ソフトバンク(SoftBank)のスマホとポケットWiFiの組み合わせは意外とデメリットが多い?!今回はソフトバンクのポケットWiFiと非キャリアモバイルWiFiを比較!どちらがお得でおすすめかを徹底検証しました。ユーザーの口コミ評判も参考に!
目次
ソフトバンク(Softbank)ポケットWiFiの口コミ評判
[icon image="finger1-b"]無制限ポケットWiFi人気ランキングと月額料金比較
ソフトバンクポケットWiFiとは?無制限ではない!
携帯電話キャリアで有名なソフトバンクは、ポケットWiFiサービスも提供していることをご存知でしょうか。
ここでは、ソフトバンクが提供するポケットWiFiについて、詳細に解説していきます。
ソフトバンクポケットWiFiの特徴
- 通信量の上限は月7GB
- 直近3日間の通信料1GBで24時間の速度制限あり
- 契約期間の縛りは2年
ソフトバンクとワイモバイルの違いとは?
ワイモバイルは、ソフトバンクがポケットWiFi部門を強化すべく買収した旧イー・モバイルのことです。
前提として、ソフトバンクポケットWiFiとワイモバイルは全く別のサービスです。
両社とも使用するネットワークが同じなので、通信エリア・速度ともに同じです。しかし、料金プラン・契約期間・通信速度の制限に関しては異なるので注意が必要です。
下記の記事では、ソフトバンクポケットWiFiとワイモバイルの違いを比較し、詳しく解説しています。
→ソフトバンクポケットWiFiとワイモバイルの違いを比較
ソフトバンクポケットWiFiの料金プラン
携帯電話の会社というイメージが強いSoftbankですが、ポケットWiFiサービスも用意しています。
SoftbankのポケットWiFi料金プランは、「スマ放題WiFiルータープラン」と「データし放題プラン」の二つがあります。
スマ放題WiFiルータープラン
スマ放題WiFiルータープランは、利用しているSoftbankのスマホと組み合わせた料金プランとなります。
ポケットWiFiのルーターを子回線として契約することで、ポケットWiFiサービスを手軽に利用することができるプランです。
このプランを選択すると、スマホとポケットWiFiのデータ量を分け合うことになります。
データ量を分け合うことで、月額1900円でWiFiルーターを使用することができます。
ここで注意なのですが、この「WiFiルータープラン」は、データ量が増えるわけではないということです。
月のデータ利用料は、スマホの契約プランで決められているデータ量となります。
例えば、「データ定額20GB」でスマホを利用している場合、スマホとポケットWiFiの両方を、データ量20GBまでに抑えなければいけなくなります。
外出先でインターネットを利用するためにポケットWiFiを契約する方にとっては、月に20GBという制限は、すこし苦しいです。
さらに、スマホの「データ定額20GB ギガモンスター」は、月額8,980円と非常に高く、これに1,900円がプラスされるので、月々のスマホ・ポケットWiFi料金が1万円を超えることになります。
料金プラン | スマートフォン(親回線) | ポケットWiFi(子回線) | ||
---|---|---|---|---|
データ容量5GB | データ容量20GB | 601HW 501HW 303ZT | 304HW 301HW 203Z | |
基本料 (2年契約時) | 2,700円 通話定額基本料 (2年契約未加入時: 4,200円) | 1,400円/月 | 1,400円/月 スマ放題 WiFiルータープラン (2年契約未加入時:2,900円) | |
データ定額 サービス | 5,000円/月 データ定額5GB | 6,000円/月 データ低額20GB | - | - |
データシェアプラス 月額使用料 | - | - | 500円 | |
インターネット 接続サービス | 300円ウェブ使用料 | - | ||
月額利用料 (2年契約時) | 8,000円/月 | 9,000円/月 | 1,900円/月 | 1,900円/月 |
データし放題プラン
こちらのプランは、ポケットWiFiのみの契約時に選択できる料金プランです。
対応機種の違いによって、「4G/LTEデータし放題フラット」と「4Gデータし放題フラット+」の2種類があります。
このプランは、名前に「し放題」とついているため、まるで月額通信量が無制限でポケットWiFiを利用できそうなイメージですが、そうではありません。
月7GBの速度制限があるので、注意しましょう。
WiFiを利用して、7GBを超えてしまうと、請求月末まで通信速度が「128Kbps」と低速化してしまいます。
「4G/LTEデータし放題フラット」「4Gデータし放題フラット+」ともに、料金体系は以下のようになっています。
基本使用料 (2年契約時) | 4,196円/月 (2年契約未加入時:5,196円/月) ↓Pocket WiFi 特別キャンペーン適用時 3,696円/月 |
---|---|
4Gデータ通信基本料 | 500円/月 (特別キャンペーンが適用なら永年無料) |
[icon image="arrow1-b"]auポケットWifiとソフトバンクワイ(y)モバイルは無制限?
