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アクティベーションロックとは?デバイス有・無の解除方法を解説

2020年11月22日

iCloud.com(PCのみ)から解除する

iPhoneやiPadなどのデバイスが手元になく、設定からiPhoneを探すを無効にできない場合は、以下の手順でパソコンから無効にすることができます。まず、パソコンのプラウザからiCloudにアクセスします。Apple IDに登録したメールアドレスが求められますので入力し、次にパスワードを入力してください。

2段階認証を有効にしている場合、iPhoneやMacなどに認証コードが届きますので、番号を確認してパソコン側に入力してください。いくつかアイコンが並んだページが開きますので、右下のiPhoneを探すをクリックしてください。

地図が開きますので、画面中央上のすべてのデバイスをクリックします。自分のApple IDに紐づけているiPhoneやiPadが表示されますので、無効化したいiPhoneのアイコンの右隣にある×ボタンを押します。「iPhoneを画面から削除しますか?」と表示されますので、削除をクリックしてください。この手順は無効にしたいデバイスがオフラインのときにのみ使用することができます。

解除と共に初期化が必須になる可能性あり

場合によっては、無効化と同時にiPhoneのコンテンツを消去しなければならないことがあります。売りに出した場合などでデータが消えても問題がない場合はOKですが、まだ継続して使用する場合はご注意ください。

Appleのサポートセンターに相談する

SoftBankやauなどのショップでiPhoneを契約した場合、Appleのサポートセンターに問い合わせることでアクティベーションロックを解除してもらえることがあります。問い合わせは電話で行います。アクティベーションロック解除の際は本人確認のため、解除したい理由とApple IDに設定した秘密の質問を聞かれますので、事前に準備しておきましょう。

強制解除ソフトを使う

手元にパソコンとiPhone本体がある場合、アクティベーションロック強制解除ソフトを使用することで強制的にロックを解除することができます。仕組みとしては、解除させたいiPhoneを一度脱獄(本来ユーザーがアクセスできない権限にアクセスできるようにする操作)させています。解除ソフトは有料の場合もあり、脱獄はAppleの補償を受けられなくなりますので、あまりおすすめできる方法ではありません。

とは言え、どうしても解除できない場合の最終手段としては役に立ちますので、後ほど解除ソフトをいくつかご紹介します。

強制解除できる代行業者に依頼する

一つの方法として、iPhoneのアクティベーションロックを専門にしている業者に依頼して解除してもらう、と言う方法があります。iPhoneにそれぞれ割り当てられているIMEI番号と言うものを業者側に伝え、遠隔で解除してもらう仕組みです。IMEI番号は一種の個人情報ですので、よく調べて信頼できる業者に任せたほうが良いでしょう。

業者によって解除できる機種・値段が変わってきますので、よく確認しておきましょう。

アクティベーションロックを強制解除できるソフト

Apple IDとパスワードがわからない場合に、アクティベーションロックを解除できるソフトを5つご紹介します。

Official iPhone unlock

Offical iPhone unlockは、アクティベーションロックを強制的に解除することができるツールの一つです。Officalと名前にありますが、Apple公式ではないのでご注意ください。

解除は有料ですが、専門家が遠隔操作でアクティベーションロックを解除してくれるので、安心して利用することができるかと思います。初代のiPhone 3GSから現行の機種まで、幅広いiPhoneに対応しています。日本のキャリアの場合だと、最大10日での解除になっています。値段は約2900円です。

iCloudin

iCloudinも、アクティベーションロックを解除することができるソフトです。iPhoneだけではなく、iPadとiPod touchにも対応しています。パソコンにiCloudinをインストールし端末をリカバリーモードで接続すると、強制的にアクティベーションロックを解除することができます。Offical iPhone unlockとは違い、ソフトのダウンロードは無料です。

Direct Unlocks

Direct UnlocksはOffical iPhone unlockと同様、IMEIを入力してキャリアを選択することで、iPhoneのアクティベーションロックを専門家が遠隔で解除してくれるツールです。こちらは支払い完了後24時間以内とすぐにロックを解除してもらえます。価格設定・対応キャリアはOffical iPhone unlockと同じです。ソフトは使いたくないけれど、急いでいると言う方はこちらがおすすめです。

