iPhone

iPhoneのアプリを完全削除するときの注意点。残るデータや削除できないもの

③ソフトを使って復元する

もしiTunesでPhoneのバックアップをとっている場合は、iPhone用の復元ソフトを使ってアプリの復元が可能です。

ここでは「FonePaw iPhoneデータ復元」という復元ソフトをご紹介します。

まずは以下のリンクからソフトをダウンロードしてください。
https://www.fonepaw.jp/iphone-data-recovery/

インストールが完了したらソフトを起動させて、PCにiPhoneを接続します。iPhoneを「信頼」するかどうか確認されたら、「信頼」を選択しましょう。

次に、「iTunesバックアップファイルから復元」を選択します。すると、自動的にバックアップ履歴が表示されるので、必要なデータを選んで「スキャン開始」を選択してください。

iTunesのバックアップファイルのスキャンが終わると、データがリストアップされます。写真、ビデオ、オーディオ、文書などのファイルが一覧で表示されるので、一つずつ復元するかどうかを確認しましょう。必要な項目を選択して「復元」を選択すれば操作完了です。

アプリの完全削除に関連した豆知識

iPhoneのアプリを完全に削除する際は、以下の豆知識も把握しておくと便利です。

  • iPhoneで「購入済み」履歴からアプリを削除する方法
  • iCloud から不要なアプリを消す方法
  • iPhone を初期化で消去できるアプリデータ・できないアプリデータ

1つずつ解説していきます。

【豆知識1】iPhoneで「購入済み」履歴からアプリを削除する方法

まずは、iPhoneで「購入済み」のアプリを完全に削除する方法を2つご紹介します。

「 AppStore アプリ」から削除する方法

パソコンを使わずにAppStoreアプリから削除する手順はこちら。

1. AppStore アプリを開いて、「アカウントマーク(人のアイコン)」をタップする

 

iPhone,AppStore,アカウント

 

2. 「購入済み」をタップする

 

AppStore,アカウント,購入済み

 

3. 「この iPhone 上にない」をタップする

4. 削除したいアプリ上で左にスワイプして、「非表示」をタップする

 

AppStore,購入済み,非表示

「 Apple ID を新規作成」して削除する方法

Apple IDを新規作成して利用するIDを切り替えることで、Apple ID毎に購入済み履歴を管理する方法もあります。つまり、Apple IDを複数作ることで「購入済み」履歴からアプリを消すことが可能です。

ただし、Apple IDは1つのメールアドレスに対して1つしか作成できません。そのため、新しいメールアドレスを用意してください。

Apple ID を新規作成する手順

Apple IDを新規作成する手順は、以下の通りです。ここでは、iPhoneの「設定」アプリから新規作成するやり方をご紹介します。

1.ホーム画面から 「設定」アプリを開く

2.「アカウントとパスワード」→「アカウントを追加」をタップする

3.「iCloud」をタップする

Apple ID,新規作成,iCloud

↓ 

4. 「 Apple IDを新規作成」をタップする

Apple ID,新規作成,設定

5. 画面の案内に従って、生年月日・名前・メールアドレス・パスワード・携帯電話番号などを入力していく

6. 「利用規約」に同意する

7. 登録したメールアドレス宛に届いた「アカウント確認」メールを開き、リンクをタップしてパスワードを入力する

Apple ID を新規作成するメリット・デメリット

Apple IDを新規作成することで、アプリの購入履歴を別々に管理するメリットが得られます。また、 iCloudの無料分の容量(5GB)をアカウントの数だけ利用することが可能です。

一方で、違うApple IDのアカウントを作成したい場合、毎回サインインする作業が必要です。また、管理自体が面倒に感じてしまうというデメリットも考えられます。

【豆知識2】iCloudから不要なアプリを消す方法

続いて、iCloudから不要なアプリのデータを削除する方法をご紹介します。iCloudの容量が不足してしまった時に使えます。

やり方は以下の通りです。

1.ホーム画面から「設定」アプリを開く

2. 「ユーザー名」→「 iCloud 」→「ストレージを管理」をタップする

3. iCloud にバックアップしたアプリの中から削除したいものをタップする

iPhone,iCloud,ストレージ管理

4. 「書類とデータを削除」もしくは「データを削除」をタップする

iCloud,ストレージ管理,書類とデータを削除

これでiCloudから不要なアプリのデータを削除できました。

【豆知識3】iPhoneを初期化で消去できるアプリデータ・できないアプリデータ

iPhoneを初期化することで、すべてのダウンロード済みアプリをホーム画面から削除することは可能です。

ただし、アプリのデータはApple IDと紐づけられていることを理解しておきましょう。「 AppStore →アカウント→購入済み」の中には、アプリのデータがしっかり残ります。

そのため、iPhoneから完全にアプリを削除したい場合は、iPhoneを初期化する前に「購入済み」アプリのデータを削除してください。

以下の記事では、iPhoneを譲渡・売却する方向けにデータの消去方法を解説しています。こちらも参考にしてください。

iPhone のデータ消去!完全強制初期化する方法を解説!

まとめ

iPhoneのアプリを完全に削除する方法は複数あります。標準アプリや制限がかけられているアプリは削除できないので注意してください。

また、削除前に、関連データや支払い情報が残っていないか十分に確認しましょう。