Apple Watch Series 9にはダブルタップという目玉の新機能が追加されました。
画面操作することなくさまざまなアクションを起こせます。
この記事では、Apple Watch Series 9のダブルタップについて詳しく解説をします。
目次
Apple Watch Series9のダブルタップとは?
「ダブルタップ」は、Apple Watch Series 9から追加された新機能です。
では、実際にどのような機能なのか見ていきましょう。
親指と人差し指をダブルタップするだけで電話に出たりできる機能
Apple Watch Series 9で使えるダブルタップは、Apple Watchを装着している側の親指と人差し指を2回タップすることで着信した電話に出れたりする機能です。
従来であれば、画面のタップが必要でしたが、手が空いていない状況でも2本の指さえ使えれば操作できる今まで以上に便利な機能です。
ダブルタップが使える条件
ダブルタップを使うには、条件を満たす必要があります。
- Apple Watch Series 9
- Apple Watch Ultra 2
現状、ダブルタップを使えるApple Watchは、上記の2機種のみです。
- WatchOS 10.1
Apple Watch Series 9でダブルタップを使うには、WatchOSを10.1にアップデートする必要があります。
Apple Watch Series 9の発売当初はWatchOSが10.0で、まだダブルタップに対応していません。
万が一機能自体が見つからない場合はApple Watch Series 9のアップデートが必要です。
ダブルタップで操作できる機能
Apple Watch Series 9のダブルタップで操作できる機能はさまざまです。
- スマートスタックを開いて、ウィジェットをスクロールする
- 着信の応答・終了
- 受信したメッセージの表示・スクロール・返信
- タイマーの停止・一時停止・再開
- ストップウォッチの停止・再開
- アラームのスヌーズ設定
- Apple MusicやPodcastの再生・停止
- iPhoneのカメラのリモート撮影
ダブルタップの設定方法
Apple Watch Series 9でダブルタップを使うには、以下の設定方法で行いましょう。
- 設定アプリを開く
- 「ジェスチャ」>「ダブルタップ」と進める
- 再生もしくはスマートスタックのどちらかを設定する
アクセシビリティとは別の機能
Apple Watchには、ダブルタップに似た機能で、アクセシビリティの「AssistiveTouch」や「クイックアクション」という機能が備わっています。
画面操作が困難な方に向けた機能で、画面に触れなくても指先だけでさまざまなアクションを行えます。
※参考サイト:Apple公式 Apple WatchでAssistiveTouchを使う
Apple Watch Series9でダブルタップが反応しない時に確認したいポイント
Apple Watch Series 9でダブルタップが反応しない場合には、いくつかチェックが必要です。
ディスプレイがついていない時は使えない
Apple Watch Series 9のダブルタップは、前提としてディスプレイが点灯している状態でしか使えません。
通知などでApple Watch Series 9のディスプレイが点灯したタイミングでダブルタップを行うのが基本操作なので覚えておきましょう。
ベルトのフィット感
Apple Watch Series 9がしっかりと手首にフィットしていないとダブルタップの挙動が安定しないことがあります。
ダブルタップ以外にも手首にフィットしていないとセンサーが反応しないなどでApple Watch Series 9が最適に動かない場合があるので注意しましょう。
※Apple Watchのフィット感に関してはAppleの公式サイトを参考にしてください
低電力モードなどの機能
Apple Watch Series 9でダブルタップを使うには、低電力モードなどの一部の機能が有効になっていると使えません。
- 低電力モード
- 「睡眠」集中モード
- シアターモード
- 防水ロック
コントロールセンター(画面下から上にスワイプ)で設定できる機能なので、一度チェックしてみましょう。
ファミリー共有の設定
iPhoneを持っていない家族向けにファミリー共有で設定したApple Watch Series 9ではダブルタップは使用できません。
設定の確認
Apple Watch Series 9のダブルタップは、アクセシビリティの機能とは併用できません。
ダブルタップ自体の設定方法は先述しているのでそちらを参考にしてください。
- AssistiveTouch
- クイックアクション
- ハンドジェチャーによるズーム機能
- ハンドジェスチャーによるVoiceOver
これらの設定がオンになっているとダブルタップをオンにできないので設定を確認しましょう。
「手首を上げてスリープ解除」の設定
Apple Watch Series 9のダブルタップは、「手首を上げてスリープ解除」もオンになっていないと利用できません。
- 設定アプリ>「画面表示と明るさ」>「手首を上げてスリープ解除」
ダブルタップ以外も?Apple Watch Series 9進化ポイント
Apple Watch Series 9は、ダブルタップ以外にも進化ポイントがいくつかあります。
- S9チップの搭載
- 輝度が2,000ニトに
- 新色ピンクが発売
S9チップ搭載でSiriのオフライン利用が可能
Apple Watch Series 9では、S9チップが搭載されました。
今までSiriがオンライン環境下でしか使えませんでしたが、処理性能がアップしたことでオフライン環境でも利用できるようになりました。
輝度が2,000ニトに強化
Apple Watch Series 8では最大輝度が1,000ニトでしたが、Apple Watch Series 9では2,000ニトに強化されました。
これにより、晴れた日の日中でも画面が見やすくなりました。
ケースの新色ピンクの登場
Apple Watch Series 9ではケースの新色「ピンク」が発売されました。
同じ時期に発売されたiPhone15シリーズでもピンクのラインナップが増えましたが、Apple Watchでも選べます。
新色は1年毎に入れ替わりが行われることが多いので、色が気に入ったらApple Watch Series 9のうちに購入しておくことをおすすめします。
Apple Watch Series 9のスペック比較
では、2024年1月時点で発売されているApple Watchの3種類のスペックを比較しておきましょう。
Series 9 | Ultra 2 | SE | |
---|---|---|---|
ケースサイズ | 41mm/45mm | 49mm | 40mm/44mm |
ケース素材 | アルミニウム ステンレススチール | アルミニウム ステンレススチール | チタニウム |
ディスプレイ | 常時表示Retina | 常時表示Retina | Retina |
最大輝度 | 最大2,000ニト | 最大3,000ニト | 最大1,000ニト |
チップ | S9 SiP | S9 SiP | S8 SiP |
ヘルスケア | 血中酸素ウェルネスアプリ 心電図アプリ 高心拍数と低心拍数の通知 不規則な心拍リズムの通知 心肺機能レベルの低下の通知 | 血中酸素ウェルネスアプリ 心電図アプリ 高心拍数と低心拍数の通知 不規則な心拍リズムの通知 心肺機能レベルの低下の通知 | 高心拍数と低心拍数の通知 不規則な心拍リズムの通知 心肺機能レベルの低下の通知 |
耐水性能 | 50m | 100m | 50m |
バッテリー | 最大18時間 最大36時間(低電力モード) 高速充電 | 最大36時間 最大72時間(低電力モード) 高速充電 | 最大18時間 低電力モード |
まとめ
Apple Watch Series 9のダブルタップについて紹介してきました。
Apple Watch Series 9で追加された新機能ではありますが、今回の進化ポイントはあまり多くなく、2024年度にはSeries 10で大幅なアップデートのウワサが出ています。
あくまでも予想ですが、今年以降に発売される新型のApple Watchではダブルタップは搭載されてくるはずです。
ダブルタップを今すぐにでも使いたいならApple Watch Series 9は買いですが、そうでなければSeries 10を待ってみてもいいかもしれません。
また、すぐにでもApple Watchを使ってみたいという方は、Apple Watch SEやAmazonなどなら過去のシリーズのApple Watchも新品で買えるのでそちらも検討してみてください。