最近増えてきた、MVNOサービス。今回は3つのMVNOを比較してみました。あなたにおすすめのSIMカードはこれだ!
格安SIMやSIMフリースマホ端末、MVNO(仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator))など、最近はCMの露出も増え使い始めている方も相当増えましたね!
月額利用料が大幅に節約できますが、
「音声通話プラン、速度プランが複雑すぎてどれを選んだらいいかわからない!」「業者がたくさんありすぎてよくわからない!」「専門用語ばかりでめまいが…」「通話オプションやかけ放題オプションがありすぎて選べない」「音声通話プラン・データプランの違いがよくわからない」
といった理由で乗り換えられていない方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のために格安SIM、MVNOの失敗しない選び方とおすすめの格安SIMをランキングで紹介していきます!
目次
迷わない!自分に合った格安SIM選び5つのポイント!
1.SIMの種類はどれにする?
2.どれくらいデータ量を使用するか?
3.通信速度を選ぶ!(ネットやアプリ速度の使用感)
4.料金の安さ
5.SIMカードのサイズ
SIMの種類はどれにする?
◆通話・アプリ・電話のすべてを使いたいなら?
→『音声通話SIM』
音声通話を重視する人は次のポイントにも着目!
- 通話定額プランやかけ放題プランがあるかどうか?
- 今の番号を使えるMNPに対応しているか?
◆アプリとネットだけを楽しみたいなら?
→『データ専用SIM』
◆LINEやTwitter,YouTubeなどの特定のSNSやアプリをよく使うなら?
→『カウントフリー』のあるSIMを選ぶ!
カウントフリーとはデータ量としてカウントしない、ということ。たとえばLINEモバイルの場合にはLINEアプリの通信データをカウントしないのでどれだけ使っても値段は基本料金のまま。今回の記事で紹介しているBIGLOBE SIMの場合にはYouTubeやApple Musicなどがカウントフリーになる月額サービスを提供しています。カウントフリーSIMのまとめはこの記事の最後にまとめています。
くらいデータ量を使用するか?
◇まずは現在のデータ使用量をチェックしよう!
キャリアの場合にはそこそこ大きなデータ量のプランに加入していないとデータの繰り越しができないということがあります(SoftBankの場合には5GB以上のプランしか繰越せない)が、格安SIMの場合にはほとんどの場合、最低データ量プランから翌月へのデータ繰り越しOKなのがGoodポイント。月々のデータ使用量に差があるという人でも無駄なくデータを消費できます。
各キャリアでの データ使用量確認方法はこちら。
◆SoftBank
Myソフトバンクにログイン > 『ご利用のデータデータ通信量を確認』> 『確認する』
※過去のデータ通信量はwebの利用明細の詳細から確認できます。
◆au
お客様サポート『昨日までの利用料金・データ通信量の確認』にログイン > 『LTE通信量合計』
※過去のデータ通信量はwebの利用明細の詳細から確認できます。
◆docomo
dメニュー > 『お客様サポート』> 『料金・通信量などの確認』> 『ご利用のデータ量確認』
※過去のデータ通信量はwebの利用明細の詳細から確認できます。
大体の通信データや通話量を確認したら、自分にあうSIMを見ていきましょう!↓↓
格安SIMデータ通信プランの種類
SIM会社からリリースされているデータプランの種類は主に3つ。
- 一日定額プラン:毎日のデータ上限が決まった量に設定されているプラン。(OCNモバイルONEなど)
- 段階定額プラン:従量制で使った分だけ月額で支払うプラン。(FREETEL-SIM / b-mobile)
- 無制限プラン:上限を気にせずネットを使えるプラン。ただしお値段は少し高め。
毎日同じデータ量を消費するという人であれば一日定額のプラン、週末や旅先などで通信量が変動するという人であれば段階定額プラン、月のデータ量をかなり消費する見込みがある人は無制限プランなどがオススメ。
速度を選ぶ!(ネットやアプリ速度の使用感)
回線速度はそれぞれの格安SIMや時間帯、(昼の12時前後はどのSIMもスピードが遅くなりやすい)や端末のスペック(LTE SIMフリー端末かどうか)などによっても変わりますが、今回の記事ではそれぞれMVNO事業者のサイトで公式に発表されている速度数値(最大速度)を記載しています。
Q. 通信速度の『上り』と『下り』、かなり数値が違うけど?
→通信速度は『下り』(受信速度)をチェックしよう!
