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【2017】新型iMac Proの性能や新機能とは?発売日はいつ?

2017年6月19日

こんにちは!Apple Geek Laboです!WWDC2017で発表された新型のiMac Pro。過去最強のマシンと言われていますが、どのような性能に仕上がっているのでしょうか?スペックの詳細や他のiMacとの違いを紹介していきます。

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新型 iMac Pro

新型iMacProのスペック

今回発表されたiMacProのスペックまとめがこちら↓↓↓(※注目ポイントを赤字にしています。)

ディスプレイ27インチ(対角)Retina 5Kディスプレイ
5,120 x 2,880ピクセル・十億色対応
500ニトの輝度 ・広色域(P3) 
プロセッサ 8コア・ 10コア・18コア
メモリ  32GB 2,666MHz DDR4 ECC
64GBまたは128GBに変更可能
 ストレージ1TB SSD
2TBまたは4TBに変更可能  
グラフィックス Radeon Pro Vega 56
8GB HBM2メモリ
※オプション:Radeon Pro Vega 64(16GB HBM2メモリ)に変更可能 
FaceTime 1080p 
接続ポート

SDXCカードスロット(UHS‑IIに対応)
USB 3(USB-A) x 4
Thunderbolt 3(USB-C)x 4

Ethernet

10Gb(1Gb、2.5Gb、5Gb、10Gb Ethernetに対応)

外部ディスプレイ2台:5,120 x 2,880ピクセル 60Hz 十億色対応
4台:3,840 x 2,160ピクセル 60Hz 十億色対応
4台:4,096 x 2,304ピクセル 60Hz 数百万色以上対応
オーディオステレオスピーカー、4つのマイクロフォン、3.5mmヘッドフォンジャック
入力スペースグレイ Magic Mouse 2
またはスペースグレイMagic Trackpad 2
スペースグレイMagic Keyboard(テンキー付き)
 サイズと重量 高さ:51.6 cm、幅:65.0 cm、スタンドの奥行き:20.3 cm、重量:9.7 kg

スペックと特徴

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 iMacProのディスプレイはiMac27インチのRetina 5Kディスプレイと同型(5,120 x 2,880ピクセル、十億色対応)となっています。 これまでのiMacと比較してディスプレイの明るさは43パーセントUPしています。

%e3%82%a4%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%b8-37キーボード

 今回のiMacProでは同梱デバイスもスペースグレーに統一されていることが特徴です。キーボードはテンキー付き。

%e3%82%a4%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%b8-37マウス・トラックパッド

 マウス・トラックパッド(どちらかを選択)も同じくスペースグレーで統一されています。(ちなみにそれぞれの同梱デバイスは単体販売されないものとなっています。)

%e3%82%a4%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%b8-37オーディオ

従来のiMacからより強化されたステレオスピーカーを装備することで幅広い周波数での音環境(〝豊かな低音からきらびやかなシンバル音まで〟byApple)を実現することができる仕様となっています。

%e3%82%a4%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%b8-37外部インターフェイス(拡張性)

無題

今回のiMacProの4つのThundeboltポートを使うと、iMacProの他にさらに5Kディスプレイを2台(+2台のRAIDシステム)を追加することが可能になります。これによって最大4,400ピクセルの解像度を同時に映し出せることになります。従来型のUSBポート(3.0)も4つのポートで使うことが可能となっています。高速のデータ転送に対応したSDカード(UHS‑II対応)をそのままiMacProに差し込むことができるようになっていることも1つの魅力。

イメージ 10CPU(Intel Xeon)

iMacProのCPUのコア数はこれまでのiMacの最大スペック(クアッド4コア)と比較すると標準モデルでも単純に2倍(8コア)。オプションでは最大18コアまで増やすことが可能となっています。CPUのコア数が増えることによって並行作業を早く処理できるというメリットがあることから、これまでのクアッドコアにストレスを感じていた人にも朗報と言えそうです。

