありスタンバイ状態になるソフト大量にあったため32GBの物理メモリー容量の内半分ほどをスタンバイ領域で消費されていました。
今回「sysmain」サービスを停止する事で8GBほどとなり大幅にメモリー消費量を減らせました。

■sysmainサービスが有効の場合

■sysmainサービスが無効の場合

なお、上記で表示しているメモリの使用割合は「リソースモニター」で確認する事が可能です。

■リソースモニター表示方法
1.画面左下のWindowsマークを右クリックし「タスクマネージャー」を選択します。


2.タスクマネージャーの「パフォーマンス」タグを選択し「リソースモニターを開く」を選択します。


3.リソースモニターの「メモリ」タグを選択すると現在メモリを使用しているアプリの一覧と使用ステータスの状態が表示されます。

Sysmain以外でPCを軽くする方法

前項ではsysmainサービスを停止させることでPCが重い原因を取り除く方法をご紹介しましたが、HDDを使用している場合sysmainサービスを停止する事が難しい方向けにPCの動作を軽くする方法をいくつかご紹介します。

【PCを軽くする方法】①ドライブを空き容量を増やす

OS等のシステム起動時や動作が不安定な場合は、パソコン本体のドライブの空き容量を増やすことで改善する事があります。
空き容量の確保方法としては、直近で使用しないファイルやフォルダを外付けHDD等の外部の保存領域内に移動する方法やWindowsに標準搭載されている「ディスククリーンアップ」等で不要なファイルを削除したり、使用しなくなったアプリ等をアンインストールする事で空き領域を作ることが可能です。

【PCを軽くする方法】②パソコンの再起動

次に長時間パソコンを起動している人は一度パソコンの再起動を試してみてください。
パソコンで何かしらのファイルを開いたりソフトを起動するとメモリー内にデータが1度読み込まれて終了すると解放されるのですが、RAMメモリー自体には解放されずに残ってしまうデータがある為、パソコン本体を再起動する事でRAMメモリーがリセットされ処理が軽くなることがあります。
長時間席を外す際やしばらくパソコンを使用しないときはスリープモードではなくこまめに電源を切ることをお勧めします。

【PCを軽くする方法】③ウイルスのチェックをする

パソコンをインターネットに繋いでネットサーフィン等を行っていると知らないうちにウイルスに感染する危険性もあり、急にパソコンが重くなった場合や起動しているアプリが異常終了したり動作が安定しない場合はウイルス感染を疑い、ウイルスチェックを行う事をお勧めします。
ウイルスに感染するとバックグラウンド上で不正なプログラムが動作している場合もありパソコンのリソースをすべて使用できなくなるため処理が重くなることがあります。
その為、ウイルスチェックを試してみてウイルスに感染していた場合はセキュリティーソフト等を導入して対策をとることをお勧めします。

【PCを軽くする方法】④常駐アプリの無効化をする

前項でも説明させて頂いた「sysmain」サービスのようにWindowsにはパソコンで作業していない場合もバックグラウンドで動作しているサービスが多数存在ます。
これらのサービスの中には必要なもの以外にも無効にしておいても問題のないサービスも多数存在ます。
パソコンの動作を軽くするためにも不要なサービスについては停止する事をお勧めします。
※Windowsの常駐サービスの中にはOSを動かすうえで必要なサービスもある為、無効にしてもいいサービスかの判断ができないものに関しては注意が必要です。

【PCを軽くする方法】⑤自動メンテナンスの設定をする

前項にて紹介した方法でも改善しない場合は、OSのバージョンが古くなってきている可能性も考えられます。
使用しているソフトやブラウザによっては導入しているパソコンのOSのバージョンが影響して処理が遅くなってしまう場合もあります。
そのため、Windowsのバージョンが最新のものになっているかを確認し、古いバージョンの場合はアップデートを実行してみてください。

■Windowsの手動アップデートのチェック方法
1.Windowsの「設定」を開き「更新とセキュリティ」を選択します。
2.「更新プログラムのチェック」を選択します。
3.更新対象のファイルチェックが開始され一覧が表示され自動インストール対象のパッチに関しては自動実行され任意の更新データに関しては「ダウンロードしてインストール」を選択する必要があります。

なお、Windows10では基本的に自動でアップデートがされていますが、デバイスの再起動が必要な場合もある為注意が必要です。

まとめ

以上、元々はアプリケーションの起動速度を含めたパソコン全体のパフォーマンス改善のために搭載されていたWindowsの「sysmain」サービスについては必要性や問題点、サービスの停止方法についてご紹介しました。
パソコンの環境によってはsysmainの恩恵が少ない方も最近は増えてきていますので、この記事を読んでいただきパソコンの処理を早くしたいと考えている人の参考にしていただけると幸いです。