ソフトバンクポケットWiFiで利用できる機種
SoftbankのポケットWiFiで利用できる機種として、「601WH」と「501WH」の2種類を特徴を解説します。
601HW
601HW | |
---|---|
通信速度 | 4G LTE:下り最大350Mbps/上り最大37.5Mbps 4G:下り最大612Mbps/上り最大13Mbps |
使用時間 | 連続待受時間:約850時間 連続通信時間:約8.5時間 |
サイズ・重さ | 幅109.9×高さ65.1×暑さ15.5mm/約135g |
SoftbankのポケットWiFiで利用できる「601HW」は、下り最大速度(理論値)が612Mbpsまで出ます。
また、「省電力設定」にすることで、約8.5時間まで連続通信することが可能です。
電源を入れて約5秒で高速起動するため、イライラすることなく、すぐにWiFiの使用を始めることができます。
501HW
501HW | |
---|---|
通信速度 | 4G LTE:下り最大187.5Mbps/上り最大37.5Mbps 4G:下り最大165Mbps/上り最大10Mbps |
使用時間 | 約10時間のWiFi連続通信 約9時間のフルセグ視聴 約11時間のワンセグ視聴 |
サイズ・重さ | 幅104×高さ60×暑さ18.2mm/約150g |
「501WH」は、ワンセグ・フルセグ対応のテレビチューナー機能を搭載しており、スマホやタブレットでテレビ視聴を楽しむことができます。
複数の異なる周波数帯の電波を束ねることで、大量のデータ通信が可能となっています。
通常のWiFi使用であれば、約10時間の連続通信が可能なので、外出先でも問題なく使用できます。
SoftbankのポケットWiFiが安くない&お得とは言えない理由
ここまで、ソフトバンクのポケットWiFiについて、その料金プランや利用できる専用端末について説明してきました。
これまでの説明からもわかるかもしれませんが、ソフトバンクのポケットWiFiは決して「お得」と言える料金体系ではありません。
SoftbankポケットWiFiのデメリットについて、まとめていきます。
[deco_bg image="chalkboard" width=""]
[icon image="star"]SoftbankポケットWiFiのデメリット
[icon image="point1-1-b"]「WiFiルータープラン」では月のデータ量が増えない
[icon image="point1-2-b"]「データし放題プラン」は実質使い放題ではない
[icon image="point1-3-b"]回線はソフトバンク4G・LTEのみ
[icon image="point1-4-b"]端末料金がかかる[/deco_bg]
[icon image="point1-1-b"]「WiFiルータープラン」では月のデータ量が増えない
スマホと兼用でポケットWiFiを利用したい人向けの料金プラン「WiFiルータープラン」では、ポケットWiFiを使っても、月の使用可能データ量が増えるわけではありません。
前述している通り、もしスマホで「20GB」のプランを利用しているのであれば、スマホとポケットWiFiの両方を合わせて、月20GBのデータ量に抑えなければいけなくなります。
また、この料金プランでは、月1,900円でポケットWiFiを使えることになっていますが、スマホと兼用のため、プランによっては、月額10,000円を超えてしまう可能性もあります。
[icon image="point1-2-b"]「データし放題プラン」は実質使い放題ではない
前述している通り、「データし放題プラン」の「4G/LTEデータし放題フラット」と「4Gデータし放題フラット+」は、実際には「月に7GB」の制限がかかっています。
そのため、ポケットWiFiを使って動画などを視聴する方にとっては、すぐに7GBを超えてしまい、データ量が十分ではありません。
