iPhone7 / 7Plusと同日に発表された、新しいAppleWatch2。今回は、そんなAppleWatchの新型モデルについて取り上げます。
2015年に初代モデルが発売されて以来、ややニッチな製品ではあるものの、AppleWatchは着実にユーザーを増やしてきました。
そして発表された、2016年モデル。
series1とseries2の2種類がラインナップされていますが、初代モデルとは一体何が違うのでしょうか?
そこで、この記事では2015年発売の初代AppleWatchと、2016年発売のAppleWatch series1/2を比較の上、
- 初代モデルから買い換えるべきか?
- 買うならseries1と2のどちらが良いのか?
について考えていきたいと思います。
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目次
はじめに:AppleWatchとは何かをざっくり解説
AppleWatchは、2015年に初代モデルが発売された、iPhone専用のスマートウォッチです。
主な機能は、iPhoneの通知の表示や各種アプリのコントロールなど。
簡単に言ってしまうと、ガラケーの背面液晶が腕時計型になった物をイメージして頂ければ大丈夫です。
2015年モデルと2016年モデルとの違い
それでは、初代のAppleWatchである2015年モデルと2016年モデルの違いについて触れていきましょう。
なお、2016年モデルはseries1とseries2の2種類があるので、それぞれについて比較していきます。
2015年モデルとの違い~AppleWatch series1編
2015年モデルと2016年モデルのseries1との違いは、実はあまり多くありません。
大きな違いは、
- series1では、本体ケースとバンドがアルミケースとスポーツバンドの組み合わせのみ販売されている。
- series1はデュアルコアのCPUを採用しているため、2015年モデルよりも処理能力が高い。
といった程度です。
耐水性能も同じIPX7相当で、いずれも水中に沈めることは推奨していません。
AppleのHPを確認する限り、どちらかというと耐水というより防滴に近いニュアンスを感じられました。雨や水仕事などで軽く濡れる程度なら、すぐに拭き取れば問題ありませんが、プールやお風呂・シャワーなどで使うのはお勧めできません。
一言で言えば、series1は2015年モデルのマイナーチェンジモデルといったところですね。
2015年モデルとの違い~AppleWatch series2編
series1では違いは殆どありませんでしたが、series2と2015年モデルを比較すると、かなり多くの違いがあります。
series2では、主に以下のような新機能が採用されています。
AppleWatch series2の新機能
- GPS内蔵
- 新型CPUのS2プロセッサを採用し、より処理能力が高い。
- 50mの耐水性能
- 従来機より2倍明るいディスプレイ
- Apple Payを使った店頭決済や交通機関の利用が可能
- iPhone7 / 7Plusと同等のApple Pay機能を搭載
series1が2015年モデルのマイナーチェンジに留まっていたのに対し、こちらは大幅な進化を遂げた後継機種という位置づけです。
AppleWatch series1は、こんな方にオススメ!
- 高度な機能は不要なので、その分安く手に入れたい。
- 初めてAppleWatchを買うので、いきなり高いモデルを買うのは心配。
- お風呂やシャワー、プール等では使わない。
といった感じで、基本的には多くの機能を求めない、多少不便でも安いほうが良いという方向けです。
また、マイナーチェンジモデルなので、現在2015年モデルを使われている方は、わざわざ買い換えることもないでしょう。
AppleWatch series2は、こんな方にオススメ!
一方のseries2は、新機能が追加されたり、性能がアップしているということで、こんな方にお勧めです。
GPS機能を利用したい
AppleWatch側にもGPSが搭載されているので、今後は位置情報を利用するアプリの精度向上などが期待できます。
シャワー時に利用したい
series1や2015年モデルよりも高い耐水性能を備えているので、シャワーの時も利用することが出来ます。
ただし、長時間の水没や石鹸、シャンプー、洗剤などの付着は機能低下を招く恐れが有るので、その点は注意が必要です。
プールの中で使いたい
前述の通り、series2では耐水性能が向上しているので、プールでも腕に付けたまま泳ぐことができます。
ただし、あくまでも浅い水深での利用を想定しているので、スキューバーダイビングやウォータースキーのような高い水圧が掛かる場面には持ち込まないようにしましょう。
また、浅い水深であっても、長時間の水没や不純物の多い水(温泉など)に浸けるといった行為は、故障の原因となる可能性があるので注意が必要です。
Apple Payを使って、お店で買い物をしたり、鉄道やバスを利用したい。
series2ではApple Payのフル機能に対応しているので、対応するクレジットカードやSuicaを登録すれば、お店で買い物をしたり、鉄道やバスといった交通機関を利用することもできます。
いちいちお財布やカードケースを取り出さずに決済できるので、利用頻度の高い方には大変便利な機能といえるでしょう。
iPhone7 / 7Plusを買わずにApple Payのフル機能を利用したい
AppleWatchのフル機能に対応しているseries2ですが、組み合わせるiPhoneはiPhone 5以降ならどのiPhoneでもOK。
「Apple Payを試してみたいけど、iPhone7 / 7Plusはちょっと高くて……」という方にもお勧めです。
長く使いたいので、出来るだけ性能や機能面に優れたものが欲しい。
AppleWatchは、iPhoneほど頻繁に買い換えるようなデバイスではないのが現状です。
となると、できるだけ長期間、快適に利用するためには、ハードウェアの性能が優れ、対応する機能も多い物を選ぶ方が得策でしょう。
新しい物が欲しい!
これは、説明不要ですね!
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意外と大きなポイントが、Apple Payのフル機能に対応していること。
前述の通り、ペアリングするiPhoneはiPhone7 / 7Plusでなくても大丈夫なので、Apple Payを試したいけどiPhone7 / 7Plusへの買い替えは難しいという方にもおすすめですよ。
2015年モデルを使われている方でも、上記のメリットにピンときたのであれば、買い替え対象として十分検討に値するでしょう。
逆に、いまいちピンとこないという方は、無理をしてまで買い換えるほどの物ではないかもしれません。
まとめ:買うならseries2が基本。買い替えなら利用法次第
というわけで、今回はAppleWatchの2016年モデルと2015モデルを比較して、違いや買い替え検討時のポイントについて触れてみました。
結論として、新しく買うのであれば、(予算が許せば)series2を買うほうが満足できる可能性が高いと思います。
一方、2015年モデルからの買い替えという方の場合、series1は対象外、series2はその新機能の必要性を感じた時だけ買い換えれば良いという感じでしょうか。
筆者は2015年モデルを使用しているのですが、今のところseries2の必要性をあまり感じていないので、もう暫く2015年モデルに頑張ってもらうつもりです。
それでは、快適なiPhoneライフを♪
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