Appleは定期的にiPhone/iPadのアップデートを行っています。
アップデートを行うことで、新機能の追加や不具合の修正、セキュリティ向上が期待できるでしょう。
今回はアップデートの中でも、ios15.2に焦点を当てて、新機能や不具合情報を徹底解説します。
目次
ios15.2の新機能や不具合について徹底解説!
今回の記事では主にios15.2で追加された新機能や不具合に対する対処法について詳しく解説します。
もし現在利用しているバージョンがios15.2の場合は、この記事を読んでいただければどういった新機能が使えるようになるのか理解できるのと、不具合が発生した場合の対処がしやすくなる可能性が高いです。
ios15.2はいつからリリースされている?
ios15がリリースされたのが2021年9月です。
iPhone13シリーズが発売された時期となります。
毎年新型のiPhoneが発売される時期に、大規模なアップデートが行われています。
Appleは定期的に新機能の追加や不具合修正でアップデートを行っており、2021年12月にios15.2がリリースされました。
ios15.2の新機能について解説!
ios15.2にアップデートした際に、どういった新機能が追加されたのか詳しく解説します。
新機能は意外と知られていない機能も多く、現在ios15.2を利用している方でも新たな発見があるかもしれません。
ちなみに、ios15.2がサポートされているデバイスはiPhone6s以降のモデルです。
iPhone6までのモデルをご利用の方は対応していないので、早めの機種変更をおすすめします。
Apple Music Voiceプラン
ios15.2の新機能1つ目は”AppleMusicVoiceプラン”です。
一言で説明すると、”Siriでの操作に限定されたApple Musicの廉価版”。
月額480円で利用することができます。
通常のAppleMusicとの違いは以下の通りです。
- Siriでの操作に限定されている
- オフライン再生、ロスレスオーディオ、空間オーディオなど非対応の機能が多い
- Apple製品以外のデバイスで利用できない
操作性や音質にこだわりがある方には不向きな可能性が高いです。
逆に言えば、Siriにおすすめの曲などを流すようにお願いして聴き流すような使い方をする場合は、通常のAppleMusicよりも価格が安いのでおすすめできるでしょう。
プライバシー関連
設定アプリの”プライバシー”にAppプライバシーレポートという機能が追加されました。
この機能により、過去7日間でAppが連絡先や写真などにアクセスした履歴を確認することが可能です。
AppleID関連
”デジタル遺産”機能が追加されました。
デバイスを利用していたユーザーが亡くなった場合、ユーザーのiCloudアカウントや個人情報にアクセスできる人を設定しておくことが可能です。
設定アプリの上部、ユーザー名が載っている箇所から”パスワードとセキュリティ”の先にある”故人アカウント管理連絡先”から設定することができます。
思い出の写真や大切なデータにアクセスできるのは、家族にとって嬉しいことですよね。
カメラ関連
ios15.2からiPhone13ProとiPhone13ProMaxで、マクロ撮影の操作が手動でできるようになりました。
マクロ撮影はiPhone13ProとiPhone13ProMaxにのみ搭載された機能です。
しかし、発売当初はマクロ撮影を手動でコントロールすることができませんでした。
ios15.2にアップデート後、マクロ撮影機能のオン/オフ切り替えはカメラアプリの画面左下に花のアイコンが表示されているので、タップすれば切り替えできます。
AppleTV関連
AppleTVアプリのストアタブから、作品を購入・レンタル・視聴が行えるようになりました。
CarPlay関連
Apple純正のマップアプリから、右左折車線や中央分離帯などの道路の情報が詳しく確認できるようになりました。
ios15.2はバッテリーの消費が早い!?不具合について解説!
ios15.2にアップデートした際に、バッテリー消費が激しくなるといった症状が発生する場合があります。
せっかくアップデートしても、使いづらくなってしまうと本末転倒ですよね。
その他にも、アップデートが原因で不具合が発生したという報告も上がっています。
こちらの記事でも解説しているので、是非見ていただければと思います。
https://apple-geeks.com/ios15-2-update-74849
iPhoneで通信ができない不具合
ios15.2にアップデートした際に、iPhoneが突然圏外表示になり通信できない不具合が発生することがあるようです。
圏外になると、Wi-Fi環境以外では一切iPhoneが使用できなくなるので厄介ですよね。
LINEなどの通知が来ない、遅れるなどの不具合
ios15.2では、LINEなどの一部のアプリで通知が来ない場合や、通知自体が本来のタイミングより遅れるなどの不具合が発生しているようです。
仕事や家族からの大切な連絡が遅れてしまったら困る方も多いと思います。
バッテリーの消費が早い
ios15.2にアップデートした際、かなり多く問い合わせがある不具合が”バッテリーの消費が早い”でしょう。
iosのアップデートを行うと、かなりのユーザーが影響を受けるのがバッテリーの消費スピード。
アップデートした際に、バッテリーの消費が早くなる減少について詳しく解説します。
アップデート後はバッテリーの消費が早まる傾向にある
以下の引用は、バージョンは異なりますが、アップデートをした際にバッテリーの消費スピードが上がってしまったユーザーと、Appleサポートとのやり取りの内容です。
Thanks for reaching out! We'll be happy to help. It's normal for your apps and features to need to adjust up to 48 hours after an update.
