カードサイズにも注意が必要です。SIMカードには、mini、micro、nanoの大きく分けて三種類があります。miniとmicroサイズの差は大きいですが、microとnanoサイズの差は、そこまで大きくありません。
ですので、小さいサイズ用の差し込み口、特にminiを他の二種類の挿入口に入れることはあまりないと思いますが、microとnanoの入れ間違いは可能性として十分あり得ます。
無理に入れてしまうと、カード破損だけでなく、抜けなくなってしまったり、差し込み口側を傷めたりしてしまう可能性があります。ですので、利用する端末の対応するSIMカードと、利用したいSIMカードのサイズが合っているかを確認しましょう。
⑤SIMロックが解除されている本体かの確認
SIMカードには、端末と通信サービスの契約者情報を特定するID番号が記録されています。キャリア各社は、このID経由でサービス提供を行っていますが、キャリア各社は、その会社のSIMカードしか使えないようにロックをかけています。これをSIMロックと言います。KDDIで購入したiPhoneなどの端末にNTTのSIMカードを挿入しても、データ通信ができない、ということになります。
このSIMロックの制度ですが、2015年5月1日以降発売されている端末に関して、SIMロック解除に応じることが、各キャリアに義務として課せられています。ですので、その日以降に購入した端末に関しては、SIMロックが解除可能になっています。
端末の購入時と異なるSIMカードを使用したい場合には、ロックが解除されているかを確認してください。
SIMの出し入れに関するQ&A
ここではiPhoneのSIMの取り出しや挿入に関する、よくある疑問について扱っていきたいと思います。
SIMの入れ替えするとiPhoneデータはどうなる?
SIMカードは、キャリアなどの回線情報を記録している媒体です。
そのためiPhoneから抜いてもiPhoneのデータが消えてしまう、なんてことはありません。
バックアップなども必要ありませんので、取り出すときはそのまま抜いても構いません。