iPhoneやiPadでUSBデバイスを使う方法を紹介します。
USBメモリに写真などを保存しておけば、本体のストレージを圧迫しないので便利です。
他にも、キーボードやコントローラーなどの操作デバイスを使う方法もあります。
また、記事の後半ではiPhoneやiPad対応のおすすめのUSBメモリをご紹介します。
目次
- 1 iPadでUSBデバイスを使うには
- 2 iPadとUSBデバイスを接続してできること
- 3 iPadがUSBを認識しないときの対処法
- 4 iPhoneとiPad対応のUSBメモリの特徴とは?
- 5 iPhoneとiPad対応のUSBメモリの選び方とは?
- 6 iPhone&iPad対応USBメモリおすすめ11選
- 6.1 Qarfee USBメモリ 32GB 3in1
- 6.2 SanDisk サンディスク iXpand Slim Flash Drive
- 6.3 トランセンド(Transcend) USBメモリ32GB TS32GJDG300S
- 6.4 MiLi iDataPro USB Flashドライブ
- 6.5 Leef Lightning接続メモリ iBRIDGE3
- 6.6 HooTooフラッシュドライブ
- 6.7 サンワダイレクト USBメモリ 128GB iStickPro 3.0 600-IPL128GAS
- 6.8 Omars フラッシュドライブ
- 6.9 iDiskk USBメモリ 128GB
- 6.10 I-O DATA USBメモリー 64GB U3-IP2
- 6.11 ロジテック ライトニング USBメモリ 64GB LMF-LGU264GWH
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- 8 まとめ
iPadでUSBデバイスを使うには
iPadでUSBデバイスを使うことは可能ですが、いくつかの条件があります。
- 接続端子が適合しているか
- デバイスがiPadに対応しているか
iPadの接続ポート端子は、USB「Type-C」のモデルが多いです。その以前のモデルはLightning端子です。
USB「Type-A」と呼ばれる端子(上の画像参照)のデバイスは、そのままではiPadでは使えません。
そのまま接続して使えるもの
iPad側のポートがUSB-Cで、接続したいデバイスも同じ端子であれば、ほとんどの場合そのまま接続して使うことができます。
USBメモリ、キーボード、マウスなどは、USB-Cタイプのものが多く販売されていますので、適合する製品を選びましょう。
また、オーディオスピーカーなどの外部デバイスを接続する場合も、iPadのポートとデバイス側の端子にあったケーブル(USC-CとUSC-Cや、USC-CとUSC-Aなど)を使えばOKです。
変換ケーブルやアダプタが必要なもの
そのままではiPadと接続できないのは、以下のようなデバイスです。
- TYPE-AのUSBデバイス
- カメラなど特殊なデバイス
これらのデバイスは、変換プラグやケーブルで接続すれば、iPadで認識されます。たとえばTYPE-Aの端子を持つデバイスを、変換プラグや接続ケーブルを使って、LightningやUSB-Cに変換します。
ただし、デジタルカメラなどの特殊なデバイスをiPhoneやiPadに認識させるには「カメラアダプタ」と呼ばれる専用の変換アダプタが必要です。
iPadとUSBデバイスを接続してできること
iPadとUSBデバイスを接続することで、さまざまな使い方や、また機能を拡張することもできます。
- 外付けストレージ (USBメモリ、SSD、HDD)
- カメラの画像を取り込む
- オーディオデバイス(USBスピーカーなど)
- キーボード、マウス
- ゲームコントローラー
他にもiPadと接続できるUSBデバイスはたくさんあります。
USBメモリやカメラと接続(外部メディアとして)
iPadに接続して使うと便利なもの、代表的なデバイスが「外部メディア」です。
USBフラッシュメモリやSDD、HDDを使うと「外付けストレージ」になります。