Let's have you reach out to us in a DM if this is still an issue after that time so we can help you look into this further.
— Apple Support (@AppleSupport) March 19, 2022
Appleサポートによると、”アップデート後最大48時間はアプリなどの調整があるのでバッテリー消費が激しいのが普通”とのこと。
もし、48時間以上経過してもバッテリー消費が激しい場合は別の不具合の可能性もあるので、Appleサポートに問い合わせると良いでしょう。
アップデート後の不具合が発生した場合の対処法
アップデート後に不具合が発生した場合は、どうすれば良いのでしょうか?
ios15.2アップデート後に発生した代表的な不具合を例に、対処法を詳しく解説します。
iPhoneが通信できない場合
”iPhoneが通信できない場合”の対処法について解説します。
アップデート後にiPhoneが圏外になる、モバイルデータ通信ができないなどの症状が発生した場合は、以下の方法が有効です。
- 機内モードのオン/オフを行う
- デバイスの再起動を行う
- 携帯ショップに行って相談
一時的な不具合の場合は、機内モードのオン/オフやデバイスの再起動によって復旧する可能性があります。
それでも不具合が改善されない場合は、携帯ショップに行ってSIMカードの交換をしてもらうのも良いでしょう。
LINEなどのアプリで通知が来ない、遅れる場合
”LINEなどのアプリで通知が来ない、遅れる場合”の対処法について解説します。
ios15.2アップデート後に症状が発生した場合は、下記の方法で改善する可能性が高いです。
- アプリが最新版ではない場合、アプリのアップデートを行う
- デバイスの再起動
- アプリの再インストール
アプリが最新版ではない場合、アップデートを行わなければ通知が来ないなど、アプリが正常に使用できない状態になることがあります。
アップデートを行った事によって、デバイスのソフトウェアが一時的な不具合を起こしている場合があるので、デバイスの再起動を行いリフレッシュ作業を行うと復旧する可能性が高いです。
どうしても症状が直らない場合は、アプリの再インストールを行いましょう。
ただし、再インストールを行った場合は、サービスによってはログインし直す必要があります。
バックアップ作業やログインIDなどを控えた上で、作業に取り掛かるようにしましょう。
最大48時間経過後もバッテリー消費が早い場合
Appleサポートによると、アップデート後最大48時間はアプリなどの調整が行われているので、バッテリー消費が激しい現象は普通とのことでした。
もし、48時間以上経過してもバッテリーの消費スピードが早い場合は、Appleサポートに問い合わせを行うのがおすすめです。
Appleサポートのアプリから、簡単に問い合わせを行うことができます。
現在はios15.2より新しいアップデートがある
2022年8月現在、iosの最新バージョンは15.6です。
不具合などが大幅に改善される可能性もあるので、特に理由がない限りはアップデートを行うのが良いでしょう。
アップデートができない場合の対処法
お使いのデバイスでアップデートができない理由は、複数の原因が考えられます。
アップデートができない代表的な原因について詳しく解説します。
利用しているデバイスが対応機種か確認する
お使いのデバイスが古い場合、アップデートが対応していないことがあります。
2022年8月現在の最新バージョンはios15.6です。
対応しているデバイスはiPhone6s以降の機種となります。
2022年秋にリリース予定のios16では、iPhone6s、iPhoneSE(第1世代)、iPhone7がサポート対象外。
もし、該当機種をお使いの場合は早めに機種変更することをおすすめします。
本体容量が足りているか確認する
お使いのデバイスのストレージ容量が不足している場合は、アップデートすることができません。
アップデートはほとんどの場合、数百メガバイト〜数ギガバイトもの容量を消費します。
ストレージ容量がギリギリの場合、正常にアップデートを行えない可能性が高いです。
ストレージ容量が不足している場合の対処法は以下の通りです。
- 必要ないデータ(写真やアプリ)を消去する
- 機種変更して容量の大きいストレージのモデルにする
デバイスのストレージ容量が不足している場合は、基本的に、必要ないデータを消去するか容量の大きいストレージのモデルに機種変更する方法しかありません。
データを消去したくないという方は、余裕のあるストレージ容量のモデルを購入するようにしましょう。
通信環境に問題がないか確認する
周囲の通信環境が悪い場合、アップデートが正常に行えない可能性があります。
おすすめの方法は”Wi-Fi環境でアップデートする”ことです。
アップデートは大容量のデータ通信を行うので、安定した通信環境が必要となります。
Wi-Fi環境でアップデート作業を行うことにより、安全かつ正常にアップデートできるでしょう。
まとめ
ios15.2の新機能や不具合について詳しく解説しました。
iPhoneは定期的にアップデートで新機能の追加や、不具合の修正、セキュリティの向上を行っています。
こまめにアップデートを行い、安全にデバイスを利用するようにしましょう。