格安SIM MVNO

UQモバイルの解約方法。必要なもの、違約金やMNP転出の手数料は?

UQモバイルは利用者は300万人を超え(2024年時点)、国内2位の人気サービスです。

それでも解約することはあります。

本記事では、 UQモバイルを解約するときの方法や注意点、申し込み方法や違約金についてまとめました。

MNPを使って乗り換えるときの方法についても紹介します。

目次

UQモバイルを解約するには?

「UQモバイル」はKDDIグループが提供する格安SIMのサービスです。

UQモバイルを解約するための方法は2つあります。

それぞれの方法と解約に必要なものを解説します。

電話かネットのみ、店舗での受付はしていない

 UQモバイルの解約方法は、電話ネットのどちらかで申し込む必要があります。店舗での受付はしていません。

いわゆる「3大キャリア」(docomo、au、ソフトバンク)と比べて利用料金の安い格安SIMサービスでは、店舗で対応するサービスを減らして、人件費を削減しています。

解約が電話とネットのだけなのも、その一環です。

店舗受付していないのは不便に思う人もいるかもしれませんが、ネットで完結できると出向く手間もかからないので便利です。

解約するのに必要なもの

 UQモバイルを解約するのに必要なものは、次の通りです。

  • 契約者情報
  • 暗証番号
  • My UQのIDとパスワード

契約時と同様、基本的には「契約者本人」が解約を申し込む必要があります。

ネットの場合は確認しようがないので、本人以外の(たとえば家族)が解約手続きを代行することは可能ですが、暗証番号やMy UQのパスワードが必要です。

手続きは以下の手順で行います。

  1. my UQ mobileにログイン
  2. 「契約確認・変更」を選択
  3. 「ご契約中の料金プラン」から「詳細を確認・変更する」を選択
  4. 下にある「解約」を選択
  5. 画面の指示に従って項目を入力していく
  6. 解約手続き完了

電話で解約する場合は、「UQモバイルお客さまセンター」から解約手続きを行います。

電話番号: 0120-929-818 受付時間: 9:00~20:00(年中無休)

【ケース別】UQモバイルの解約方法

ここからは2つのケースでUQモバイルを解約する方法を紹介します。

  • 完全解約
  • MNPで乗り換え

それぞれの方法を解説します。

前項で解説したように、申し込みは電話かネットの2択です。

完全に解約(電話番号を手放す)する場合

完全に解約すると、今まで使っていた番号が今後使えなくなります。電話番号を引き継がない場合は「完全解約」です。

UQモバイルの問い合わせセンターに電話するか、ネットで解約することができます。

ネットで解約をする場合は、UQモバイル解約ページか、前項のmy UQ mobileにログインして手続きします。

UQモバイルの問い合わせセンターの電話番号は、「0120-929-818」です。

MNPで乗り換える(電話番号を継続して利用)場合

UQモバイルや解約するけど、今まで使っていた電話番号は継続したい場合は、MNP番号を発行して解約手続きを行います。

MNP(Mobile Number Portability)とは、電話番号はそのままで変更後の携帯会社のサービスを利用できる制度です。「番号持ち運び制度」とも呼ばれます。

UQモバイルでMNP番号を発行する方法もネット電話のどちらかです。アクセスするページや電話番号は、通常の解約と同じです。

その他(契約者が死亡したときなど)

特殊なケースとして、契約者本人が死亡してしまったときなどに、親族などが代理で解約する場合もあります。

通常、スマートフォン契約の解約ができるのは本人のみです。しかし契約本人が亡くなってしまった場合は、家族であれば代理手続きが可能です。

代理解約の場合は、UQモバイルの問い合わせセンターに電話します。その後に送られてきた書類を提出して、解約手続きに入ります。

所定の日から8日以内なら初期契約解除制度を利用し書面で解約

UQモバイルのスマートフォンを契約したけどやっぱり他のキャリアに変更したいと思った場合は、所定の日から8日以内であれば違約金が発生せずに解約できます。

8日以内にUQモバイルを解約したい場合は、初期契約解除制度が利用可能です。

初期契約解除制度の詳細の方法やポイントについては、UQモバイルの公式サイトより確認してから手続きを開始するようにしましょう。

 UQモバイル解約時に違約金は「発生しない」

UQモバイルに限らず、携帯電話を解約するときに気になるのが「解約金」や「違約金」でしょう。

しかし、UQモバイルでは、2022年4月からはすべてのプランで解約金が廃止されました。

解約やMNP転出の際に、解約金や違約金が発生することはありません。

コミコミプラン

「コミコミプラン」はデータ容量と電話のかけ放題がセットになったプランです。

  • 毎月20GBのデータ容量
  • 1回10分以内の国内通話かけ放題

以上の2点がセットになっています。

データ通信も通話も利用するユーザー向けのプランです。月額料金は3,278円(税込)です。

トクトクプラン

「トクトクプラン」は中容量の変動プランです。

毎月15GBまでデータ通信が利用でき、データ利用量が月1GB以下の場合は自動で割引となります。

  • 毎月のデータ容量は15GB
  • 1カ月のデータ使用量が1GB以下だった場合、料金は2277円まで下がる

月額料金は3,465円(税込)です。

割引は「自宅セット割(ー1,100円/月)」や「au PAY カードお支払い割」が併用できます。

ミニミニプラン

「ミニミニプラン」は、毎月4GBのデータ容量で、データ通信の利用が少ないユーザー向けのプランです。

  • 毎月のデータ容量は4GB
  • 基本料金は月額2,365円(税込)