たとえば、USBメモリを使ってiPad本体のストレージを消費せずにデータを保管したり、別のデバイスに安全にデータを以降したりすることができます。
他にも、デジタルカメラと接続して(カメラで撮影した)写真データをiPadに取り込むことも可能です。
iPadにカメラを接続するには「カメラアダプタ」が必要
iPadとカメラを接続するには「カメラアダプタ」が必要になります。カメラアダプタとは、iPhoneやiPadなどに、USBカメラを接続して使用するための専用のアダプタです。
カメラアダプタにはいくつか種類があり、iPadのモデルによって異なります。
たとえば、カメラの端子がUSB(Type-A)でPadの端子がLightning端子の場合には「Lightning - USB-Aカメラアダプタ」が適合します。iPadがUSB(Type-C)のタイプなら、「USB- USB-Cカメラアダプタ」です。
カメラアダプタは、Appleの純正品を使いましょう。他メーカーからも販売されていますが、うまく認識しなかったり、誤作動を起こしたりする可能性があります。そのため非・純正品をつかうのはおすすめできません。
キーボード、カードリーダーなど
もう一つのUSBデバイスの使い方が、「拡張機能」としての使い方です。
通常の意味での「USB拡張」は、ポートの数を増やす(電源タップのように)ことを指しますが、ここでは「外部コントローラー」のことです。
USBで接続できる、マウスやキーボードがあります。たとえば、USBで接続できるキーボードをiPadと接続すれば、キーボードでタイピングした文章をiPadに入力できます。
また、ゲームのコントローラーを接続して、iPadをゲーム機のように使うこともできるのです。
iPadがUSBを認識しないときの対処法
iPadがUSBデバイスを認識しないときに、考えられるのは以下のような原因です。
- デバイスとiPadのポートの種類が違う
- iPad側でアクセサリの使用を許可していない
他にも、iPad OSを最新にバージョンアップしたり、機器を再起動すると正常に認識することもあります。
また、先述したようにiPadとデジタルカメラを接続するにはカメラアダプタが必要です。
iPadのモデルと「ポートの種類」を確認する
iPadの持つポートの端子は、モデルによって異なります。「ポート」とは、iPadと周辺機器を接続するための接続口のことです。
iPadには、LightningモデルとUSB-Cモデルがあります。
Lightningモデル:iPad Air「第3世代」以前、iPad mini (第5世代) 以前、およびiPad (第9世代) 以前
USB-Cモデル: iPad Air (第4世代) 以降、iPad mini (第6世代) 以降
ちなみにiPad Proのポートは、全モデルがUSB-C端子です。
iPad側の設定(設定のアクセサリをON)
iPadで外部デバイスを使うには、設定でアクセサリへのアクセス許可が必要です。
Apple製品における「アクセサリ」とは主に、イヤホンやキーボードなどの外部デバイスのことを指す言葉です。
アクセサリ設定をオンにするには、iPadの設定アプリを開きます。
「Touch ID とパスコード」をタップし、下にスクロールして「ロック中にアクセスを許可」セクションの「アクセサリ」をオンにします。
アクセサリを日常的にデバイスに接続して使うわけではない場合は、必要に応じてこの設定を手動でオンにするのがいいでしょう。
iPhoneとiPad対応のUSBメモリの特徴とは?
一般的なUSBメモリとの大きな違いはLightningコネクタを搭載しているかどうかです。このLightningコネクタがあればiPhone5以降のiPhoneやiPadに接続することができます。
そもそもiPhoneやiPad対応のUSBは何に使うのか。それはiPhoneやiPad本体容量が不足してしまった場合、または保存したいデータが、本体に保存するにはあまりに大きい容量のデータで、本体の他の要領を圧迫してしまう可能性がある場合。こういった場合にはiPhoneやiPad対応のUSBは有効です。
iPhoneとiPad対応のUSBメモリの選び方とは?
