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エクシブ会員の年収はどれくらい?会員権の購入について解説

エクシブは富裕層に人気の会員制リゾートホテルで、リゾートトラストが会員権販売をしています。日本では富裕層とは年収2000万以上を指す場合が多いようです。エクシブ会員権の購入では資格審査があり、その基準は非公開。本記事ではエクシブの仕組みなどを紹介します。

エクシブ会員権とは?エクシブ会員になるには

(出典:https://xiv.jp/nasu/)

エクシブとは、リゾートトラスト株式会社が管理・販売を担う会員制のリゾートホテルの冠名称です。
エクシブ会員権があれば、エクシブ会員になっていれば、箱根・軽井沢・有馬などの高級リゾート地の26施設を、別荘感覚で利用できます。つまり、会員本人およびその紹介者のみが利用できるのが特徴です。

リゾート地に別荘やリゾートマンションを所有して、優雅にバケーションを楽しめる年収を得ることは多くの方にとっての夢です。しかし別荘やリゾートマンションは、利用頻度が少ないうえに建物の維持管理も大変ではないでしょうか。そこで生まれたのが、高年収を活かしてリゾート施設を共同所有して、決まった期間を自分だけで利用するというリゾート・タイムシェアリング・システムという仕組みです。高級スポーツカーを定期的に乗り換える一種の、ハイソサエティな「サブスク」と似たところがあり、会員は自ずと富裕層に限られてくるものです。

エクシブは代表的な会員制リゾートホテルとして、高年収の層に人気が高いリゾートホテルです。ここでは、その仕組みやエクシブ会員になるにはどうしたらいいのか、などについて詳しく説明します。

リゾートトラストの【エクシブ会員権】の仕組み

(出典:https://xiv.jp/yama/)

ここではリゾートトラストが販売する【エクシブ会員権】の仕組みを説明します。

1室を14人で共同所有する「タイムシェアリング・システム」

エクシブ会員権では、1室を14人で共有するというタイムシェアリング・システムを採用しています。そもそも、エクシブは14を意味するローマ数字XIVにちなんでつけられています。

なお、より会員になりやすいように、以下のような会員権もあります。

エクシブバージョンZ:1室を28名で共有し年間13日の占有権を有するもの

共同所有するわけですから、部屋を使う日はあらかじめ割り当てられます。つまり、365日の1/14にあたる26日を独占的に使うことができるのです。

各所有者には26日はあらかじめ割り当てられます。夏休みや土日祝日など利用希望の多い日を利用者に公平に割り当てるため、毎年ローテーションが組まれ不公平が発生しないようにスケジュールされます。ローテーションは14年で一巡するように組まれます。

ローテーションを作成するため、1年は以下の4つのシーズンに分類され、各シーズン内の日が公平に行きわたるようにスケジュールされます。

ゴールド・シーズン

年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みなどの長期休暇の期間をゴールド・シーズンと呼びます。

レッド・シーズン

ゴールソ・シーズンを除く土曜や祝前日に当たる日曜などをレッド・シーズンと呼びます。

ホワイト・シーズン

ゴールド・シーズン、レッド・シーズン以外の金曜日・日曜日、祝前日、春休み・冬休みなどをホワイト・シーズンと呼びます。

ブルー・シーズン

上記以外の平日をブルー・シーズンと呼びます。

全国26施設のリゾートトラストのホテルの利用が可能

エクシブ会員権は箱根・軽井沢・有馬などのリゾート地で運営されている26の施設のいずれか一つの施設のオーナーになることを意味します。

エクシブ会員権のオーナーの権利は1施設を対象としますが、26施設のすべてを利用可能となります。スペースバンクというシステムで他施設を利用するのです。その方法は以下のとおりです。

エクシブ会員にはオーナーとなった施設の占有日が26日割り当てられます。この26日のうち、実際に利用しない日をスペースバンクに預け入れします。そして、スペースバンクに預け入れられた他のオーナーの占有日と交換することができるのです。

スペースバンクには、エクシブ26施設のオーナーのほか、リゾートトラストの会員制リゾートホテルのベイコート倶楽部のオーナーも預け入れしており、その利用も可能です。さらに、リゾートトラストのRTCCサービス利用により、海外のリゾート施設も利用可能となります。

なお、無条件で他施設を何時でも利用できるわけでなく、利用には制約が設けられていることに留意が必要です。

4つのグレート

会員制リゾートホテルであるエクシブは、各施設に様々なタイプの部屋が用意されていますが、部屋にはグレード分けがあります。

エクシブ会員権を購入する場合は、施設と合わせて、施設の部屋に設定されたグレードを指定して購入することになります。所有しているグレードと同等または下位のグレードの部屋であれば、他の施設も含めて利用可能という仕組みになっています。

グレードは4階層となっていますが、2010年以前の施設と、2010年以降に建てられた新し施設では、グレード区分名が異なっています。

2010年以前オープンの施設のグレードは、A(スタンダード)・C(ラージ)・E(スイート)・S(スーパースイート/サンクチュアリ・ヴィラ)となっており、2010年以降オープンの施設のグレードは、CB、EC、SE、Sの4区分です。

基本的には記載の順に対応していますが、新グレードのCBは旧グレードAの1ランク上と考えると対応がわかりやすいでしょう。

価格・年会費

エクシブ会員権の価格は一律ではなく、購入対象の施設がどこか、その部屋のグレードタイプは何かによって異なります。また、マンションなどと同じように、購入費用は別に、運営管理費のための年会費を毎年支払う必要があることに留意が必要です。

例として、エクシブ鳥羽別邸(2016年3月開業)の場合を以下に示します。

客室エクシブ
(年間26泊)
エクシブバージョンZ
(年間13泊)
S36,626,158円
運営管理費(年)279,400円
19,413,079円
運営管理費(年)149,600円
SE26,981,235円
運営管理費(年)233,200円
14,288,117円
運営管理費(年)126,500円
CB11,141,610円
運営管理費(年)145,200円
5,900,805円
運営管理費(年)82,500円

この例をみてもわかるように、相応の年収を得ている費用がありそうです。

年会費とは別に発生するルームチャージ

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