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SIMフリーのメリット&デメリットとは?スマホ乗り換えや海外利用の基礎知識

2020年2月26日

SIMフリーにするメリットとデメリットがスッキリ分かる!海外での利用方法と乗り換えの注意点、スマホだけでなくWi-Fiやタブレット、ガラケーのSIMフリーについても解説しています。キャリア回線の仕組みも紹介!切り替えを検討している方におすすめの記事です。

SIMフリーにするメリットとデメリット

メリットデメリット
スマホ・月々の利用料を抑えることができる
・海外でも同じ端末が利用できる
・端末を変えずに通信業者のみ乗り換えができる
・サポートや直接相談ができないことが多い
・補償がない
・キャリアメールが使えなくなる
タブレット・月々の利用料を抑えることができる
・海外でも同じ端末が利用できる
・端末を変えずに通信業者のみ乗り換えができる
・セルラー版のタブレットであることが必要
・セルラー版のタブレットはWi-Fi版に比べて値段が高い
Wi-Fi・通信費用を抑えることができる
・違約金を気にせず他社に乗り換えができる
・速度制限がかかりやすくなる
PC・通信費を抑えることができる
・通信会社の乗り換えがしやすい
・SIMフリーPCの種類は少ない
ガラケー・通信費を抑えることができる
・2年縛りなく機種変、乗り換えができる
・選べる通信会社は少ない
・キャリアメールが使えなくなる

どの端末でもSIMフリーにできるの?

全ての端末がSIMフリーに対応しているわけではありません。

現在販売されている端末はSIMフリー、もしくはSIMロック解除対応となっていますが、総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」を制定する前、2015年5月以前の端末はSIMロック解除ができないことがほとんどです。

それは2015年5月以前の端末はキャリアごとの(au、docomo、SoftBank)対応バンド(電波・周波数)に設定されており、利用できる回線が決まっていて変更することができないからです。

SIMロック解除ができないと格安SIMは使えない?

SIMロック解除対応機種ではなくても、格安SIMを利用した通信会社に乗り換えることができます。

ただし、乗り換え先の回線と、現在使っている回線同じであることが条件。

docomo回線を利用している通信会社が一番多く選択肢も広いですが、au、SoftBankの回線に対応している業者はたくさんあります。

SIMロック解除できない端末を利用している方は、まず乗り換え先通信会社の回線を確認をするようにしましょう。

SIMロック解除方法について詳しくはこちら

通信会社別の対応キャリア回線

SIMフリー端末出なくても、SIMロック解除対応端末出なくても、利用回線が同じであれば通信会社を変えることができると紹介しました。

そこで人気の格安SIMを販売している通信会社の利用回線をまとめました。

通信会社では複数のキャリア回線に対応していることもあり、選択肢はたくさんあるので諦めなくても大丈夫です!

docomoauSoftBank
UQモバイル××
mineo
楽天モバイル×
IIJmio××
LINEモバイル×

格安SIMへの乗り換えはカードのサイズに注意

SIMカードには「標準SIM」「micro SIM」「 nano SIM」「マルチSIM」の4種類のがあり、違いはサイズです。

端末によって使えるSIMカードのサイズが違うので、格安SIMへの乗り換え時には注意をしてください。

SIMカードの特徴
標準SIM・昔のガラケー
・iPhone 3G・3GS
・初期スマートフォン
サイズが大きく、今はほとんど使われていない
micro SIM・iPhone 4/4S
・2014年頃までに販売されていたAndroid
・現在販売されているガラケー
nano SIM・iPhone 5以降のiPhone
・2014年以降のAndroid
・現在販売中のスマホ
マルチ SIMUQモバイルなどで販売されているその端末にも対応できるSIMカード

海外でSIMフリーを利用するメリット

海外に行く時に携帯の通信をしている方は多いのではないでしょうか?海外でに利用を調べた時に「SIMフリー」を知った方も多いはずです。

そこで、ここでは海外でSIMフリー端末を利用するメリットを紹介します。

基本的に日本で販売されている端末は日本国内の回線のみ利用できるSIMカードが入っています。

そのため、海外でスマホやタブレットで通信するには、各キャリアの海外パケットプランへの申し込み、現地の回線に合わせたSIMカードを利用する、もしくは現地で使えるWi-Fiルーターを使った通信のどれかを選びます。

海外で使うにはSIMフリーとWi-Fiどちらがお得?