PassFab Activation Unlocker

PassFab Activation Unlockerは、パソコンとiPhoneを接続することでアクティベーションロックを解除することができるソフトです。iCloudinと同様、遠隔操作などではなく自身で操作を完結させます。iPhoneを脱獄させることでアクティベーションロックを解除させるので、Appleからの補償は受けられなくなります。このツールには大きな問題があり、解除後に通話やモバイルデータ通信が利用できなくなります。

もう電話機能などを使わずに、iPod化してWi-Fi専用機として利用する場合はおすすめできますが、これからも携帯電話として使用する場合は使えません。

DoulCi iCloud Unlocking Tool

DoulCi iCloud Unlocking Toolは、遠隔操作でアクティベーションロックを解除することができるツールです。様々なiOSのバージョンに対応している点がポイントです。他の2ツールと比べて料金が高いことがデメリットですが、Skypeなどを通して担当者と直接やり取りができます(英語ですが)。返信を待つ必要があるので、急いでいる方は別のツールをおすすめします。

アクティベーションロックの解除を代行業者に依頼するときの注意点

パソコンがない場合や、ソフトが安心して利用できない場合は、業者に依頼する手もあります。注意すべきポイントがいくつかありますので、ご紹介します。

有料になる

アクティベーションロックの遠隔解除は、業者に依頼することになります。無料で行っているような業者はほとんどありませんので、基本的にはお金がかかります。

2万円程度は必要

依頼する場合、どこの業者でも2万円程度はかかります。これは古い機種であっても最新の機種であっても同じです。お手頃価格ではありませんので、まずはAppleのカスタマーセンターに連絡して相談したり、遠隔で解除してくれるソフトを使用した方が良いでしょう。

解除まで1週間程度かかる可能性がある

これは大体の業者に言えることですが、解除には1週間程度かかります。アクティベーションロックの解除は業者の担当者が手動で行うため、どうしても時間がかかってしまうのです。これは先ほど紹介した強制解除ツールでも同じです。解除業者のほとんどは納期を保証していません。早急に解除しなければいけない場合は、遠隔解除業者は使用しないほうが良いでしょう。

海外の業者だともっと時間がかかることがある

海外の業者の場合、現地の祝日や依頼件数などによって解除納期が更に伸びる場合があります。早く解除したい場合は、国内の業者を使ったほうが良いでしょう。

アクティベーションロックの解除を必要とする時

最後に、アクティベーションロックを解除しなければならない状況を具体的に解説します。

売却・譲渡・下取りをするとき

売却や譲渡を行う場合は、必ずアクティベーションロックを解除しましょう。特に売却した場合は、新しい所有者と元の所有者が連絡を取り合い、Apple IDやパスワードを教えることは難しいです。店頭側で手順を確認してくれることがほとんどですが、事前にアクティベーションロックの無効化をしておいたほうが良いでしょう。

アクティベーションロックを解除しないまま売却を行おうとすると、最悪買取を拒否されることもあります。これはアクティベーションを済ませてからしか見ることのできない内部ソフトウェアの査定が行えないためでもあります。

修理に出す際

修理に出す際、iPhoneを一度初期化して後からバックアップで復元することもあります。この場合も、復元の前にアクティベーションが必要です。ここでロックがかかってしまうと修理を完了させることができなくなってしまいます。アクティベーションロックの解除はお忘れなく。

【まとめ】

今回は、アクティベーションロックの解除方法をいくつか解説しました。解除方法はさまざまですので、みなさんの環境にあった方法で解除することができます。iPhoneのアクティベーションロックは強く、素人が突き破ることは難易度が高いです。業者に依頼・・・と言った状況になる前に、ご自身でアクティベーションロックを解除することができれば負担を減らすこともできます。

解除のステップとしては、「iPhone本体から解除→iCloudから削除→サポートに相談→業者に依頼」が良いでしょう。この記事がみなさんの参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。