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Steamのコントローラー設定!ゲームパッド画面からのカスタマイズ方法

SteamではXboxやPS4のコントローラーを使う人も多数います。しかし、ビッグピクチャーモードからコントローラー設定に進み、ゲームパッド画面で詳細に設定する方法は複雑です。各種コントローラー毎の設定とボタン配置・感度設定から初期化の方法までを細かく解説します。

Steamのコントローラーを設定する利点

SteamではSwitchやPS4・5などでプレイできるゲームソフトも売られています。
そんなゲームの中では、コントローラーを使ってゲームする方がいいよと推奨していることもあり、ゲームをやりこんでいる方々はすでにコントローラーを利用しているのではないでしょうか。

SwitchやPS4や5、またXboxなどのコントローラーもSteamに接続して利用できるのですが、ただボタンの設定をするだけではなく、実は様々な機能を利用できるようになるのです。
どんな設定ができるのか紹介します。

ゲームによってボタン配置を変えられる

コントローラーの設定といえば、やはりボタンの配置を使いやすくするということが思い浮かぶと思います。
ボタンの配置を自分が使い慣れた配列にするかどうかで、ゲームのしやすさが変わるので重要な部分ですね。
しかしSteamでのコントローラー設定の場合は、ボタン以外、十字キー、ジョイスティック、トリガーと、非常に細かく設定できます。

これにプラスしてさらに、ボタンの設定はゲームごとに変えることができるのです。
PSボタンの配置やXboxのボタン設定をゲームごとに変化させることができたら、ゲームごと、自分のプレイスタイルに合わせて設定できますよね。

コントローラーの設定もSteamであれば、かゆいところに手が届く設定ができるのです。

連射など使いやすく設定できる

ゲームによってはバンバン連射しなければならなっかたり、ボタンの同時押しを連続しなければならないなど操作が大変なこともあります。
腕が腱鞘炎になった・・・なんていうのもよく聞く話です。

Steamの場合は、この連射押し、同時押しといった設定についてもコントローラー設定から簡単に行うことができます。
「ボタンを長押し」したら1秒間に何発連射する・・・といった連射押しの仕様も細かく決定できるので、こうしたゲームをやりこんでいるゲーマーにとっては便利すぎる機能でしょう。
今まで連射押しや同時押しに苦労してきたゲーマーは、ぜひ、コントローラーの設定を行ってみてください。

対応しているコントローラーは?

もちろんこうしたSteam対応のコントローラーについては、公式が推奨しているものもありますし、そうでないものも互換性があれば利用できます。
公式が推奨しているコントローラーは「Xbox」「PlayStation」「Switch Pro」の3つです。
この公式推奨の3点であれば、有線でも無線でも対応しているので、安心して購入できますね。

パソコン向けのUSB接続コントローラーについては、一部ですがSteamとの互換性を持っておらず利用できないことがあります。
購入してから「え?互換性がない?」とがっかりしないように、必ず推奨もしくは互換性のあるものを選択してください。
Steamのコントローラーを選ぶ際には、Steam接続確認済みといった表記があるものを選択するようにしましょう。

Steamのコントローラー設定のやり方を解説!

Steamでは、公式が正式にサポートをしているコントローラーは3種類あります。Steamコントローラー、Xboxコントローラー、PS4コントローラーの3種類です。それ以外のコントローラーも使用ができないという訳ではありませんが、公式でサポートされていないため、不具合が生じた場合などに対応が遅れることがあります。公式がサポートしている3種類のコントローラー設定のやり方を解説していきます。

手順1.コントローラーをPCに接続する

まずはパソコン本体にコントローラーを認識させる必要があります。有線で接続する場合は、パソコンとコントローラーをUSBケーブルを用いて繋ぐことで接続完了です。このように、有線の場合はUSBケーブルを用いて簡単に接続することができます。しかし、無線で接続する場合は優先に比べ設定項目が多いため注意が必要です。無線で接続する場合、コントローラーのペアリングモードなどを起動し、パソコンから接続を完了する必要があります。以下で、無線接続の手順を紹介しましょう。

