ChatGPTでは、長文の回答を要求することも可能。長文の場合、回答が途中で途切れてしまうこともあります。その主な原因は、ChatGPTの文字数制限に抵触した場合かアクセスが集中している場合です。きちんと対応すれば問題なく回答を得ることができます。
目次
・大見出し:ChatGPTは長文の生成も可能
ChatGPTは質問の回答を生成して表示してくれますが、回答内容をどのくらい詳細にするかはChatGPTが決めており、回答文が短い場合もあります。しかし、「〇文字程度で回答・・」といった指示を入力することで、長文の回答を生成してもらえる可能性もあります。
・大見出し:回答が途中で切れる・止まるChatGPT
ChatGPTに回答文の文字数を指定しても、必ず、その通りに回答文を作成してくれるとが限りません。例えば、1000字以上と要求しても、数百字程度にまとめた回答を提示する場合もあります。
また、内容的には1000字程度の回答を生成していても、実際に表示される回答は途中で切れることもあります。これは、ChatGPTの回答文生成の仕組みの制限によるものです。
途中で切れる場合は、続きを回答するように要求することで、続きの文章を得ることが可能です。ただし、あまり長い文章では、続きの文章に意味不明な個所などが混ざりこみ、文章全体の品質としては低下してしまうことがあります。
・大見出し:ChatGPTで文章が途中で切れる原因
以下では、ChatGPTの回答文が途中で切れる原因を説明します。
∟中見出し:長すぎる文章
たとえば、1000字以上の回答を要求しても、文章全体が1回ですべて表示されることはなく、途中で切れることがあります。ChatGPTの回答文生成の仕組みで出力データのサイズ制限があるためです。実際に1回答で何文字が上限かについては公表されていません。
∟中見出し:アクセス集中
ChatGPTは発表以来人気急上昇中で、利用者も増加しており、アクセスが集中することも多々あります。アクセスが集中した場合、通信の時間切れなどが発生して、質問回答がすべて送信されずに処理が中断してしまうこともあります。このため、回答文がと途中で切れることになってしまうのです。
・大見出し:ChatGPTで送信できる文字数の制限
ChatGPTには普通の文章で質問をするので、長文の質問文を作成することも可能です。以下では、送信できる質問文の文字数制限について説明します、
∟中見出し:ChatGPTで送信できる最大文字数
ChatGPTの開発元であるOpenAIは、入力できる質問文の最大文字数が何文字であるかは公表していません。なお、ChatGPTに聞いてみても、APIというシステム構成に関する数値しか回答が返ってこないので、実際のところも不明です。
そのため、実験でためしてみたという記事がネットに多数掲載されています。それらによると、日本語では2500字程度、英語では4000~6000字と言われています。
・大見出し:ChatGPTで途切れる文章の続きを生成する方法
以下では、回答文が途中で切れる場合に、回答の続きをChatGPTに要求することができます。以下では、回答が途中で切れる場合に、その続きを知る方法を説明します。
「続き」と入力
回答が表示され、途中で切れるようであれば、続けて、次の質問として、「続き」と入力してみてください。その質問への応答として、途中で切れることになった回答の続きが生成され、続きを見ることが可能です。
最後の1文字を入力
回答が表示され、途中で切れるようであれば、続けて、次の質問として、「回答文の最後の1文字」を入力入力してみてください。途中で切れることになった回答の続きを見ることが可能です。
途切れた文章をコピペして依頼
回答が表示され、途中で切れるようであれば、続けて、次の質問として、受け取った回答分をすべてコピペし、さらに、「続きの作成」を依頼してみてください。これにより、途中で切れることになった回答の続きを見ることが可能です。
長文が送られてこないように制限
そもそ1回の回答で表示しきれないボリュームの回答が必要な質問をするから回答が途中で切れるのです。回答文として長文を送ってこないように、質問時に回答方法を指定すれば、簡潔に要約した回答を生成して、途中で切れるような長い回答分を生成しないようにすることが考えられます。
例えば、以下のような主旨の指示文を質問に追加しておきましょう。
- 箇条書きでの回答を指示
- 文字数の上限を指示
- わかりやく、平易な回答とすることを指示
途中で切れた文章を生成できない場合
上記のような方法でも、途中で切れることになってしまった質問回答の続きを得られない場合は、以下のような方法で質問を変えるしかありません。
- 続きの回答で知ることができる事項を想定して、新たな質問を送る
- 対話を終了して、続きの回答を要求する新たな対話を始める
ChatGPTで発生するその他のエラー
上記では、回答が途中で切れるというエラーについて、原因や対処法をせつめいしてきました。さらには、CharGPTを使っていると、さまざまなエラーに出くわすことがあります。以下では、主なエラーについて、その内容と対処法を説明します。
「An error occurred」
質問の送信などの際に、「An error occurred・・・」というエラーが表示されてしまい、回答が返ってこず、ChatGPTが使えなくなってしまうことがあります。
このエラーは、質問内容自体に起因するエラーではなく、ChatGPTの処理過程に何らかの問題が発生してしまったことが原因で処理エラーとなったものです。
対処法としては、いったん、ChatGPTを終了してから再起動してみてください。また、エラーが再発したりとこのエラーが継続するようであれば、ヘルプセンターに問い合わせるのがよいでしょう。
エラーメッセージ詳細
エラーメッセージは以下のとおりです。
An error occurred. If this issue persists please contact us through our help center at help.openai.com
意味は、「エラーが発生しています。もし、問題が継続するようであれば、ヘルプセンターに相談してください」です。
「Too many requests」
「Too many requests in 1 hour・・・」というエラーメが表示されて、以降、ChatGPTが動かなくなってしまうということがあります。
この原因は、文字通り、短時間のうちにあまりに多くの質問をしてしまうことにあります。無料で使っている間は、あまりヘビーな使い方は制限されてしまうのです。
対処法としては、しばらく、質問を送信せずに放置しておきましょう。時間がたてば、使用頻度に関する制限もリセットされるはずです。
エラーメッセージ詳細
エラーメッセージは以下のとおりです。
Too many requests in 1 hour. Try again later.
