「AIのべりすと」とはどのような文章作成アプリなのか、そして類似のツールにはどのようなものがあるかを紹介します。またこのツールの使い方や小説を書く際は無料会員でも使えるのかどうかも紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
「AIのべりすと」はどのようなツールなのかを詳しく紹介
「AIのべりすと」はどのようなツールなのか詳しく紹介します。
また「AIのべりすと」の使い方や無料会員・有料会員の違いなども解説します。
AIのべりすと はAIの文章作成アプリ
「AIのべりすと」とは日本のゲームクリエイターが開発したAIが文章を生成してくれるアプリケーションツールです。
AIが文章を作成してくれるアプリやツールは色々ありますが、「AIのべりすと」は様々なジャンルの文章を作成することができます。
日本人向けのツールとなっているため、気軽に文章を作成できるでしょう。
自然な文章を生成してくれる
「AIのべりすと」は、AIツールにありがちな不自然な文章ではなく、自然な文章を作成してくれる便利なツールです。
通常人工知能の文章作成ツールは使い方を把握していても、不自然な文章になることが多いのですが、「AIのべりすと」は自然な文章を作成します。
「AIのべりすのと」の「小説モード」
「AIのべりすと」の「小説モード」は、入力した文章を元に文章を生成してくれるモードです。
文章を入力してから、「続きの文を書く」というボタンを押すことで、AIが文章を生成してくれます。
ボタンを押すたびに文章が追加され、リトライボタンを押せば再出力されます。
途中、自分で文章を入力しながら作品を作り上げましょう。
生成される文章のスタイルが、自分の意図したものと違う場合には、歯車アイコン「設定」から、文章のスタイルやオプションなどの変更も可能です。
設定からはストーリーやキャラクターの設定などもできます。
「AIのべりすと」の「チャットモード」
チャットモードは会話形式の文章を生成してくれるモードです。
チャットモードからはじめるをクリックし、チャット用プロンプトページにいって会話を始めることができます。
チャットモードも文章スタイルやストーリー設定、キャラクターブックなどの設定が可能です。
また異なるチャット用プロンプトを利用することで、違うシチュエーションでのチャットモードを楽しむこともできます。
例えば「お試しプロンプト」の「チャットモード三人会話」なら、3人の会話ができるのです。
「AIのべりすと」の「お絵描き」
「AIのべりすと」の「お絵描き」は、イラスト生成ツールです。
イラストのテーマや特徴などを入力してから「絵を描く」をクリックすると、入力した内容に応じた画像が生成されます。
画像が完成したら、ページの下の方にある「この画像とパラメータをダウンロード」というところからダウンロードすることも可能です。
画像を保存し忘れた場合でも、過去30日以内であればページ上部にある「ギャラリー」からチェックできます。
4つのオプションを設定できる
「AIのべりすと」では、4つのオプション設定が可能です。
- 出力オプション
文章のスタイルなど細かい設定ができるオプションです。
ゴーストライターやクリエイティブといった設定を利用できます。
初めに入力された文章が一緒でも、出力オプションを変えAIで生成される文体を変えることができるのです。 - ストーリー設定
小説を書く中で守っておきたい禁止ワード・設定・脚注などルールを設定できます。 - キャラクターブック
文章の中で特定の言葉を発した際、人や状況などの設定を認識させます。
小説を書いていく中で、このキャラクターの設定ってどんな設定だったっけ?と忘れてしまうこともありますが、そんな時に役立つブックです。 - 環境設定
文字のフォント・デザインなどを調整します。
小説ごとに文字の装飾や色を変えるといった詳細な設定ができるのが魅力です。
行間の広さなども調整できます。
「AIのべりすと」の利用規約を理解してから利用しよう
「AIのべりすと」で作成した文章を、他の人工知能文章作成ツールに貼り付けて利用することができますが、使用したツールの文章が商用利用で使用していい文章とは限りません。
利用する前に、文章作成ツールの利用規約を確認してみてください。
商用利用などできないツールを使用して第三者にその文章を公開してしまうと、トラブルを招いてしまう可能性があります。
「AIのべりすと」についても、利用規約をきちんと確認してから使いましょう。
「AIのべりすと」の無料会員と有料会員の違いを詳しく解説!