[icon image="point1-3-b"]回線はソフトバンク4G・LTEのみ
SoftbankのポケットWiFiということもあり、端末が利用する回線は、ソフトバンクの4G・LTE回線のみとなっています。
モバイルWiFiルーターで主流となっている「WiMAX回線」を利用することができない点に注意です。
[icon image="point1-4-b"]端末料金がかかる
SoftbankポケットWiFiの端末料金は、「月月割り」を利用すると、実質0円にすることができます。
ただし、ここで注意したいのが、「専用2年契約加入」となっており、2年縛りが適用されていることです。
契約してから2年目の更新月を向かえる前に解約をしてしまうと、契約解除料「10,260円」がかかってしまいます。
ソフトバンクポケットWiFiと他社のポケットWiFiを比較!
SoftbankのポケットWiFiと、大手プロバイダのポケットWiFi「Broad WiMAX」と「カシモWiMAX」を比較していきます。
料金プランで比較
各ポケットWiFiの「無制限プラン」の料金プランを比較していきます。
SoftbankのポケットWiFiに関しては「4G/LTEデータし放題フラット」、Broad WiMAXとカシモWiMAXは「ギガ放題プラン(最初の2カ月または3カ月)」を比較対象とします。
月額料金 | |
---|---|
SoftbankのポケットWiFi | 3,696円 |
Broad WiMAX | 【3ヶ月目まで】 2,726円 |
カシモWiMAX | 【3ヶ月目まで】 1,380円 |
大手プロバイダのポケットWiFiは、契約してから約3カ月間は、非常に安い価格で利用することができます。
キャンペーンで比較
各ポケットWiFiの「キャンペーン」について比較します。
月額料金 | |
---|---|
SoftbankのポケットWiFi | 【Pocket WiFi特別キャンペーン】 基本使用料および4Gデータ通信基本料が割引 4,196円/月→3,696円/月 |
Broad WiMAX | ①【Web割キャンペーン】 「月額最安ギガ放題プラン」を 「クレジットカード払い」で申し込み&「指定オプションサービスに初回加入」で初回費用を「18,857円」割引 ②【全端末無料キャンペーン】 新規申込者は端末が無料 ③【違約金負担乗り換えキャンペーン】 |
カシモWiMAX | ①【端末代金無料】 ②【月額料金の値引き】 最安級プランの場合、35,176円相当の割引 |
端末の種類で比較
利用できる専用端末の種類を比較します。
利用できる端末の種類 | |
---|---|
SoftbankのポケットWiFi | ・601HW ・501WH ・303ZT |
Broad WiMAX | ・WX04 ・W05 |
カシモWiMAX | ・W05 ・W04 ・Triprouter |
2年間の実質料金で比較
2年間の実質料金はどのくらいになるのでしょうか。
各月額料金から、割引額を割り引いた額で、2年間の実質料金を比較します。
2年間の実質料金 | |
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SoftbankのポケットWiFi | 約88,700円 |
Broad WiMAX | 約80,500円 |
カシモWiMAX | 約77,000円 |
まとめ
ここまで、SoftbankポケットWiFiと、その他大手プロバイダのポケットWiFiについて解説してきました。
料金や回線の面から見ても、ソフトバンクのポケットWiFiはあまりコスパが良くないことが分かります。
そのため、プロバイダの中でも良心的なサービスを提供する「Broad WiMAX」と、業界最安の「カシモWiMAX」のどちらかを利用することをおすすめします。
専用端末は、「W05」が最も機能バランスが良く、おすすめです。