意味は、「1時間当たりの質問数が多すぎます。しばらくしてから質問してください」です。
アプリケーションエラー
ChatGPTをブラウザから操作している最中に、「アプリケーション エラー、・・・」「Application error: ・・・」というエラーが表示されて、回答が表示されなかったり、「な」の1文字しか表示されないというエラーが発生することがあります。
この原因は、ブラウザの翻訳機能を使ってChatGPTの画面を日本語で表示して使っていることが原因です。
対処法としては、画面をリロードして英語表記の画面に戻してから操作を続けるようにしてみてください。
エラーメッセージ詳細
エラーメッセージは以下のとおりです。
Application error: a client-side exception has occurred (see the browser console for more information).
意味は、「アプリケーションのエラーです。クライアント側で障害が起こっています。詳細な情報はブラウザコンソールから参照してください」です。
「This content may violate our content policy」
質問を送信した際に、「This content may violate our content policy.・・・」というエラーが表示されて回答が表示されないことがあります。
CHAGPTは利用規約および開発元のOpenAIのコンテンツポリシーなどを守って利用する必要があります。
対話型のシステムなので、入力された質問には回答しますが、人権侵害・政治キャンペーン・アダルト コンテンツ・スパム・悪意のあるコンテンツ・暴力扇動の恐れのあるコンテンツ・社会的危害の可能性のある質問などは受け付けないのです。
エラーメッセージ詳細
エラーメッセージは以下のとおりです。
This content may violate our content policy
意味は、「この質問内容は、OpenAIのコンテンツ規約違反の可能性があります」です。
回答が理解不能な言語のケース
ChatGPTは質問に対しての回答を生成して返してくれるのですが、この生成された回答の内容が意味をなさない、あるいは、理解できないものであることもあり得ます。
ChatGPTは、すべての質問に対して、常に、信頼性のある確かな回答のみをしてくれるとは限らないのです。
日本語で質問しても英語が返ってくるときの対処法
質問文を日本語で書いた(つもり)のに、回答が英語で返ってくることもあり得ます。以下のようなケースが考えられます。
- 質問文がアルファベットで始まっている
- 固有名詞を英語で表示している
- 日本の状況ではなく、アメリカの状況を前提に回答を作成している
この場合は、回答を受けた後に、「日本語で・・・」といった指示を質問として入力すれば、ChatGPTは日本語に修正して再回答してくれるます。
最初に質問の時に、「日本の場合は・・・」などの注釈を追加しておくと、二度手間を省ける可能性が高くなります。
ChatGPTに日本語設定はないことに注意
ChatGPTはシステムとしては多言語対応の作りとはなっていません。あくまでも英語を言語としてシステムは開発されており、画面やメッセージ類は英語表記のみです。このため、ChatGPTの設定画面を日本語で表示することはできません。
また、ブラウザの日本語翻訳を使用して日本語表示で操作した場合は、エラーが発生する可能性があります。そのため、読みにくくとも翻訳機能は使わずに操作してみてください。
なお、ChatGPTとの対話は日本語で行えます。つまり、質問を日本語で入力すれば、基本的には、回答も日本語で表示してくれるのです。このため、メニューなどをわざわざ日本語に翻訳しなくとも十分に使えます。
まとめ
ここまで、ChatGPTは、長文の回答を作成することもできますが、一度にすべての回答を表示することができずに、途中で切れることがあります。本記事では、回答が途中で切れる原因と対処法を説明してきました。
また、その他のエラーについても説明しています。ChatGPTを利用する際の参考になれば幸いです。