スマホの低速充電はなぜ起きるのでしょう?普通に戻したい場合の解除方法はどうすればいいでしょう?原因は携帯充電用ケーブルの品質の低さや、スマホのバッテリー劣化などが考えられます。低速充電自体にメリットがあるのか、低速充電になる意外な原因についても徹底解説します!
そもそも低速充電とは?
低速充電とは、充電しているスマホへの充電速度が通常時より遅くなっている状態の事です。例えば、通常時の半分の速さでしかスマホに充電されていない場合は、通常2時間で終わる筈の充電が4時間も掛かってしまうことになります。
低速充電の原因として考えられるのは、大きく分けて次の2つです。
- 「機器側」の原因による低速充電
- 「充電方法」の原因による低速充電
原因によって、低速充電の解除方法も変わってくるので、それぞれの原因と解除方法について解説します。
低速充電になる「機器側」の原因と解除方法を紹介
まず、「機器側」による低速充電の原因と解除方法について紹介します。「機器側」といっても、その中でも原因はさまざまで、次の4パターンに分けられます。
- 「充電ケーブル」が原因での低速充電
- 「ACアダプタ」が原因での低速充電
- 「USB返還機」が原因での低速充電
- 「スマホのバッテリー寿命」が原因での低速充電
それぞれの原因について、低速充電の解除方法とともに解説します。
「充電ケーブル」が原因での低速充電
まず考えられるのが「充電ケーブル」が原因での低速充電です。
充電ケーブルは、スマホメーカーの純正ケーブルを使うのが一番よいとされています。ただ、純正ケーブルはそれ以外のケーブルに比べて価格が高いことがほとんどです。
そのため、ネットショップや100円ショップなどで売られている安価ケーブルを使用している人も多いのではないでしょうか。100円ショップで売られているような充電ケーブルは、記載されている仕様通りの性能で充電が行われない場合が多いです。
もし、純正ではない安価ケーブルを使っている場合、それが低速充電の原因かもしれません。まずは純正ケーブルや、ネットで評判の高いケーブルに買い替えることをおすすめします。
「ACアダプタ」が原因での低速充電
次に考えられるのが「ACアダプタ」が原因での低速充電です。
ケーブルが問題なかったとしても、電源供給元であるACアダプタが原因で低速充電状態になる可能性があります。それは、ACアダプタが流す電力が小さいことで、充電速度が落ちるからです。
もし、ACアダプタに不安があれば、高速充電仕様のものや、5V/2A以上のACアダプタへ買い替えることをおすすめします。
「USB変換器」が原因での低速充電
次に考えられるのが「USB変換器」が原因での低速充電です。
「USB変換器」とは、ケーブル先端をスマホの充電仕様に合わせて変換する機器です。例えば、microUSBケーブルからType-CにUSB変換器を繋いで充電している、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、microUSBケーブルはType-Cケーブルより流れる電力が小さいです。microUSBケーブルと変換器を合わせて使っている方は、それが低速充電の原因かもしれません。その場合は、Type-Cケーブルへの買い替えをおすすめします。
「スマホのバッテリー寿命」が原因での低速充電
最後に考えられるのが「スマホのバッテリー寿命」が原因での低速充電です。
スマホのバッテリーは充電を繰り返していく度に段々と劣化していきます。劣化したままのバッテリーで充電をしていると、充電速度が落ちてしまう事があります。
心当たりがあるようであれば、スマホのバッテリーを交換すれば元通りの速さで充電が可能になることが見込めるので、お近くの店舗でバッテリーの交換をしてもらいましょう。
低速充電になる「充電方法」の原因と解除方法を紹介
ここまで、機器側の問題による低速充電について解説してきました。ここでは「充電方法」による低速充電と、その解除方法について解説します。
「充電方法」が原因での低速充電のパターンは次の5つです。
- 「パソコンでの充電」が原因での低速充電