コントローラーのペアリング設定を行う

PS4コントローラーを使用する場合、PS4コントローラーの「SHAREボタン」「PSボタン」を同時に5秒ほど長押しします。
このとき、コントローラー背面のライトバーが点滅していれば無事ペアリングモードが起動できているということです。

Xboxコントローラーを使用する場合、Xboxコントローラーの「接続ボタン」を3秒ほど長押しします。正常に接続できる状態になっていれば、Xboxボタンが素早く点滅するはずです。
なお、初期型Xbox Oneコントローラーなど、一部のコントローラーは無線接続に対応していないため注意が必要です。

無線接続に対応していないXboxコントローラーを使用する際は、有線接続を行うようにしましょう。Steamコントローラーを使用する場合、付属の無線接続用USBアダプターをパソコンのUSBポートに挿入し、コントローラーの「Steamボタン」を押します。

パソコンから接続を完了する

Windowsパソコンの場合、Windowsアイコンから設定を開き、「デバイス」をクリックします。「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」から「Bluetooth」を開き、「Wireless Controller」を選択することで接続完了です。Macパソコンの場合、システム環境設定から「Bluetooth」を開き、Bluetooth画面から「Wireless Controller」を選択し、ペアリングをクリックすることで接続が完了します。

なお、パソコン本体にBluetooth機能が搭載されていない場合、別途無線接続用のUSBアダプターが必要となります。

手順2.Steamを起動しビッグピクチャーモードを開始する

Steamを起動し、画面右上にあるビッグピクチャーボタンをクリックする、もしくはコントローラーのホームボタンを押すことでビッグピクチャーモードを開始します。

手順3.「設定」→「コントローラー」→「コントローラー設定」を選択する

ビッグピクチャーモード移行後、画面右上にある歯車アイコンの「設定」をクリックし、設定画面に入ります。設定画面からコントローラーの項目にある「コントローラー設定」を選択すると、コントローラー設定画面に移行できます。

手順4.使用するコントローラーの設定サポートにチェックを入れる

コントローラーが正常に接続されていれば、検出されたコントローラーの項に接続したコントローラーの名前が表示されています。検出されたコントローラーに対応した「設定サポート」にチェックを入れることで、正常にコントローラーが認識されるでしょう。

なお、Steamで配信されているほぼ全てのゲームでは、Xboxコントローラーのボタン配置等がデフォルトで最適化されています。Xboxコントローラーは決定、キャンセルを行うボタンの配置がPS4コントローラーと異なっています。そのため、PS4コントローラーを使用する場合は次項でご紹介する「ボタン配置の設定方法」にて配置の変更を行うと、よりストレスのない操作が可能となるでしょう。

【Steamでコントローラー設定を行うには?】ボタン配置の設定方法

ボタン配置の初期設定が使いづらいと感じた場合や、ゲームによってボタン配置を自分好みにカスタマイズしたい場合、ゲームごとにボタン配置の設定を変更することができます。ボタン配置の設定方法についてご紹介します。

手順1.ビッグピクチャーモードを起動し、ライブラリからゲームを選択する

コントローラー接続で行った手順と同様に、ビッグピクチャーモードを起動します。画面上部の「ライブラリ」をクリックし、配置を設定したいゲームを選し「ゲームを管理」からSteam入力の項にある「コントローラー設定」に進むと、ゲームパッド画面が開きます。

「コントローラー設定」選択時に「設定サポートが無効」のポップアップが表示された場合、前項手順4の「設定サポート」にて正しく設定できていない可能性があります。チェックをしているか、またチェックした項目が使用しているコントローラーと一致しているかを確認してみましょう。

設定できるボタンと機能紹介

設定できる便利な機能は以下となります。
特にソフトプレスとアナログについては、アナログ対応の特定ボタンやスティックの設定などに利用できる便利機能です。
設定するとゲームがやりやすくなりますよ。