高速通信は75Mbps以上、低速通信は200Kbps前後と言われますが、どの程度の違いがあるのか具体的に言うとこんな具合↓
- 高速通信(75Mbps):メールや写真の読み込みはもちろん、動画や写真の多いwebサイトの読み込みで止まることはない。
- 低速通信(200Kbps):メールやLINEのみでは問題なく読み込みできるが写真の読み込みには多少時間がかかる。埋め込み動画やYouTubeの読み込みはかなり重い。
200kbpsと75Mbpsの違いを見たい人はYouTubeに動画が出ていますので参考にしてみてください↓
◆200kbpsの読み込みスピード↓
◆75Mbps(LTE)の読み込みスピード↓
の安さ
格安シムは基本的に大手キャリアプランに比べるとどれも安いところが魅力!自分の月のデータ通信量に大体予想がつくという人はちょうど良いデータ量のついたプランをチョイスすればOK! 大きな価格帯でざっくり分けるとこのような感じ↓
- 月額1000円以下のプラン:月3GB程度
- 月額1500円程度のプラン:月5GB程度
- 月額2500程度のプラン:月10GB程度
これに音声通話を付けたい人はここに500円プラスくらいになると考えておけばOK。
カードのサイズ
格安SIMを使う時にはSIMが端末に対応しているサイズであることが条件になります。なので現在持っている端末を格安SIMに差し替えて使いたいという人は端末に対応したSIMを、新しい端末の購入を希望する人はSIMに合った端末を購入する必要があります。
◆手元にある端末を利用する場合
格安SIMによって網羅しているSIMサイズが多少違いますが、シムフリーのiPhone端末やメジャーなAndroid端末などはほとんどの格安SIMに対応しています。現在持っている端末をそのまま格安SIMで使いたいという人は念のために自分の機種が利用したい格安SIMに対応しているかを確認しましょう!(それぞれの格安SIM公式サイトから確認できます。)
◆新しい端末を購入する場合
格安SIMのりかえと同時に新しい機種を購入する人は、格安SIMの新規契約と一緒に購入すると安くなる端末などをチェックするのがオススメ。欲しい端末がすでに決まっている人は端末の割引キャンペーンなどを実施しているSIMを選ぶのも一つの手です。
MVNOランキングTOP3
mineoマイネオ
mineoマイネオのメリットとディメリット
◆メリット
- 5分はなし放題850円のプランがスタート!
- au回線 / docomo回線の2種類があるのでau・docomo系の人は乗り換えカンタン。
- MNPに対応しているので電話番号が変わらず今までの番号を使える。
- SoftbankのiPhoneの人は端末のSIM解除する手間がかかる。
- iPhoneはAプラン(au回線)の場合テザリングが使えない。(Dプランを選択した場合は可能)
◆通信速度(Dプランが早くておすすめ!)
≪公式情報≫
Aプラン(au回線) |
受信:au 4GLTE相当(225Mbps) 送信:au 4GLTE相当(25Mbps) |
Dプラン(ドコモ回線) |
受信:ドコモXi(クロッシイ)相当(225Mbps)/ FOMAエリアは14Mbps 送信:ドコモXi(クロッシイ)相当(50Mbps)/ FOMAエリアは5.7Mbps |
※ 公表されている通信速度はAプランもDプランも同じですが、mineoで定期的に行っている実際の速度調査ではDプランのほうが速度が出ていることが多いですね。(参考:mineo公式ブログ)
mineoマイネオの特徴
◆5分かけ放題サービス:5分以内の通話なら月に何回かけても月額定額の850円のサービス。2017年3月スタートしたばかりの注目のサービスです。
◆通話定額30/60:一か月30分・60分までの通話を定額にできるサービス。通話定額30は月額840円、通話定額60は月額1,680円です。
mineoマイネオはこんな方におすすめ!