無料 | 有料(ボイジャー) | 有料(ブンゴウ) | 有料(プラチナ) | |
月額料金(税込み) | 0円 | 1,166円 | 1,980円 | 3,465円 |
AI文字認識量 | 約2500文字 | 約3000文字 | 約5000文字 | 約5000文字 |
最大出力文字数 | 約100文字 | 約200文字 | 約300文字 | 約375文字 |
専用サーバー | なし | あり 1ヵ月の出力回数 6000 | あり 1ヵ月の出力回数 6000 | あり 無制限 |
共有サーバー 出力制限 | あり 制限後180分使用不可 | なし | なし | なし |
TrinArtのルミナ付与数 1枚の生成で0.26ルミナ消費 | 10ルミナ | 150ルミナ | 300ルミナ | 600ルミナ |
商用利用 | ○ | ○ | ○ | ○ |
無料と有料の違いは、上記の表のようになっています。
無料で誰でも利用できるツールですが、無料の場合は出力回数に制限があり、一定回数になると180分使用できません。
有料会員になることでこうした出力回数の制限がなくなり、専用サーバーも用意されます。
ちょっと文章を書いてみようかなという人は、無料会員でも十分楽しめると思いますが、本格的に文章を書く予定の方は、有料会員になる方がいいでしょう。
「AIのべりすと」の基本的な使い方
「AIのべりすと」の基本的な使い方の手順を詳しく紹介します。
「AIのべりすと」「小説モード」の使い方
「AIのべりすと」の公式サイトにアクセスし、「小説モードをはじめる」を選択すればAIが起動します。
- デフォルト(AIに好きに書かせる) 入力した文書に似せて書く
- セリフ (セリフ優先)
セリフの率が高くなり本文の最後が括弧の内側でない限り、括弧から出力が開始される - ナラティブ(他の文優先)
作成している人が考えている説明を明確にするため、具体的な表現を使い、口語表現・隠喩など抽象的表現はしない
こうしたモードがありますが、慣れていない方はまずデフォルトで書き込みし、生成してみると使い勝手がわかってくると思います。
「AIのべりすと」「チャットモード」の使い方
チャットモードはAIと会話ができるモードです。
チャットモードに入るためには、まず名前を入力し「このプロンプトをインポート」を選択します。
自由な会話を楽しみたいときには、文章を入力し送信しましょう。
時々「ごきげんよう」という返事以外返ってこないことがありますが、この場合は、歯車(設定)マークから文章スタイルを変更、もしくは詳細オプションから「繰り返しペナルティ」の数値をあげてみます。
こうすることで多様な返事をするようになるでしょう。
「AIのべりすと」の注意点
「AIのべりすと」は創作活動をサポートしてくれる優秀なツールですが、使用に関しては注意点を理解しておく必要があります。
「AIのべりすと」を利用することで小説などを書く際、アイデアの枯渇を予防することができ、効率のいい執筆ができるようになります。
またプライバシーがしっかり保護されており、暗号化やアクセス制御によりデータもしっかり保護されているため、安全性という面で問題はありません。
しかしAIが様々なコンテンツを生成することで「著作権侵害」の問題も出てきます。
大量なデータからAIが生成する文章が、他の作品に類似している場合、著作権侵害にあたるリスクも出てくるでしょう。
AIツールが不適切なコンテンツなどを含んだ文章を生成する可能性もあります。
またAIツールが便利だからと大幅に頼ってしまえば、依存性が生まれ、自身で創作できなくなる恐れもあるのです。
安全性が高い「AIのべりすと」ですが、著作権侵害や依存性などのリスクもあることを理解し、注意を払って利用するようにしましょう。
「AIのべりすと」で文章を書くコツとは
文章にあったAIモデルを選ぶ
AIに生成してもらいたい文章の内容にあった「AIモデル」を活用することも重要です。
「AIのべりすと」には以下のようなキャラクターがいます。
- でりだ7B
「とりんさま7.3B]がベースのモデルで詩的表現の多い小説が得意 - スーパーとりんさま
書かれている文章の前後をしっかり読み取り、かなりの速さで出力できます。 - やみおとめ20B
日本語のAIの中で最大200億パラメーターAIです。
既存モデルが利用できないような何回な漢字・固有名詞・人の名前なども扱えます。 - Neuman 20B Beta
EleutherAI提供 学習データ「The Pile」により訓練されたAI
プログラミングコード生成・チャットボットのように利用したいときにおすすめです。
どんな文章を書きたいのか、それにあったAIを選択しましょう。
長文を書いてみる
自分が思い描いている文章により近いものを書きたいと思うときには、AIに生成させる前に、「なるべく長文を書く」ことが重要です。
生成する際に書かれている文章が長くなれば、話の内容も流れもAIが理解しやすくなります。
短い文章のみで生成させると、新しい登場人物が登場した途端に不安定になることもあります。
ただAIが認識できる文字数には、プレミアム会員のコースやAIモデルが大きく関わりますので確認が必要です。
コメントアウトなどを行ってみる
「AIのべりすと」では「コメントアウト」や画面の転換を特定の記号を用いて行うことができます。
このコメントアウトした文章に関しては、AIに認識されません。