イメージ 10RAM

メモリ容量としては標準が32GB、オプションとして64GB、または128GBへの変更が可能となっています。これまでのiMacでは標準が8GBで最大でも64GBだったことを考えると革新的な変化と言えるでしょう。(※ただしメモリ増設は公式ショップでのみとなっているため注意。)とにかく同時にたくさんのアプリを立ち上げてもサクサクを維持したいという人は128GBにして損はなさそうです。

イメージ 10GPU

無題

今回のiMacProの性能に特化して開発されたグラフィックチップが〝Radeon Pro Vega〟。一つのチップでGPU(グラフィックボード)+HBM2(省スペース・省エネで高い帯域幅を実現するRAM)を組み合わせることによって最大400GB(/秒)でのデータ取得を可能にしているものです。グラフィックの読み込みに関係する動作(例えばVRやエフェクトの多いゲーム、映像など)もこの新型のグラフィックチップによって快適に操作できる仕様となっています。標準モデルはRadeon Pro Vega 56(8GB HBM2メモリ)ですが、オプションとしてRadeon Pro Vega 64(16GB HBM2メモリ)に変更することも可能です。

イメージ 10新OS(MacOS High Sierra)

 Sierraに加えてHigh Sierraで追加されたの主な機能としては、Mailでのスポットライト検索や分割ウィンドウのサポート、従来より35%ファイルサイズの小さい電子メールライブラリの利用...などがあります。(iMacでも通常のSierraからHigh Sierraにアップグレードすることが可能となっていますが、iMacProではデフォルトOSとして初めからHighSierraが入っています。)

イメージ 10サイズ

iMacProのサイズは27インチ、全体のサイズは高さ:51.6 cm、幅:65.0 cm、スタンドの奥行き:20.3 cmとなっていますが、これはこれまでのiMac(27インチモデル)と全く同じサイズです。

デザイン

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見た目のデザインとしては従来の定番カラーだったシルバーから一新してスペースグレーになっていることが最大の特徴でしょう。内部構造に関しては(MacProをも超える強力な機能をディスプレイ裏にすべて設置している都合上)熱処理が最大の課題ともなっていました。が、今回のiMacProでは上の図に見えるように新しいタイプの熱ブロワーを設置することにより、熱処理能力をこれまでの75%向上させることに成功しています。

今までのiMacとの違いは?

 今回発表されたiMacProに最も近いのが2017年のiMacですが、スペック面ではiMac→iMacProで改善されたポイントがいくつかあります。↓↓↓

[icon image="star"] Ethernetが10Gb=従来の10倍速度に。

 これまでのiMacで装備されていたのがギガビットのEthernetポートでしたが、今回のiMacProではこの10倍の接続速度を実現する10GbのEthernetポートが実装されています。物理的には10Gbpsの速度での伝送を可能にするもので、動画などの比較的重いデータの書き出し(アップロード)をすることが多い人にとっては重宝する機能でしょう。

[icon image="star"] 4TBストレージ+接続ポートの強化。

iMacProはいわばiMac+MacPro(通称黒いゴミ箱)を足したともいえるもの。MacProの機能性をApple純正のディスプレイのみで実現できるようになったという事になります。物理的にMacProを置くスペースが必要なくなるだけでなく、デバイス背面でつなぐ配線も少なくなるため、デスク回りをスッキリと見せることができます。

[icon image="star"] シルバーボディ→スペースグレイへ。

iMacProではこれまでのiMacで定番カラーだったシルバーからスペースグレイにカラーチェンジしたことで、よりクールで重厚な印象になっています。同梱のキーボード(Magic Keyboard)と、マウス(Magic Mouse2)も同じスペースグレイに統一されています。

[icon image="star"] 9.44kg→9.7kgへ。

これまでのモデルで最も形状の近い27インチのiMacでは9.44kgの重量となっていましたが、iMacProではスペックの充実化に伴ってそれよりも若干重量が増ています。とはいっても300g程度の差なので頻繁にデバイスを移動する人でない限りはあまり影響はないでしょう。