- ちょっとした通話(1回の通話が5分以内)をすることの他はインターネットが利用できればOK。
- タブレット(データ通信SIM)でインターネットを安く利用したい。
- 通話とセットのSIMプランを安く使いたい。
料金プラン
データプラン( シングルタイプ )の値段はau回線(Aプラン)もdocomo回線(Dプラン)も共通。
データ量 | 値段 |
---|---|
500MBプラン | 700円 |
1GBプラン | 800円 |
3GBプラン | 900円 |
5GBプラン | 1580円 |
10GBプラン | 2520円 |
500MBプラン~3GBプランまでは200円の差しかないので3GBにしておいてもそれほど高くなく、そこそこデータを消費する人も安心ですね。音声通話をプラスする場合はdocomoだと700円プラス、auだと610円をプラス( デュアルタイプ )にすればOK。通話料は通常20円/30秒です。電話をよく利用するという人は次のプランを併用するとお得になります。
利用者の申込事例
- もともと持っている端末でmineoに乗り換え!通話プランはほとんど受信用に利用→3GB デュアルタイプ =1,600円
- 通話を5分以内にしてあとは今まで通り利用!→ 3GB デュアルタイプ+かけ放題= 2,450円
- ネットも通話も余裕をもってたっぷり欲しい→10GB デュアルタイプ + 通話定額60= 4,900円
mineoでおすすめの端末
mineoマイネオで販売している端末のなかでアツいのがFUJITSUからリリースされているAndroidフォンの『arrows M03』24回分割払いなら月々の支払い額は1,325円。さらに今ならキャンペーン中の特典としてAmazonギフト券が2,000円分もらえます。ROM容量は16GB、RAM容量は2GBでSNSアプリやクラウドアプリを使う人なら十分な仕様でしょう。
BIGLOBE SIM/スマホ
BIGLOBE SIMのメリットとディメリット
◆メリット
- 通話3分かけ放題で650円のプランがある。
- エンタメフリーなどのオプションが充実している。
- MNPに対応しているので電話番号が変わらず今までの番号を使える。
◆ディメリット
- 対応はdocomo回線のみ。
- 3分のかけ放題では通話時間が3分をオーバーする場合が多い。
◆通信速度 : docomo回線 受信最大375Mbps / 送信最大50Mbps
利用できるユーザ | 6GB以上のプランの人 |
データプランの場合 | 980円 |
通話付きプランの場合 | 480円 |
≪カウントフリー対象サイト・アプリ≫ YouTube・Apple Music ・Google Play Music・AbemaTV・Spotify |
【そのほかのオプション】ウイルス感染を防止する『セキュリティセット・プレミアム』(月額380円)や詐欺サイトを見抜いてフィッシング詐欺を防ぐ『インターネットサギウォール』(月額300円)、容量無制限の『BIGLOBEスマホバックアップ』(月額500円)、中古のAndroid端末が壊れた場合も安心の『BIGLOBE SIM端末保障サービス』(月額500円)などもあります。
BIGLOBE SIMはこんな方におすすめ!
- YouTubeやApple Music,Google Play Musicなどをかなりの頻度で使う。
- 通信速度には妥協できない!
- Androidでのウイルス対策をしっかりしたい。
料金プラン
プランの種類 | データ通信のみ | データ通信+SMS※ | データ通信+SMS+通話 |
---|---|---|---|
1GBプラン | - | - | 1,400円 |
3GBプラン | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
6GBプラン | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
12GBプラン | 2,700円 | 2,820円 | 3,400円 |
20GBプラン | 4,500円 | 4,620円 | 5,200円 |
30GBプラン | 6,750円 | 6,870円 | 7,450円 |
※ データ+SMSの『SMS』とは電話番号でやりとりできるメールのこと。キャリアメールを引き継げるという意味ではないので注意。
利用者の申込事例
- ネットでの動画視聴は家のWi-Fiを利用するので外出時のデータ量は3GBでも十分 → 通話付きプラン(3GB)=1,600円
- 外出時や移動時にも無制限でYouTube動画や音楽アプリを利用できる →通話付きプラン(6GB)+エンタメフリー=2,680円
- 余裕のあるデータ量で繰越して使う→通話付きプラン(12GB)=3,400円
BIGLOBE SIMでおすすめの端末
BIGLOBEでスマホを買うならキャンペーン中のこちらの端末『HUAWEI nova』がおすすめ。ROM 32GB / RAM 3GBと余裕のあるスペックなので写真や動画データを撮りためたり重めのアプリやゲームをプレイすることが多い人もサクサク操作できます。カメラ性能も優秀(Out:2300万画素/In:800万画素)なので写真にこだわりたいひとにもGood。
2017年3月26日までならHUAWEI novaと3GB以上のSIMプランの申し込みで10,000円のキャッシュバック、音声通話SIMの申し込みならさらに6000円キャッシュバック、さらにさらに3000円のクーポンがついて合計1,9000円分もお得!端末代金が37,680円なのでキャンペーン適用の実質価格は18,680円といことになりますね。
BIGLOBE SIMでよくある質問と回答集!
