最近、バッテリーの減りが早い?そう感じているあなたに、実際の症状ごとに解決する方法を教えます!これを読んでバッテリーに関する悩みから解放されましょう!
目次
バッテリーの減りが早い?症状と原因!
iPhone購入時よりもバッテリーの持ちが悪くなったと感じる人は多いと思います。バッテリーそのものの劣化も要因の一つにはなりますがそれ以上にiPhoneの設定次第でバッテリーの持ち時間が大きく変わります。特にデフォルト設定にしている場合には自分の気づかない時に自動的にバッテリーが消費されていることもあるので、細かな設定を見直すことでバッテリーの持ちを改善する余地はかなりあります。
よくある症状一覧
- バッテリーが1日もたない。
- だんだん消費が早くなっている。
- のこり30パーセントくらいで電源が切れる。
- アプリで何か動作をすると電源が切れる。
iPhoneの設定が原因
- 通知機能をONにしているアプリが多い。
- バックグラウンド更新 / 自動アップデートをONにしている。
- Wi-Fiを常にONにしている。
- Bluetoothを常にONにしている。
- メールのプッシュ通知をONにしている。
- マルチタスクをあまり閉じない。
- OSをアップデートしていない。
- 画面を明るめに設定している。
バッテリーそのものが原因
あAppleの公式ページによるとiPhoneの場合、フル充電×500サイクルを繰り返した時点でもとのバッテリー容量の80パーセントになるように設計されているそう。つまりフル充電を1日1回のペースでする場合には1年半くらいでバッテリー容量が20パーセント程度減るということになります。Apple公式のサポート(AppleCare+)に加入している場合には無料でバッテリー交換をすることができますが、加入していない場合でも7,800円でバッテリー交換が可能です。
バッテリーを節約、長持ちさせる方法!
電波状況やiPhoneの設定次第でかなり電力消費を抑えることは可能です。また、アプリが増えると知らず知らずのうちに通知や通信で電力を消費しているということもあります。それぞれの対処方法はコチラ↓
iPhoneの設定で節約、長持ちさせる
■iPhone使用時の温度に注意
Apple公式サイトでも注意として表示されているのが35度を超える温度環境が与えるiPhoneバッテリーへのダメージ。iPhoneは0℃~35℃の間で正常に動作するように設計されており、35℃を超える環境で使用した場合にはバッテリーそのものが損傷する可能性があり、それによってバッテリーの駆動時間が減ることがあります。
GPS系のアプリ(ナビやウォーキングアプリなど)を長時間使用する場合に季節によっては〝アチっ!!〟と感じるくらいの温度になることがありますが、バッテリーにとっては深刻なダメージになりかねないということですね。そうなった場合の対処として、Appleではケースを一時的に外して温度を下がりやすくするのも有効な方法です。
参考:Apple公式サイト
■Wi-Fiは接続環境の安定している時のみ使用する
Wi-Fi / モバイル回線にかかわらず、接続環境が安定していない場所でデバイスを使用すると、デバイスが回線を拾うために必要以上のバッテリーを消費することになります。不安定な公衆Wi-Fiや街中のWi-Fiの場合にはモバイル回線(4g / LTE回線など)との切り替えが多くなり、バッテリーを消費します。
■Bluetoothは基本OFFに
BluetoothはOnになっていることで連携機器と通信を行うため、電力を消費します。AirPodsやAppleWatchでBluetoothを使うというような場合をのぞいては、基本的にOFFにしておくほうがよいでしょう。
Bluetooth・Wi-Fiのオンオフ切り替えはコントロールセンター画面から簡単に行えます。
■マルチタスクはこまめに閉じる
マルチタスク(ホームボタンの二回押し)は頻繁に使うアプリをすぐに呼び出すには便利な機能ですが、アプリの状態としては〝半分起動している状態〟として保留されているため、マルチタスクにたくさんのアプリが溜まってくるとそれだけでバッテリー消費量が増えます。普段あまりマルチタスクからアプリを閉じないという人はマメにマルチタスクからアプリを閉じるようにしましょう。