そのためAIに読み込んでもらっては困るメモ等をコメントアウトしましょう。
コメントアウトする際の記号は以下のようになっています。
- @_
行の先頭に書くことでその行はAIに認識されない - @/* ・ @*/
@/*から@*/の間に書いた文字はAIに認識されない - @startpoint(@break)
AIは記述したところから上の文章を認識できない - @endpoint
AIは記述した箇所から下の文章を認識できない
(文章生成の際に@endpoint上に追記となる)
作成した文章を添削してみる
AIに生成させた文章は書き直しできます。
作成した文章を読み込み、気になった部分を添削・修正してみましょう。
以下のような点を添削することで、修正に沿った内容の文章をAIが再生成してくれます。
- 登場人物の言葉(口調)
- 一人称の呼称(私、僕、ボクなど)
- 改行・空白
- 他の文章の文体
文章を読んでみて添削箇所が多い場合や、自分が考えていた話の展開になっていない場合は、「リトライ」で文を再出力します。
リトライを何度も行うことで、異なる展開の文章ができることもあるでしょう。
「AIのべりすと」以外のAI文章作成ツール
「AIのべりすと」以外にも、文章作成AIツールがあります。
ツールによって機能も違いますので、自分が欲しい機能を持ったAIツールを見つけましょう。
ジャンクプロットエディタ
個性的な展開を作成してくれるユニークなツールの「ジャンクプロットエディタ」もおすすめです。
個性的な展開の小説などを描きたいと考えている人は、ぜひこのツールを使ってみてください。
このツールを使えば、小説を作る上で参考になる個性的な展開をあらゆる形式にして書いてくれます。
ぜひこのツールを使って、小説や物語を作成してみてください。
小説タイトル生成器
直木賞や芥川賞を受賞した作品のキーワードを抽出してタイトルを作る「小説タイトル生成器」は、小説の賞で名誉ある直木賞や芥川賞を受賞した作品から抽出されたキーワードをもとにして小説のタイトルを作ってくれるツールとなっています。
小説のタイトルを作りたいけどどうすればいいのか分からないと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
壮絶な運命の物語ったー
絶望的な運命に立ち向かう物語が作りたい人におすすめのツールの「壮絶な運命の物語ったー」は、主人公などのキャラクター名を入力することで、壮絶な運命に立ち向かう登場人物を描くことができます。
運命に翻弄される登場人物の姿が描きたいと考えている人におすすめのツールとなっています。
ぜひ参考にしてこのツールを使ってみてください。
きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ
AIが1から書いてくれるツールの「きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ」は、自分で小説を書くのは苦手だけど、自分で書いてみたい文章があるという人にぜひ使って欲しいツールとなっています。
ぜひこのツールを使って小説を作成してみてください。
すごい名前生成器
10億通りのパターンの名前から名前を生成してくれるツールの「すごい名前生成器」は、自分でオリジナルキャラクターを考えるのは苦手という人に使って欲しいツールとなります。
キャラクターの名前を作るのが苦手という人はぜひこのツールを使ってみてください。
自動あらすじ作成機ver.0.1
数多のストーリープロットから独自のあらすじを展開してくれるツールの「自動あらすじ作成機ver.0.1」も評判のいいツールです。
独自のあらすじを展開してもらうと人に自分が作った物語を説明しやすくなるためぜひ参考にしてみてください。
ストーリーメーカー
主人公と相手の名前を入力すれば自動的にラブストーリーを作ってくれる「ストーリーメーカー」というのもおすすめです。
このメーカーは自分と相手キャラの名前を入れると最適なラブストーリーを作成してくれるツールなのです。
ぜひ参考にしてみてください。
Novel Supporter
自分で書いた小説の推敲をしてくれて読み上げ機能もついているツールの「Novel Supporter」は、小説の推敲をして欲しいけど誰かに読まれるのは恥ずかしいと考えている人にぴったりのツールです。
このツールを使うことで、誰にも読まれずに完成前の小説を推敲することができるのです。
キャラクター設定自動生成メーカー
名前や年齢や性格などキャラクターを構成してくれる要素を1から作成してくれる「キャラクター設定自動生成メーカー」も、オリジナルのキャラクターを作りたいけどどのように作ればいいのか分からないと考えている人にぴったりのツールとなっています。
キャラクター作りに悩んでいるという人はぜひ参考にしてみてください。
文章作成アドバイスツール【文賢】
100以上組み込まれたパターンから文章を自動的にチェックしてくれる本格的なツールの「文章作成アドバイスツール【文賢】」というツールもおすすめです。
文章を書いた時、どのような点が間違っているかなども調べてくれるため、とても便利なツールです。ぜひ使ってみてください。
まとめ
「AIのべりすと」のツールや機能、使い方を紹介しました。
さらに「AIのべりすと」以外の文章作成AIツールも紹介していますので、気になるツールがある人は実際にサイトにアクセスして使ってみてください。