MacBookの充電器はモデルと画面の大きさによって必要な電力(ワット数)が異なります。
付属品の純正アダプタもいいですが、サードパーティ製の高速充電器も魅力的です。
当記事はMacBookのそれぞれのモデルに使える、おすすめの充電器を紹介しています。
充電器の種類や選び方も解説していますので、参考にしてください。
目次
MacBook の充電器の種類
MacBookの充電器には、次のような種類があります。
- 購入したときに付属している充電アダプタ(Apple純正)
- 別売りアダプタ(サードパーティ製)
- MagSafe充電器
- モバイルバッテリー
現在のモデルで採用されている端子は「USB-C」です。
また、MacBookで新たに「MagSafe(マグセーフ)」という充電方法が追加されました。これは磁石の力を利用して本体にくっつくタイプの充電器です。
W(ワット)数の違いについて
MacBook AirとMacBook Proは、モデルや画面サイズによって、充電に必要な電力が異なります。
概してMacBook AirよりMacBook Proの方が充電に必要な電力は大きいです。また、画面が大きいモデルの方が多くの電力が必要になります。
以下が、各モデルに対応する充電器の電力です。
W(ワット)数は電圧(V:ボルト)× 電流(A:アンペア)で求めます。
モデル | 最低ワット数 | 推奨ワット数 | 高速充電ワット数 | 付属アダプタ |
---|---|---|---|---|
M2 MacBook Air 13インチ | 30W | 35W | 67W以上 | 30W/35W/67W |
M2 MacBook Air 15インチ | 35W | 70W | 70W以上 | 35W/70W |
M2 MacBook Pro 14インチ | 67W | 96W | 96W以上 | 96W |
M2 MacBook Pro 16インチ | 96W | 140W | 140W以上 | 140W |
Apple純正品のMacBook充電器について
Apple純正品の充電器とは、MacBook購入時に同梱されているACアダプターおよび充電ケーブルのことです。
本体に付属している充電器はMacBookのモデルによって異なり、それぞれの機種に最適な充電器が同梱されています。
純正アダプタのメリット
Appleの純正MacBookアダプタのメリットには、以下のような点があります。
- 安全性
- 信頼感
- デザイン
どのアダプタとMacBookが適応するか、互換性などを気にしなくていいので、安心して使うことができます。耐久性や電力の安定供給といった機能面の信頼感も抜群です。
デザインもお馴染みの白一色、Appleのロゴマークが刻印されているので、統一感を持たせたい人にはおすすめです。
純正アダプタのデメリット
反対に、Apple純正MacBookアダプタにはデメリットもあります。
- 大きい、重い
- 価格が高い
- 種類が少ない
基本的にApple純正アダプタは選択肢がありません。使っているモデル用に用意されているアダプタを使うだけです。
新しい「MagSafe(磁石でくっつく充電器または端子)は、古いモデルでは対応していません。
また、Apple 純正MacBookアダプタは大きくて重いこともデメリットです。
他社製のMacBook用充電器を使うメリット
他社(サードパーティ)製品にも、MacBookに使える電力に適応したアダプタが多数発売されています。
サードパーティ製品を選ぶメリットには、以下のようなことがあります。
- 価格が安い
- 小型・軽い
- 高性能の製品も多い
- バリエーションが豊富
リーズナブルな価格で高性能な製品も多数あり、しかも純正品よりも小型で軽いものも多いです。
色や機能などの選択肢も豊富なので、新たに購入するときにはサードパーティ製を選ぶ人も増えています。
他社製アダプタのデメリット
一方で他社製のアダプタのデメリットは、電力や規格が違うとをMacBookが充電できなかったり、正常に動作しなかったりすることです。
メーカーや製品によっては、安全性や電力の安定性に問題がある製品もあります。
また耐久性も、純正品と比較すると劣り、何年も使用していると劣化して性能が落ちたり故障したりする可能性があります。
ポイントを比較して、自分にあった充電器を選ぶといいでしょう。
MacBookの充電器を選ぶときの注意点
MacBookの充電器を選ぶときに気をつけるべきポイントは以下です。
- 電力量(ワット数)
- 価格
- 大きさ・重さ
最も重要なのは電力(ワット数)が対応していることです。最低でも30W(MacBook Air 13インチの場合)は必要なので覚えておきましょう。
また、端子は2016年以降のモデルのMacBookでは「USB-C」に統一されています。
コンパクトで軽量な充電器を選ぶ
2016年からのMacBook Proに付属している純正の充電器の重さは約194gと、それなりに重量があります。
MacBookと一緒に充電器も持ち運ぶときにも、コンパクトで軽量な充電器を使えばバッグの容量が節約できます。軽量なものがいいでしょう。
対応ワット数に近いものを選ぶ
現行モデルのMacBookの充電に必要な電力は、MacBook Pro(14インチ)が67W、MacBook Pro(16インチ)が96Wです。
この数値を上回っている充電器を使えば問題なく充電できます。不足していると充電できなかったり、できても遅かったりします。