4GBとはいえ、それなりに使える容量です。

トクトクプランと同様に自宅セット割(-1,078円/月)か家族セット割(-1,628円/月)のどちらが適用できます。

MNP転出の場合

UQモバイルではMNP転出には手数料はかかりません。(2021年4月からMNP転出手数料が廃止)

そのため、 UQモバイルを解約しても別サービスに乗り換えても、違約金や手数料はゼロです。

ただし、乗り換え先の携帯電話会社で新規事務手数料やSIMカード発行手数料などがかかることあります。

ちなみに、UQモバイルに「転入」する際の事務手数料は3,850円です。

UQモバイル解約の日割り料金について

UQモバイルを月の途中で解約する場合は、契約しているプランによって日割り料金になる場合と満額請求される場合があります。

5Gプラン・・・日割り料金ナシ(満額請求)

4G LTEプラン・・・日割り計算アリ

「新しいプランは日割りなしの満額請求」と思っていればいいでしょう。

また、料金プラン変更の場合は翌月1日からの適用になるため、日割り料金は発生しません。

「5G対応プラン」は日割ナシ(全額)、「4G LTEプラン」は日割り

日割り対象外(満額請求)される、5GB対応の具体的なプラン名は以下の通りです。

  • コミコミ・トクトク・ミニミニプラン
  • くりこしプラン +5G
  • 通話オプション

4G LTE対応料金プランは日割り計算となります。こちらは古いプランのため、以前から UQモバイルを使っている人のみ該当します。

UQモバイルの料金プランのメインである「コミコミ」「トクトク」「ミニミニ」プランは料金が日割りになりません。

月の途中で解約しても満額請求されるため、月末付近の解約がおすすめです。

「くりこしプラン、スマホプラン、おしゃべりプラン、ぴったりプランなどを利用している場合は日割りになるので、月末解約にこだわる必要はありません。

また、オプションメールサービス(uqmobile.jp)に加入・解約した場合は、加入・解約いずれの場合でも日割り料金になります。

オプション料金は一部オプションのみが日割り対象

しかしUQモバイルは利用している場合に月の途中で解約しても月の料金は日割り計算されるようになっているのですが、注意すべきこともあります。

それはオプション料金です。UQモバイルにはいくつかのオプション設定があり、オプションによっては毎月の料金が異なります。

解約する前に自分が設定しているオプションが日割り対象かも確認しておくと無駄な料金を支払わずに済むでしょう。

UQモバイルを解約する時の注意点

ここまではUQモバイルの違約金や日割り計算など解約時のポイントについて紹介してきましたが、UQモバイルを解約する際には他にも注意すべき点があります。

ここではUQモバイルを解約する際の注意点についてもう少しチェックしていきましょう。

①解約後はUQモバイルのEメールアドレスが使えなくなる

まずUQモバイルを解約する際に注意してほしい点としては、UQモバイルを解約してしまうとUQモバイルのEメールアドレスが利用できなくなってしまいます。

なのでUQモバイルのEメールアドレスで会員登録している場合は、事前にメールアドレス設定を変更しておきましょう。

②MNP予約番号の有効期限は発行日を含む15日間

UQモバイルのスマートフォンの電話番号をそのまま利用したいためMNP転送を予約する際は申請期間をチェックしておきます。

MNP予約番号は、有効期限が発行日から15日以内になっているので15日を超えないタイミングでMNP予約番号を発行するようにしましょう。

③端末の分割支払金や賦払い金が残っている場合は解約後も支払いが続く

また端末の分割支払い料金や賦払い金が残っているはUQモバイルを解約しても継続して料金を支払う必要があります。

端末の分割支払い料金や賦払い金は、UQモバイルとの契約とは関係ないのでUQモバイルを解約しても料金が発生してしまうので注意が必要です。

④SIMカードの返却の必要は無い

また格安SIMカードはUQモバイルを解約しても郵送したり、返却する義務はないので注意してください。

他の格安SIMカードが郵送されてきたり、3大キャリアに移行する場合は利用していたSIMカードは不要なのでゴミとして捨てても問題ありません。

⑤UQ購入サポートを利用して12か月以内の場合は別途違約金がかかる

またUQ購入サポートを利用して12か月以内の場合は別途違約金が掛かってしまうことがあります。

UQモバイルで購入サポートというオプションを契約しているのに12か月以内で解約してしまうと追加の違約金が発生してしまうので注意してください。

⑥再契約の際は同じSIMカードは利用できない

UQモバイルを一度解約して再度UQモバイルと再契約する場合に、過去のSIMカードが合っても利用することができないので注意しましょう。

一度解約してしまったSIMカードは再契約時に利用できないので、再利用しようと思って取っておいても意味がありません。

再契約した場合は再度発行されるSIMカードを利用するようにしてください。