ではどのように選べばいいのでしょうか。間違って選んでしまうと容量が足りなかったり、速度が遅くてイライラしてしまったり……。ここではそうならないためにポイントを絞って説明します。
容量の大きさと価格のバランスを考えよう
いざUSBメモリを買おうと思うと、では容量は?となりますよね。「大は小を兼ねる」の理屈で大容量を買ってもいいでしょう。その方が容量不足にならずにすみます。ただし、その分お値段も高くなる傾向があります。
もし、書類やデータ容量が軽いものばかりを扱うということであれば16GBや32GB程度でも大丈夫です。反対に動画や高画質のデータなど、重いファイルを扱うということであれば128GBなど大容量タイプがいいでしょう。また本体のバックアップを取るということであれば間違いなく大容量タイプです!
転送が速いのはUSB3.0以降!
USBメモリを選ぶ時に容量と同じくらい気を配って欲しいのが規格です。規格とは簡単にいうと、USBの差込口(コネクタ)の形状のことです。iPhoneやiPadに対応したUSBはLightningコネクタをひとつ搭載しており、iPhoneやiPadと接続するにはこのコネクタが不可欠です。
そしてもうひとつのコネクタがPCや他のデバイスに接続するためのコネクタです。ここのコネクタに大きく2パターンがあり、「USB2.0」番台のものと、「USB3.0」番台のものになります。この2系統の違いは「転送速度」です。速度でこの2系統を比較すると2.0よりも3.0系統の方が速いです。
大容量のデータを扱うという場合には3.0番台がおすすめです。一方、書類データなど軽量のものであれば2.0でも支障はないでしょう。
USB用アプリの使用感をチェック
iPhoneやiPad対応のUSBの中には、そのUSBの操作のためだけのアプリがある場合があります。ネットショッピングでUSBを購入する場合は、事前にそのアプリを入手して軽く操作をしてみて、その使用感を確かめるのがおすすめです。
そのほか、セキュリティ機能や圧縮機能などプラスアルファの機能も確認してみるといいでしょう。
MFi認証を受けた正規品のメリット/デメリット
MFi認証を受けた正規品のメリット:安心の性能とエラーの少なさ
MFi認証とは、Made For iPhone/ iPad/ iPodのこと。つまり、iPhoneやiPad、iPodように作られた製品ということをAppleが認めたものになります。この認証を受けた商品の特徴として、Appleが認可しているだけの性能の良さと、エラーの少なさがあります。
MFi認証を受けた正規品のデメリット:比較的コストが高い
いわゆる正規品という位置付けのMFi認証商品は、非正規のものに比べると若干コストが高い傾向があります。消えてしまっては困るような大事なデータなどはMFi認証商品がふさわしいでしょう。
デザイン性も見ておきたいところ!
iPhoneやiPadの魅力といえば、機能性はもちろんのこと、そのスタイリッシュは無視できないでしょう。そして合わせて使うUSBもやはりデザイン性は意識したいですね。USBはメタリックなデザインのものからプラスチックのクリアカラーを基調としたものまで幅広いデザインのものがあります。
iPhone&iPad対応USBメモリおすすめ11選
ここからはこれまでの選び方を踏まえて、iPhoneやiPad対応のUSBメモリのおすすめアイテムをご紹介します。
Qarfee USBメモリ 32GB 3in1
Lightning・USB・microUSBに対応|Type-Cにも!