UQ-mobile
UQ mobileのメリットとディメリット
◆メリット
- カウントフリーの節約モード(300kbps)をアプリで切り替えできる。
- 通話付きプランの種類がシンプルで選びやすい。
- 1回5分までかけ放題の通話料金が月額料金に含まれている。
◆ディメリット
- S・M・Lプラン 契約が2年間縛り。(更新付き以外の解約は9,500円がかかる)
- データ高速プランの契約は1年間縛り 。
◆通信速度 : 受信速度150Mbps / 送信速度25Mbps
UQ mobileの特徴
UQ mobileはこんな方におすすめ!
- 無料通話が月額料金に含まれているプランを選びたい。
- 通信速度をコンテンツ内容に応じて切り替えて使いたい。
- 端末代・無料通話を込み込み料金で使いたい。
料金プラン
通話付きSIMの料金プランはS・M・L、 データ高速プラン( 音声通話付き) の4種類。S・M・L の場合、 通話は月額料金に無料通話が含まれる『ぴったりプラン』と5分までの通話が無料の『おしゃべりプラン』の2種類から選ぶことができます。Sプランの場合にはぴったりプラン60か、おしゃべりプランをチョイスできる、ということになります↓
プランの種類 | プランS(2GB) | プランM(6GB) | プランL(14GB) |
データ高速プラン (3GBデータのみ) |
データ高速プラン (3GB+音声通話) |
---|---|---|---|---|---|
金額 | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 | 980円 | 1,680円 |
通話 |
ぴったりプラン60 or おしゃべりプラン |
ぴったりプラン120 or おしゃべりプラン |
ぴったりプラン180 or おしゃべりプラン |
20円/30秒 |
20円/30秒 |
利用者の申込事例
- 月60分までの無料通話とネットを少し使う→プランS+ぴったりプラン60 =1,980円
- 通話はほとんどしないが、いちおう通話をつけておきたい→データ高速プラン(音声通話付き)=1,680円
- 通話もネットも余裕をもってたっぷり使いたい→プランL+ぴったりプラン180=4,980円
UQ mobileでおすすめの端末
KYOCERAからリリースされているのが『DIGNO W』。防水・防塵・耐衝撃性能が高く丈夫で長使えるのが特徴。おサイフケータイにも対応し、カメラ性能も十分。(OUT:1300万画素 / IN:500万画素)ROM16GB / RAM2GBの容量なので、SNSやメールなどがメインの人、データはクラウドアプリに保存するという人であれば十分のスペックです。
SIMとセットで購入すれば端末料金を月々950円~1,450円、2年間割り引いてもらえるの端末代を込みにしても月額料金がお手頃価格なところがウレシイところ。(プランS端末込:2,480円 / プランM端末込:2,980円 / プランL端末込:4,980円)
↑もう一度自分に合った格安SIM選び5つのポイントを確認する!
TOP3社を比較
上記MVNO事業者3社を比較するとこんな感じ。
会社名 | データ+通話最低価格 | データのみプラン最低価格 | かけ放題プラン | 通信速度(受信) |
---|---|---|---|---|
mineo | 1,310円(au回線) | 700円(500MB) | 月額850円(5分) | 225Mbps |
BIGLOBE SIM | 1,400円 | 900円(3GB) | 月額650円(3分) | 375Mbps |
UQ mobile | 1,980円 | 980円(3GB) | 0円(5分) | 150Mbps |
音声通話SIMプラン・データSIMプランの両方に最もお得なのがmineoマイネオ。大きいデータの読み込みやYouTubeなどのカウントフリーを利用したいならBIGLOBE SIMがおすすめ。UQモバイルは他2社とシステムが少し異なり、通話や端末代金を込み込みにしても月額料金がかなり低く抑えられることがメリットといえるでしょう。
【番外編】カウントフリーのある格安SIMまとめ
- BIGLOBE SIM 月額料金480円:(データプランの人は980円)YouTube・Apple Music / Google Play Music / AbemaTV / Spotify
- LINE mobileコミュニケーションFreeプラン(定額料金に込み):LINE / Twitter / Facebook / Instagram。
- FREE TEL SIM(定額料金に込み):LINE / WhatsApp / WeChat(微信)/ ポケモンGO / Twitter Facebook / Messenger / Instagram