UQモバイルのオプションのみの解約方法

解約の際に日割り計算できないオプションなどは事前に解約しておきましょう。無駄な出費が発生せずにUQモバイルの解約をすることができます。

ここでは不要なUQモバイルのオプションの解約方法について紹介していきます。

UQ mobileエンタメマーケットにログインしMYページへ

まずUQモバイルの解約方法としては、UQ mobileエンタメマーケットにログインする必要があります。

UQ mobileエンタメマーケットには、「https://option.uqwimax.jp/uqmobile/」にアクセスして、画面右上にある「Myページ」をクリックしましょう。

サービス内容の確認・変更はこちらを選択

「Myページ」画面にアクセスできたら、設定情報の変更画面よりサービス内容の確認・変更はこちらをクリックしましょう。

他のUQモバイルの設定や契約もこの画面から確認することができますので、同時にチェックしておくとよいかもしれません。

解約手続きに進むを選択

サービス内容の確認・変更はこちらをクリックすると解約手続きに進むの項目を確認して、クリックしましょう。

解約手続きに進むをクリックするとUQモバイルの契約を解約することができる画面に移動します。自分の契約内容もここで確認しておくとスムーズに解約することができます。

解約したいオプション名を確認し解約するを選択

また解約手続きに進むより解約手続き画面が表示されたら不要な解約したいオプション名が表示されていることを確認しましょう。

もし解約したいオプション名がない場合は既に解約済みの場合は、異なるアカウントでログインする必要があるかもしれません。

解約完了画面が表示されれば完了

解約したいオプション名を確認して解約手続きをクリックすると解約手続きの内容を確認する画面が表示されます。

問題なければそのまま解約手続きを進めて解約完了画面を確認できれば、解除完了になります。

auスマートパスの解約方法

ここまではUQモバイルの解約方法やUQモバイルのオプションの解約方法について紹介してきました。

UQモバイルを契約している際にauスマートパスに契約している場合は、auスマートパスもUQモバイルの解約時に一緒に解約する必要があります。

ここではauスマートパスの解約方法について紹介していきます。

UQモバイルで加入手続きをした場合も解約はau Webポータルで行う

そもそもauスマートパスを契約した場合はどこのサイトから解約手続きをすればいいのでしょうか。

UQモバイルのサイトからUQモバイルを契約時にauスマートパスを契約した場合でもauスマートパスを解約したい場合は、au Webポータルのサイトから解約手続きを行う必要があります。

各種サービス入会・退会ページへアクセス

au Webポータルのサイトからauスマートパスを解約したい場合は各種サービス入会・退会ページより行う必要があります。

またau WebポータルのサイトにアクセスしてUQモバイル契約時に作成したアカウントよりログインしてから各種サービス入会・退会ページに推移しましょう。

auスマートパス項目の「退会」を選択

各種サービス入会・退会ページの画面が表示されたら、「auスマートパスプレミアム/auスマートパス」の項目の[退会]をタップしてください。

他のサービスの退会ページや設定項目もあるので間違わないように注意してください。

注意事項を確認し「退会する」を選択

「auスマートパスプレミアム/auスマートパス」の項目の[退会]をタップすると退会時のご注意事項が表示されるので内容を確認した上で、[退会]をタップしてください。

またこの際に「au Market アプリ」が無効になっていると退会手続きが行えないので、事前に有効化しておきましょう。

これでauスマートパスの解約方法が完了です。もしauスマートパスの解約する必要があれば是非この方法を参考にやってみましょう。

暗証番号を入力しOKを選択で完了

退会]をタップするとUQモバイル契約時に設定したパスワードまたは暗証番号の入力を求められます。

ご契約時に決めた4桁の暗証番号を入力して、問題なければそのまま「OK」をタップします。

もしパスワードがわからなくなってしまった場合は、auの問い合わせセンターやauショップに行き暗証番号の再設定が必要になることもあるので、暗証番号は事前に確認しておきましょう。

まとめ

UQモバイルの解約方法や解約する際に発生する違約金のポイントについて紹介してきましたが、わかっていただけましたでしょうか。

UQモバイルは解約する際には自分のプランやオプションを確認した上で無駄な出費が掛からないように注意しましょう。

またUQモバイルのプラン料金は日割り計算することもできますので、必ず月末に解約しなくても大丈夫です。

最近では新しいプランやサービスも続々とリリースしていますので、是非自分に合ったキャリアに切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?