「ラジカッター」をご存じですか?ラジオ番組を聴くのが好きな方でしたら、知っておきたいアプリの名称です。では、今回はラジオリスナーにおすすめアプリ「ラジカッター」について詳しく確認していきましょう。今まで以上にラジオ番組を楽しめる可能性があります。
ラジカッターってなに?
「ラジカッター」は「andoroid」対応のラジオ番組を聴取可能なアプリです。残念ながら「iphone」は現在のところ、非対応になります。リアルタイムの放送を聴けることはもちろんですが、過去のラジオ番組をボタンひとつでダウンロード可能です。MP3・AAC・WAV・M4Aのファイル形式に対応していて、PCでのファイル転送もできます。では、詳しく「ラジカッター」の紹介をしていきます。
ラジカッターでできることは?
では、ラジオアプリであるラジカッターは、何ができるのでしょうか。以下にその豊富な機能を紹介していきます。
①ラジオ番組をダウンロードしていつでも聴くことができる
「ラジカッター」は好きなラジオ番組をダウンロードでき、いつでも自分の好きな時間に聴けるアプリになります。しかも過去1週間までさかのぼってダウンロードできますので、「予約録音を忘れてしまった」というような、煩わしさがありません。
②オンラインでリアルタイムで再生することができる
現在放送中の番組をオンライン再生で、ダウンロードせずにそのまま気軽に聴くことが可能です。通常のラジオを聴くときのように電波状況など気にすることなく、ラジオ番組を楽しめます。これが「ラジカッター」の大きなポイントではないでしょうか。
③詳しい放送内容まで調べることができる
「ラジカッター」は、番組表や気になる番組の詳しい内容や出演者など検索して閲覧ができ、ダウンロードすることも可能です。ラジオ番組の楽しみ方がとても広がります。
④ファイルの転送や他のアプリとの連携をすることができる
ダウンロードしたファイルは「ラジカッター」のアプリ以外にも、USBメモリーやSDカードを使用して、PCなどにファイルを転送することもできます。その他の音楽プレーヤーアプリでも再生することもできますので、ちょっとした空き時間にも、通信料を気にすることなく、ラジオ番組を楽しむことができるようになります。
ラジカッターの使い方を紹介
ラジカッターの基本的な使い方を、ここで紹介しましょう。
①ラジカッターと位置情報偽装アプリをダウンロード
まず、「ラジカッター」と位置情報偽装アプリ、一例ですが「GPS Emulator」などをインストール。「ラジカッター」の設定画面は「radiko」と連動してのエリア設定となります。本来エリアフリーは別途「radiko」での、プレミアム登録(有料)が必要となっています。「ラジカッター」では基本的に「radiko」のプレミアム登録を推奨していますので、位置偽造アプリを使用するのは、あくまでも自己責任で行ってください。
②位置情報偽装アプリで希望の位置にGPSを偽装する
「ラジカッター」と「GPS Emulator」をインストール後、まず先にGPS偽造アプリ「GPS Emulator」を開いて、希望の位置情報を設定します。今回は、神戸市に設定をしてみたところ、上の図のように成功することができました。
③地域ごとのラジオ局を設定する
次に「ラジカッター」を立ち上げてみると、関西地方のラジオ局の表示になりました。これで、関西圏のラジオが楽しめるようになりますので、好きな番組を選んで再生したり、ダウンロードしたりできるようになります。上の画像のように、ラジオのアイコンをタップすると、現在放送されているラジオ番組が選べるようになっています。
④過去一週間分の番組を設定する
次に画面下の3本線のアイコンをタップすると、この画面になります。上部中央にあるラジオ局名をのアイコンをタップすると他のラジオ局の名前も出てきますので、聴きたい番組を放送する局の選択ができます。そして左上にある日付のアイコンをタップすると一週間前までさかのぼって、日付の選択ができます。
日付をタップするとこのように日付選択ができますので、希望日を選択します。
⑤番組のダウンロードは番組横のアイコンからダウンロードする
オフラインで聴きたい番組は、番組名の右にある「ダウンロード」のアイコンをタップするだけで、簡単にダウンロードが可能です。完了後は、画面下中央部にある、フォルダアイコンを開くとダウンロード済みの番組が表示されます。聞きたい番組を選択すると再生ができます。このようにシンプルな操作で、ダウンロードができるのも「ラジカッター」の魅力ではないでしょうか。
ラジカッターの悪いところは?違法ではないの?
本来、AMラジオはその地域ごとに放送局が存在して、そのエリアでのみ聴取できることが原則です。ところがラジカッターの場合には、位置偽装まで行い、多くの遠方地域の民放までも聞けてしまいます。
ユーザーにとっては大きくわけて「関東」「関西」の仕切りもなく、自由に番組を楽しめていいのですが、違法性はないのでしょうか。
これらの点は、他のラジオアプリの有償版が続々と進化してきて、やがて淘汰されてしまいそうにも見えます。以下にはラジカッターで評判が悪い点をいくつかあげてみましょう。
①NHKなどの一部番組は再生やダウンロードをすることができない
「ラジカッター」は、非公式プレーヤーではありますが「radiko」と連動した形式のアプリになっています。そのため「radiko」のタイムフリーに対応していない、NHKの番組すべてと、民放の一部の番組は「ラジカッター」でも同じように対応できないそうです。
②ステータスバーが消えない
「ラジカッター」を使ってラジオ番組を聞いたあとに、画面上部にステータスバーが残っていることがあります。これは、端末の「戻る」を数回タップすると、アプリの終了ダイアログの表示が出ます。そこで「終了」を選択します。これで、ステータスバーも消える流れになります。しかし、それでも消えない場合は、端末の再起動を、試してみてください。
③番組表が間違っている
「ラジカッター」に表示された番組表は、各放送局の公表している番組表を基準に作成されているということです。しかし、スポーツ番組の試合延長に伴い、放送時間の変更をされる場合や、急な番組の差し替えなどには、なかなか対応が難しいようです。
④電池の消耗が激しい
「ラジカッター」を利用すると、端末の電池消耗が早いようです。この場合ですが、端末の「戻る」を数回タップすると、アプリの終了ダイアログの表示が出ます。そこで「終了」を選択してください。アプリを終了すると電池消費を節約することが可能です。「ラジカッター」の特徴であるファイル変換やメディア再生の操作のために多くの電池消費してしまうそうです。これは改善事項になっているようですので、今後の「ラジカッター」に期待しましょう。
⑤開発者モードをONのままアプリは使用できない
「ラジカッター」は、開発者モードをONにした状態での利用は、セキュリティ上の理由により、できないようになっているそうです。
⑥ファイルをSDカードに保存できない可能性がある
「ラジカッター」は好きな番組をダウンロードして、オフラインで聴くことができるのが、なんといっても魅力です。ただし、使用している機種によって異なるそうですが、ダウンロードの保存先を「共有ストレージ」を選択しても、「SDカード」に保存されない可能性もあるそうです。「ラジカッター」では、今後のニーズや技術的な問題点などを見ながら、改善できるよう検討するようです。