新型iMacProの価格はいくら?

  iMacProのお値段はズバリ 4999ドル(約550,000円)。ちなみに今回のiMacProに最も形状が近いiMac27インチモデル(Core i7)は420,600円、MacPro(8コア)は508,800円。高性能+ディスプレイまで込み込みの値段で考えると妥当な値段といったところでしょう。

新型iMacProの発売日はいつ?

  iMacProの発売は2017年12月からとなっています。今回WWDCで発表されたHomePodの販売開始と同時期になると考えられます。

海外・日本の反応

 iMacProをめぐっては日本国内・海外メディアでも様々な意見があります↓↓↓

  • iMacProが完璧なマシンであることはいうまでもないが、あくまでプロ仕様のトップエンドモデルなので一般的なユーザにとっては不必要なスペックである。そのようなユーザには標準的なモデルのほうがベターだが、プロ仕様かつハイスペックなモデルを求めているユーザにとっては魅力的なデバイスと言えるだろう。
  • VRゲーム制作などを想定したモデルで、他を寄せ付けない圧倒的なスペックで完全なクリエイター向けである。
  • VR開発をしている人には魅力あるモデル。Macを愛するプロにとっては納得のいくデザイン。
  •  「欲しいけど、ここまでの性能は使い切れなそう」「Appleの意気込みは感じるけどiMacProに関してはどこか空回りしてる印象が否めない」「スペックの割には安いともいえそう」など・・・(twitterユーザ)

新型iMacProは買うべき?

iMacProを買うかどうかを考える場合にはiMacのウリの機能が自分にとって必要かどうかを見るのが近道でしょう。iMacProのウリとはつまり・・・

  • Intel Xeonのコアを最低8コ、最大18コまで増やせる(並行作業の効率性)
  • ストレージは最低1TB、最高4TBまで追加可能。
  • グラフィックボードが最新の〝Radeon Pro Vega〟を搭載(VRなどを想定)
  • Ethenetは10Gbに。(毎秒10GBのデータ転送を実現)
  • Thunderbolt3(USB-C)ポートが合計4つある。(iMacPro以外に最大2台の5Kモニタを追加することを想定)
  • スペースグレーの新色で統一されており同梱デバイスは単独販売ナシ。

というようなこと。イメージとしては「最大3台のディスプレイで複数の激重ソフト(映像、動画編集ソフトや音楽作成、編集ソフトなど)をサクサク操作し、重いデータの送受信を高速でしたい!」というような人にはピッタリのモデルといったところ。新色スペースグレーのiMacをゲットできるなら55万払うのも惜しくないという人はそれも一つの購入理由にはなりうるでしょう...。(笑)
そこまでのスペックは必要ない!といった方は下位機種でいいかもしれません。

ただ従来のMacProの購入を迷っているという人の場合には、MacProだけ(もちろんディスプレイなし)を単体で購入しても50万以上かかることになるので、それよりもわずかに高いiMacProを購入したほうがお得といえそうです。

pyoko2-2_shockデメリットになりうる事は?

値段が高いということは前述の通りですが、それ以外にiMacProでデメリットになりそうなことの1つとしては接続ポートの配置があります。MacProを普段使っている人の場合には筒状デバイス(通称「黒いゴミ箱」)の側面にUSB端子を差し込むことが可能ですが、iMacProの場合にはディスプレイの裏側に接続ポートがあるため、ケーブルをつなぐ時にはいちいち背面を覗き込んで差し込むことになります。USBポートやSDカードを頻繁に利用しないユーザにとっては支障がないともいえますが、高スペックのiMacProを使うユーザのほとんどが外部デバイスとの接続効率を重視しているだろうことを考えると、この点はちょっとマイナスポイントとなりそうです。