- 「車載USBポート使用」が原因での低速充電
- 「ながら充電」が原因での低速充電
- 「スマホの熱暴走」が原因での低速充電
- 「アプリのバックグラウンド動作」が原因での低速充電
それぞれについて解説するので、低速充電の原因がどこにあるかチェックしましょう。
「パソコンでの充電」が原因での低速充電
パソコンに充電ケーブルをつなげてスマホの充電をすると、低速充電になる場合があります。
一般的な充電器は5Wの電力を流せますが、パソコンは4.5Wまでしか流せません。供給電力量が足りず、低速充電になる場合があります。
充電をする際は、ACアダプタを使うか、モバイルバッテリーを使うようにしましょう。
「車載USBポート使用」が原因での低速充電
車での移動中に「車載USBポート」を使用して充電すると、低速充電になる場合があります。
スマホの充電には1~2Aの電流が望ましいのですが、車がUSBポートから流せるのは0.5Aがせいぜいです。流れてくる電流が少ないため、充電完了までの時間が長くなってしまいます。
外出時に充電をするなら、モバイルバッテリーを持っていくようにしたいですね。
「ながら充電」が原因での低速充電
スマホを操作しながら充電する「ながら充電」が、低速充電の原因として挙げられます。
充電が終わるまで暇だなぁ、何か面白いものは無いかなぁ……と考えながらスマホを操作していませんか?いくら充電中といっても、スマホを操作しながらだと電力を消費しながらの充電となるので、充電が遅くなってしまいます。
それだけでなく、充電しながらのスマホの操作はバッテリーへの負担が大きく、バッテリーの劣化を早めてしまいます。充電中はスマホを触らないようにした方が良いでしょう。
「スマホの熱暴走」が原因での低速充電
「スマホの熱暴走」が低速充電の原因の可能性もあります。
長時間スマホを操作したり、重いアプリを使用したりすると、いつの間にかスマホが熱くなっていることがあります。夏場であれば、気温のせいで余計にスマホが熱くなって……そんな経験はないでしょうか?
スマホの温度が高くなりすぎると、熱暴走を起こして機能が上手く働かなくなってしまいます。一旦アプリを落として操作をやめておいたり、電源を切っておいたりして、スマホの温度が低くなるまで待ってみると良いでしょう。
「アプリのバックグラウンド動作」が原因での低速充電
「アプリのバックグラウンド動作」が原因で低速充電になっていることも考えられます。
閉じたと思っているアプリも、バックグラウンドで動作していることがあります。その場合、微量ながら電力を消費しているため、低速充電の原因となっている可能性があります。
一度、全てのアプリのバックグラウンド動作を終了させることをおすすめします。
高速充電に対応している商品は?
ここからは低速充電になる原因は分かったけど、充電を速くするにはどの商品を買えばいいのか分からない、という方のために高速充電に対応した商品を紹介していきます。
高速充電対応!microUSBケーブル
Type-Cのケーブルを使うスマホが増えてきていますが、microUSBケーブルを使うスマホを持っている方も多いでしょう。高速充電可能なmicroUSBケーブルはどんなものがあるのか、いくつか見てみましょう。
Anker PowerLine+ Micro USBケーブル
高速充電だけでなく、ケーブルは丈夫なものがいいという方はこちら。最大24ヶ月の保証もついてくるので、万が一壊れてしまっても安心ですね。
エレコム マイクロUSBケーブル
USB2.0のケーブルで、データ転送速度は480Mbpsと高速なので、充電以外の用途でも使えるケーブルが欲しい方におすすめです。サビに強い金メッキピンを使用しているのも特徴の一つでしょう。
cheero DANBOARD 2in1 USB Cable with Micro USB & Lightning
iPhoneの充電もAndroidの充電もしたいけど、充電ケーブルを2種類持ち歩くのは邪魔、という方におすすめです。こちらの商品は、一本でiPhoneにもAndroidにも充電が可能なように作られているため持ち運びにとても便利です。