Apple Watch

アップルウォッチがリンゴマークのまま消えないときの対処法

アップルウォッチで発生するエラーの「リンゴループ」について解説します。

ディスプレイにリンゴマークが表示されたまま、アップルウォッチが動かなくなってしまう状態です。

リンゴマークがループする原因は様々だが、強制再起動が有効です。

この記事では、アップルウォッチがリンゴマークのままループする原因と対処法について、詳しく紹介します。

アップルウォッチ

Apple Watchの「リンゴループ」とは

Apple Watch(以下アップルウォッチ)の「リンゴループ」とは、リンゴマークがついたまま操作できなくなる状態のことです。

  • ディスプレイにリンゴマークが表示されたまま動かない
  • マークが点滅する状態

主に2つの状態があります。どちらもアップルウォッチが正常に起動しないという点では同じです。

リンゴマークのままになるときの状況

アップルウォッチの「リンゴループ」、つまりリンゴマークのまま動かない症状を、公式のサポートページなどで調べると、以下のような状況で発生することが多いようです。

  • 充電するとリンゴマークが出たままになり、充電器から外しても電源が入らない
  • 画面が動かないので再起動すると、リンゴループに陥る

Apple Watch が Apple ロゴを表示したまま動かない場合(アップル公式サイト)

アップルウォッチがリンゴマークのままループする場合の対処法

アップルウォッチがリンゴマークのままループするときには、以下のような対処法があります。

  1. 強制再起動
  2. バッテリーを充電
  3. 再ペアリング
  4. watchOSをアップデート
  5. クリーンインストール
  6. Appleサポートで修理

いずれかの方法で解決できる可能性があります。

①アップルウォッチを強制再起動する

アップルウォッチがリンゴマークのままループするときに、まず試すべきは強制再起動です。

強制再起動は、一時的なソフトウェアの問題やシステムの不具合を解決するのに役立ちます。

アップルウォッチを強制再起動する

サイドボタンとDigital Crownを両方とも長押し→画面が黒くなり、Apple ロゴが再び表示されたら、両方のボタンを放す

②バッテリーを充電

アップルウォッチがリンゴマークのままループするときは、バッテリーの不具合でエラーになっている可能性があります。

アップルウォッチのバッテリーが極端に低下している場合、デバイスは正常に起動できません。

充電すると改善するケースもあるため、バッテリーの残量を確認してみましょう。

アップルウォッチを純正の充電器に接続して数時間かけてフル充電してみてください。充電完了と同時にリンゴループが解消されることがあります。

③再ペアリング

再ペアリングも有効な対処法です。

アップルウォッチのペアリングに何らかの問題が生じてリンゴループのままになっている場合は、一度ペアリングを解除し、後に再ペアリングを行います。

ペアリングをやり直す方法は「アップルウォッチ(AppleWatch)を再ペアリングする方法」を参考にしてください。

④watchOSを最新にする

watchOSを最新バージョンに更新するとリンゴループが解消されることもあります。

watchOSはアップルウォッチ専用のOS(オペレーション・システム)でiOSのアップルウォッチ版です。

アップルウォッチのiOSを更新する方法は「Apple Watchで直接アップデートする」(公式サポートページ)を参考にしてください。

⑤アップルウォッチのクリーンインストール

アップルウォッチのクリーンインストール(工場出荷時の状態に戻す)も有効な対処法です。

アップルウォッチのクリーンインストール方法

Apple Watch の「設定」アプリを開く→「一般」→画面をスクロールし、「リセット」をタップ→「すべてのコンテンツと設定を消去」→パスコードを入力

モバイル通信機能付きの Apple Watch では、モバイル通信プランを継続するか解除するかを決定します。

ただし、この方法ではアップルウォッチが初期状態に戻ってしまうので、最終手段として使ってください。

⑥Appleサポートに連絡

以上の対処法を行なっても、アップルウォッチがリンゴマークのままループして動かない場合は、デバイスの修理を検討します。

公式サポートに連絡し、アップルウォッチの状態を説明しましょう。ただし、ハードウェアが原因である場合などは、Appleサポートでも解決できないケースもあります。

修理依頼の前に、最新のバックアップを確認しておくことをおすすめします。

また、修理には時間と費用がかかる可能性があるため、事前にAppleサポートや認定サービスプロバイダーに確認してください。

アップルウォッチの平均的な修理代は以下です。

修理タイプ平均費用(円)保証所要時間注意点
Apple 正規店20,000 - 40,000円あり(Apple保証)数日 - 1週間データのバックアップ推奨
非正規修理店10,000 - 30,000円店舗による数時間 - 数日非公式部品使用のリスク
自己修理5,000 - 15,000円なし即日 - 数日修理ミスのリスクが高い

公式サポートによる修理は費用は高いですが、最も信頼できる方法です。

アップルウォッチがリンゴマークのままループする原因

突然アップルウォッチが「リンゴループ」の状態になってしまう原因は、ひとつではありません。

考えられる原因としては、以下のようなものがあります。

  • ソフトウェアの問題
  • バッテリーの問題
  • ハードウェアの損傷
  • アップルウォッチのアップデートの失敗

それぞれ詳しく解説します。

①ソフトウェアの問題

一般的には、リンゴループはソフトウェアが原因で起こるエラーです。

同じ画面がループする現象は「ブートループ」とも呼ばれ、ソフトウェアの更新中のエラーや、ソフトウェア自体にバグがあるときに発生することが多いエラーです。

②バッテリーの問題

もう一つの原因が、バッテリーの劣化によるものです。

バッテリーの劣化や充電不足によって電力供給が不安定になり、アップルウォッチが正常に起動できなくなることがあります。

アップルウォッチのバッテリーの平均寿命は4〜5年といわれ、経年劣化したデバイスではバッテリー交換が必要になります。

③ハードウェアの損傷

アップルウォッチがリンゴマークのままループする現象は、ハードウェアの損傷が原因の可能性もあります。

落下や物理的な衝撃により、デバイスの内部コンポネートなどが損傷し、画面表示が不安定になる場合などです。

また、水などの液体が内部に浸透して損傷する可能性もあります。アップルウォッチは防水機能が搭載されていますが、使い方によってはダメージを受ける可能性があります。

アップルウォッチの取り扱いには十分に注意しましょう。

④アップルウォッチのアップデートの失敗

アップルウォッチをアップデートする際、失敗してリンゴループに陥る場合もあります。

アップデート中にエラーが発生したり、アップデートが完全には完了しなかったりした場合です。

他にも、アップデート中にデバイスが予期せず再起動したといった状況で起こる可能性があります。

もう一度アップルウォッチをアップデートすると、直る場合もあるので試してみましょう。

まとめ

アップルウォッチのリンゴループ、リンゴマークのまま動かない状態の対処法について解説しました。

リンゴループになってしまったときは、強制再起動が有効です。(ほとんど唯一の解決策といえるかもしれません)

それで直らなければ、サポートに修理に出すことをおすすめします。

ただし、デバイス自体の損傷や寿命が原因である場合は、修理が不可能なケースもあることを覚えておきましょう。