使っているMacBookの充電に必要な電力は、Appleの公式ページで確認できます。また、充電器の側面を見れば出力が記載されているので(画像中の赤枠部分)ここでも確認可能です。
MacBook Proに使えるおすすめ充電器
MacBook Proに使える、おすすめ充電器をご紹介します。
充電器に必要な電力は、それぞれ以下です。
13インチ(2016年以降のモデル)・・・61W
14インチ(2020年以降のモデル)・・・67W
15インチ(2016年以降のモデル)・・・87W
「Pro」は「Air」よりも性能が高いぶん、充電に必要な電力も高くなっています。
サードパーティ製アダプタを選ぶ際には、ワット数をよく確認しましょう。
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)
Ankerの「PowerPort Atom III Slim(Four Ports)」は小型軽量の急速充電器です。最大65W出力に対応しており、ノートパソコンやスマートフォンなど、様々な機器を高速充電することができます。
厚さ約2インチのスリムなデザインが特徴です。持ち運びやすく、旅行や外出先での使用にも適しています。
複数のポートを備え(USB-Cポートはひとつ)多様なデバイスに対応しています。Ankerのセーフティシステムが過電流、過電圧、過熱を防ぎ、安全に使用できるよう設計されています。
この充電器は、最新のGaN(ガリウムナイトライド)技術を採用しており、従来のシリコンベースの充電器に比べて効率的かつコンパクトです。
RAVPower RP-PC128
この充電器は90Wという高出力そしてコンパクト、2ポート使えるといったメリットに加えてMacBook Pro13inchなら急速充電も可能で最大で2台同時に充電することができるほど、ハイパワーな充電器となっています。
重さが純正よりも重い195gですが純正に比べて少し重いですが、性能面、機能面が抜群にいいのでおすすめ商品とさせていただきました。
また、90Wの出力があるのでMacBook Pro16inchの充電器としても使用することが可能です。
AUKEY Omnia 100W
AUKEY Omnia 100Wは1ポートタイプを採用しているUSB-C充電器です。
カラーバリエーションは2種類。
- ホワイト
- ブラック
世界最小軽量を公言しています。
サイズはなんと16インチしかなく、純正の50%以下のサイズになっています。そのためカバンなどに入れていてもかさばらずに非常にコンパクト。
152gと、純正品の半分ほどの重量です。
急速充電にも対応しているためAUKEY Omnia 100W1つあれば充電関連は困らないでしょう。
MacBook Airに使えるおすすめ充電器
MacBook Airの充電器に必要な電力は30W以上です。
2018年以降のモデルでは30W以上の電力が必要です。M2やM3のチップを搭載した最新モデルでも30Wで充電可能ですが、67W以上あると充電速度が劇的に変化する(急速充電)ので、それ以上の充電器を使うことが推奨されています。
ちなみに、MacBook Air本体を購入したときに付属している、ACアダプタの電力は30Wです。
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W) は、Anker が販売する小型軽量の急速充電器です。
最大出力対応は30Wと大きいので、MacBook Airの充電も可能です。
スマートフォンやタブレットなどの急速充電にも使えます。(MacBookAirの急速充電にはたいおうしていません)
折りたたみ式のプラグを採用しており、3.5センチ四方以下というコンパクトさも魅力です。これは純正アダプタと比較すると30%程度の大きさです。
過熱保護、過電流保護、短絡保護などの安全機能を搭載しています。
RAVPower RP-PC133
このRAVPower RP-PC133は重さ120gでコンパクト、最大で65Wもの出力でMacBook Pro13inchには十分すぎるほどの出力で充電することが可能なので、急速充電も可能となります。
またUSB-CとUSB-Aの2ポートがついているので、MacBook Proを充電しながら、iPhoneやiPadなどを同時に充電することが可能です。
RAVPower RP-PC112
このRAVPower RP-PC112は重さ105gで先ほどのRAVPower RP-PC133よりも軽量で最大出力が61Wと純正と変わらないパワーを発揮することが可能です。
なのでとりあえずコンパクトで軽量で純正品の上位互換が欲しい方におすすめの商品となります。
Anker PowerPort Atom PD 2
このAnker PowerPort Atom PD 2は最大出力が30Wと今まで紹介してきた中ではとてもパワーが低いですが、重さが53gと超軽量でコンパクトなので軽量、コンパクトで選ぶならこの充電器がおすすめです。
AUKEY Omnia Mix 3
次はAUKEY Omnia Mix 3。
AUKEY Omnia Mix 3は2ポートタイプを採用しており、USB-C&A充電器です。
詳細情報としては
- 最大65W出力
- 2台同時充電 : 57W出力
になっています。
そのため純正の充電スペックと大して変わりはないことになります。
カラーバリエーションは
- ホワイト
- ブラック
- チャコールグレー
- オリーブグリーン
- ネイビーブルー
の5つを取り揃えています。