■自分の位置情報は必要なければOFFに
家族や友人と位置情報を共有するアプリ(友達を探す / メッセージetc)を使用するときには〝自分の位置情報〟を常にOnに設定しておく必要がありますが、そうではない場合にはOFFにしておきましょう。
設定 > プライバシー
> 位置情報サービス
> 自分の位置情報を共有をOFF
■画面の明るさを調節する
デバイスの画面を明るくしていれば電力の消費も多くなることはいうまでもありません。iPhoneの場合には〝明るさの自動調節〟機能が備わっていますが、これをOFFにし手動で調節できるようにしておくと常に明るさを控えめに設定でき、バッテリー消費を抑えるのに役立ちます。
画面の明るさ調節はコントロールセンターから行えます。
■必要のないアプリ通知をOFFにする
アプリによってはかなりプッシュ通知が頻繁に送られてくるものもありますが、通知の必要のないものはOFFに設定します。
設定 > 通知
> 各アプリから通知のON / OFFを設定
■OSはなるべくアップデートする
バッテリー消費がOS側の問題である場合には新OSがリリースされる際に問題が修正される可能性があります。この場合にはOSをアップデートすることでバッテリ-消費の程度が改善されます。
■Appのバックグラウンド更新をOFFに
Wi-Fi / モバイル回線接続時に使っていないアプリを自動的にバックグラウンド更新するという機能はデフォルト時にはONになっていますが、これをOFFにしておくことで知らない間にバッテリー消費している、ということを回避できます。
アプリが最新かを確認するにはAppStoreアプリ > 右下アップデート から手動で確認・アップデートできます。
アプリで節約、長持ちさせる
iPhoneのアプリには〝バッテリー節電用アプリ〟なるものが多くリリースされています。アプリによっても多少機能は異なりますが、大体のアプリに共通なのが次のような機能。
- バッテリーの消費量を一目でわかるよう表示する。
- バックグラウンドで動作するアプリを終了するなどをワンタッチで行える。
- 月間の累積データ通信量を表示できる。(キャリア別)
- バッテリー消費を抑えるための裏技紹介
手動で色々なデバイスの設定を調整するのが面倒という人は活用してみてもいいかもしれませんね。
充電方法で節約、長持ちさせる
iPhoneの充電を開始すると、80%程度までは早く回復するのにその後100%になるまで時間がかかるという人がいるかもしれませんが、これはiPhoneに採用しているリチウムバッテリーのもともとの機能なので問題はありません。80%からはトリクル充電という低速充電のシステムに切り替わり、これによってバッテリーの経年劣化を最小限にするものです。
このリチウムバッテリーの場合には、劣化を防ぐ理由でバッテリーを使い切る必要はなく、合計100%の電力が消費された時点で1サイクルとしてカウントする性質があります。
リチウム充電が劣化する原因と考えられているのが過充電。リチウム電池は制御システムを内臓していることがほかの電池とことなる点ですが、フル充電になったまま長時間放置すると、この制御システムの情報に狂いが生じて電力供給が正常に行われなくなると考えられています。
※この情報をリセットするためには、フル充電した後2時間放置し、そのあとデバイスのバッテリーをすべて使い切ったあと5時間ほど放置することでコンピュータに100% / 0%を再認識させることができるとの情報もありますが現時点でApple公式サイトからは有効な手段として紹介されていません。
参考:Apple公式
まとめ
スマホを長い期間使用していると気づかないところで常駐アプリやデフォルト機能にバッテリーを消費されているということは多いのではないでしょうか。ポップアップが表示される通知もアプリが10、20と増えれば消費電力もバカになりません。バッテリーの持ちをよくするには必要な機能、通知機能などを厳選しておくこともポイントとなりそうです。バッテリー自体の容量の低下が心配な人はAppleStoreでもバッテリーの劣化をチェックしてもらえます。