エクシブ会員権の場合は、年間26泊の権利を有しますが、実際に宿泊した場合にはルームチャージを支払うことが必要となります。
料金は施設、部屋のグレードで異なりますが、おおむね以下のような料金が目安です。
部屋のグレード | 費用目安 |
S | 21,300円〜41,700円 |
E | 17,000円〜27,400円 |
C | 13,200円〜23,400円 |
A | 8,700円〜18,400円 |
目次
エクシブ会員権購入時の資格審査
(画像出典:グランドエクシブ軽井沢)
エクシブ会員権は高年収を得ていれば、だれでもが購入できるというわけではありません。
会員となるための資格審査が設けられており、オーナー資格を満たすかの審査が行われます。
審査を通過することで、初めてエクシブ会員券を購入できる仕組みになっているのです。
審査基準は非公表
エクシブ会員権の購入にあたって、具体的な審査基準は公表されていません。
そのため年収がチェックされるのか、他にはどんな条件があるのかなど、審査を通過するための具体例は不明です。
しかしながらリゾートトラスト社では企業として、反社会的勢力に対する基本方針を掲げて、関係を一切遮断することを標榜しているという点があります。
暴力団や反社会的な団体の関係者は、審査に通るのが難しいと思います。
会員になるためには社会的信用も必要
年収以外、会員としての社会的信用がないと判断された場合も、審査が通らないことが考えられます。
勤務先企業のステイタスであるかもしれませんし、勤続年数なども参考ポイントになっているのかもしれません。
エクシブ会員になれるのは「富裕層」?必要な年収は?
(画像出典:エクシブ蓼科)
エクシブ会員になるには、安くても1000万円以上の金額が必要です。
そのほかに、毎年の管理料や宿泊費が必要となるため、一般的なサラリーマンが会員になるのは難しいでしょう。
エクシブ会員権も含め高級リゾートホテルの会員権は、一般に「富裕層」と呼ばれる高年収の人たちをターゲットとしているようです。
ではエクシブ会員権を購入するにあたり、いくつかのデータなどをもとに年収の目安やポイントなどを紹介します。
富裕層の割合
日本では高収入者の年収の目安として、1000万円以上がよく引き合いに出されますが、実際には年収2000万円以上の人を富裕層と呼ぶようです。
日本円とは為替レートでの比較ができませんが、中国では年収2000万元以上となる辺りから、最近ではその倍以上を富裕層としています。
国税庁の令和4年の民間給与実態統計調査によれば、給与所得者総人数は約5000万人いて、そのうち年収2000万円以上の人は約43万人となっていて全体の約「0.85%」です。
同じく国税庁の令和3年の申告所得税標本調査によると、税務申告者の総人数は657万人であり、うち年収2000万円超の人は全申告納税者のうちの上位「5.3%」に過ぎない少数となっています。
現在販売中のエクシブ会員権の正規価格は600万〜4000万円
エクシブ会員権は、リゾートホテルであるエクシブ施設の建設に合わせて、リゾートトラスト社で販売されます。
現在販売中のエクシブ会員権の正規価格は、エクシブのホームページに掲載されており、その価格帯は約600万〜4000万円となっています。
エクシブ会員権は、リゾートホテルであるエクシブの部屋数によって会員権の数は決まっており、売り切れになると追加の販売などはありません。
エクシブ会員権は譲渡できる?
(出典:エクシブ箱根離宮)
エクシブ会員権を購入すると、エクシブ施設のオーナーとなります。
エクシブ会員権は不動産を所有することにもなるので、もちろん法人での利用も可能ですが、基本は個人名義での購入です。
そのため、エクシブ会員権は子供などへの相続や、第三者への譲渡販売が可能です。
相続や譲渡には手続きが必要であり、また手続きのための費用もかかります。
相続の費用
- 2親等以内に相続する場合・・名義変更に5万円程度
- 友人などに譲渡する場合・・名義変更に30万円程度
- 不動産登記手続き・・手数料5万円から10万円程度
第三者へ譲渡する際の価格は、特に制限や規定はなく、個々のケースで設定して問題ありません。
税務上からの観点としては、中古会員権の相場などを参考にするとよいでしょう。
相続を考える場合は、親子2名で会員権の登録ができる「親子2世代のオーナー登録」がおすすめです。