メリットデメリット
海外パケットプラン・設定不要
・端末だけで通信できる
・値段が高い(1日2000円程)
・事前に申し込みが必要
レンタルWi-Fi・複数人で使える
・使い方は簡単
・Wi-Fiルーターを持ち歩かなければならない
・SIMカードに比べると費用がかかる
・充電が必要
現地SIMカード・値段が安い
・現地でも海外SIMカードに切り替え設定可能
・設定がややこしい
・SIMフリー端末でないと使えない

海外でも同じ端末を使うには、現地SIMカードの購入が一番費用を抑えることができ、プリペイド式なので費用が上がる心配もありません。

Wi-Fiのようにルーターを持ち歩かなくていいので荷物が増えないというのも大きなメリットです。

ただ、SIMカードを入れ替えた時に設定が必要ですし、SIMフリー端末でない場合は現地SIMカードを使った通信はできません。

費用を抑えたい方には現地SIMカード、簡単に使いたい方はWi-Fiがおすすめです。

海外で使うポケットWi-Fiについて詳しくはこちら

SIMフリーの中古スマホで携帯がお得に使える!

SIMフリーの中古スマホで携帯がお得に使える

スマホをお得に使うコツのひとつは「中古スマホ+格安SIM契約」の組み合わせです。

スマホ単体を中古で買うことにより、端末の購入価格を抑えることができる上、自分で格安SIMを選んで契約することで月々の通信費用を最小限に抑えることができるのです。

中古スマホと格安SIMを使うメリット

  1. 好きな端末を選ぶことができる
  2. 通信費用を抑えることができる

最新機種から古い機種まで中古スマホとして販売されており、購入時に選べる端末の幅は広く、中古なので最新機種を安く手に入れることも可能です。

キャリアでの購入と違い、端末だけの購入なので端末を買っただけでは通信できません。

そこで、通信会社との契約を個人で行うのですが、通信会社の数は多くプランも豊富なので自分に必要な通信プランを選べるので無駄がなくお得にスマホ、タブレットを使うことができるのです。

中古スマホと格安SIMを使うデメリット

  1. 補償やサポートがない
  2. 最新アプリが使えない可能性
  3. 端末の調子が悪くなりがち

特にネットで中古スマホを買う場合、キャリアでの購入と違って補償サポートがないことがほとんどです。

販売店によって補償サービスに大きな差があるので、購入する店の見極めは大切になってきます。

また、安いという理由で古いバージョンの端末を買うときにはOSのアップデートにも注目してください。

極端に古い場合OSのアップデートができず、使えないアプリが続出することになります。

そして、中古である以上は電池のもちが悪い、時々フリーズが起こるなど不具合がでてくることもあります。

これは実際に利用してみないと分からないことなので「問題なく動くスマホが欲しい」という方には中古スマホの購入はおすすめできません。

おすすめの格安SIM

SIMフリー端末が主流になっている今、たくさんの会社が格安SIMとして通信サービスを提供しています。

各社それぞれの特徴がある上、通信速度通話の可否、通信量など条件によって値段が変わる仕組みです。

オプションや必要な機能を自分で選べるので、自分に合った通信プランを無駄なく使えるのでお得です。

格安SIMの選び方とおすすめ比較ランキング!口コミ評判

まとめ

SIMフリーとは自分で通信会社を選べる仕組みです。

通信端末切り離して販売されているため、海外利用、契約の2年縛りもなく、スマホやタブレットの利用に関して自由度が高くなります。

メリットが多いので、今後日本では格安SIMが主流になっていくと考えられています。

この機会にスマホプランの見直し、格安SIMの検討がおすすめです!