Lightning・USB・microUSBそしてType-Cにも対応している器用な一品。PCやiPhone、iPadなどデバイスが多い人はこの商品がおすすめ!また、iPhoneやiPadのOSであるiOSがどのバージョンであっても対応できるのも魅力。ただしデータ容量は少ないのでちょっとした書類やレポートなどを保存しておきたい人向けのアイテムです。
SanDisk サンディスク iXpand Slim Flash Drive
独特なフォルム|MFi認証の大容量タイプ
独特なカーブを描いたフォルムで個性的なアイテム!カーブ部分は弾力性があり曲がるため、iPhoneやiPadのカバーがどんな厚さでも大丈夫。容量も128GBと大容量なので、カメラロールのバックアップ用などでも使える使い勝手の良い商品です。
トランセンド(Transcend) USBメモリ32GB TS32GJDG300S
USB3.1に対応した高速転送のMFi認証モデル
USB3.1に対応しているため高速転送が期待できます。またMFi認証を受けているため品質についても安心して使えるでしょう。短めの動画ぐらいなら問題なく管理できます。
MiLi iDataPro USB Flashドライブ
MFi認証済みのリーズナブルモデル
無料の専用アプリ「iDATA Pro」と連携させることで、データのバックアップから読み込みなどもサクサク進められます。また、MFi認証を受けているので品質に関しては申し分なしです。アプリの使用感もわかりやすいため、機械は苦手という人でも安心して使えますよ!
Leef Lightning接続メモリ iBRIDGE3
デザイン性抜群の人気モデル
iPhoneやiPadに対応したUSBのなかでトップランナーとでもいうべき人気シリーズのひとつです。カーブを描いた独特なフォルムはiPhoneのスタイリッシュさと合わせても遜色なく使えます。
HooTooフラッシュドライブ
MFi認証済みのメタリックな一品
目を引くのがこのフルメタリックなデザインです。アクセサリーのような見た目ですが、MFi認証を受けているため性能に関しては保証されています。また、USB3.0なので転送速度も申し分なく、動画など重たいデータの転送でもサクサク進められるでしょう。
サンワダイレクト USBメモリ 128GB iStickPro 3.0 600-IPL128GAS
ガンメタリックなケースがおしゃれ!
まるでジッポライターのような見た目は男の子の心をくすぐるデザインです。ガンメタリックボディが魅力なだけでなく、転送速度もUSB3.1なので申し分なく、容量も128GBとタフなアイテムです。プラスチックのクリアカラーだとつまらないという人におすすめです。
Omars フラッシュドライブ
高速転送可能で128GBで、比較的リーズナブルなモデル
価格や容量、そして転送速度から考えても全て平均以上の安定の品質。初めてiPhoneやiPadとUSBを合わせて使うという人におすすめのモデルです。また、ファイルの暗号化にも対応しているので、セキュリティの面でも優等生なアイテム。
iDiskk USBメモリ 128GB
キーホルダーなどにぶら下げて持ち歩ける
差し込むだけでこのモデル専用の管理アプリが立ち上がり、簡単にデータ管理ができます。また、写真データの自動バックアップ機能も搭載されているので、差し込むだけというデータ管理の手軽さが魅力的。見た目のスタイリッシュさも含めてビジネスマンや学生向けのアイテムです。
I-O DATA USBメモリー 64GB U3-IP2
コンパクトな見た目で大容量データ転送もサクサク!
このモデル専用のアプリであるClip bagを使うだけで、サクサクデータ管理ができます。このモデルはFullHDのビデオストリーミングの再生やファイルの圧縮・解凍も問題なく行えます。コンパクトな見た目によらず、なかなかタフなアイテムです。
ロジテック ライトニング USBメモリ 64GB LMF-LGU264GWH
PC不要でiPhoneやiPadのバックアップを完了できます!
機種変更や日頃写真を撮ることが多いという人におすすめの一品です。専用アプリのi File Boxと組み合わせると直感的な操作でサクサクデータ管理ができます。音楽データや写真、動画などのデータだけでなく連絡先のバックアップの簡単にとれます。
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まとめ
iPhoneやiPadで使えるUSBデバイスは様々なタイプがあります。
ストレージの拡張には、スティックタイプのUSBメモリ以外にも、HDDのような外付けメディアも接続可能です。
USBキーボードも便利です。お持ちのiPhone /iPadの接続端子がLightningなのかUSB-Cなのかを確認してから購入するようにしましょう。
また、デジタルカメラとの接続には「カメラアダプタ」が別途必要です。