  • 普通押し・・・普通のボタン
  • 長押し・・・一定時間以上ボタンを押し続ければ設定したキーが入力される
  • ダブルプレス・・・スピーディにダブルタップ 1ボタン設定したキーを2回入力できる
  • スタートプレス・・・ボタンを長押しした際にキーを入力 切り替え設定の際に便利
  • ソフトブレス・・・設定した「しきい」値を超えると入力される 追加コマンド・サブコマンドの利用の際に便利
  • リリースプレス・・・ボタンを離したとき設定したキーを入力 切り替え設定の際に便利
  • ボタンコード・・・ほかのボタンを合わせて利用することで入力される 同時押設定する際に便利
             (WindowsでいうShiftボタンやCtrlボタンみたいな感じ)
  • アナログ・・・アナログボタン入力の範囲をほかのアナログボタンから割り当て

手順2.入力スタイルからボタンパッドを選択後、任意の設定をする

 

XYBAボタン(PS4コントローラーの場合は△□〇×ボタン)の箇所をクリックすると、対応するボタンの詳細設定画面に映ります。入力スタイルの項から「ボタンパッド」を選択します。

変更したいボタンをクリックし、それぞれ自分好みの設定に変更し、PS4コントローラーを使用する場合、デフォルトでは〇ボタンが「キャンセル」、×ボタンが「決定」となっている場合があるため、確認しておきましょう。

【Steamでコントローラー設定を行うには?】設定の初期化方法

コントローラーのボタン配置を行っていると、初期の配置が分からなくなったため確認したい、一旦リセットをして初めから設定をやり直したい、というケースも出てくるかと思います。こういった場合のコントローラー設定の初期化方法・初期設定の確認方法をご紹介します。

手順1.「設定を閲覧」を選択する

コントローラーの設定画面より、画面下部から「設定を閲覧」ボタンを選択します。

手順2.「テンプレート」→「ゲームパッド」→「設定をインポート」を選択する

画面左から「テンプレート」、次に「ゲームパッド」を選択し、画面下部より「設定をインポート」をクリックします。

手順3.プレビューを確認し「設定を適用」させる

プレビューが表示されるため、確認して問題がなければ画面下部より「設定を適用」を選択します。これで、コントローラー設定の初期化が完了しました。

【Steamでコントローラー設定を行うには?】感度の設定方法

FPSやアドベンチャー、レースゲームなど感度が重要となるゲームをプレイする人であれば、感度設定はしっかりと確認しておきたいポイントです。ちなみに、プレイするゲームによってはゲーム内オプションにて感度の設定が行えることもあります。設定できる項目が異なる場合もあるため、両方の設定項目を確認しておくとスムーズな設定が可能です。ここでは、Steam側からゲーム感度を設定する方法についてご紹介しています。

手順1.ビッグピクチャーモードを起動し、ライブラリからゲームを選択する

 

ビッグピクチャーモード起動後、画面上部のライブラリから感度を設定したいゲームを選択しましょう。「ゲームを管理」から「コントローラー設定」に進むと、ゲームパッド画面が開きます。ここまでは、ボタン配置の設定と同様の手順で進めることが可能です。

「コントローラー設定」選択時に「設定サポートが無効」のポップアップが表示された場合、コントローラーの接続を行った段階で「設定サポート」にて正しく設定できていない可能性があります。チェックをしているか、またチェックした項目が使用しているコントローラーと一致しているかを確認してみましょう。

手順2.「追加設定」を選択し、感度設定をする

画面下部より、設定を行いたいスティックのエリアを選択しましょう。画面が移行するといくつかの設定項目が表示されますが、画面右下の「追加設定」より詳細な設定が行えます。

「水平感度スケール」から水平(横)方向、「垂直感度」から垂直(縦)方向の感度をそれぞれ設定しましょう。また、スティックの操作初動に遊びを持たせたい場合は「デッドゾーン内部・外部」より設定することができます。「スティック感度カーブ」はスティックの倒し方に対する視点の動き方を意味しており、デフォルトとなっている「リニア」はスティックの倒し方に関わらず一定の速度で動く設定です。プレイするゲームのジャンルや自身の好みにより、自由に変更してみましょう。

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