Bluesky(ブルースカイ)はサービス開始から1年程度の間、招待制を採用していました。
現在は廃止されているので、招待コードがなくても登録可能です。
この記事では、Bluesky(ブルースカイ)の招待コードやSNS認証コードが来ない原因などを紹介します。
目次
Blueskyは注目のSNS
Bluesky(ブルースカイ)は「X」(旧Twitter)の共同創業者で元CEOだったジャック・ドーシー氏がつくったSNSです。
特徴としては分散型のSNSであり、ユーザーがアカウントを自由に移動できる、これまでになかったサービスがあります。
Bluesky(ブルースカイ)は2019年に発表され、2021年8月に「X」から独立しました。
オープンで分散化された公共の会話のための技術開発と大規模な採用を推進しており、イーロン・マスク氏が「X」を買収してからはより一層注目されています。
Xについては誤情報の拡散やアルゴリズムによるタイムラインの偏りがある、また広告が増加し、有料化によって機能が差別化されるといった不安要素があります。
こうした「X」の不安要素を感じずに、もっと自由にSNSを楽しみたいと思う人たちから、Bluesky(ブルースカイ)は高い人気となっているのです。
Blueskyは分散型SNS
XやスレッズとBluesky(ブルースカイ)の何が違うのかというと、やはり「分散型SNS」であるという点が最も違うところといえます。
Xなどは中央集権型SNSで、1つのサーバーを利用したSNSです。
ユーザー同士のやり取りや個人情報、それにセキュリティに関しても1つのサーバーを利用し管理をしています。
サーバーが1つなので、不具合が起きた・攻撃を受けたということになると、サービスが利用できなくなる可能性があるのです。
しかしBluesky(ブルースカイ)のように分散型SNSは、複数のサーバーを利用しているため、どれか1つで不具合が起きても他のサーバーがあるため不安がりません。
利用している複数のサーバーには管理権限があるため、個人情報の流出リスクも少なくなります。
Bluesky(ブルースカイ)の招待コードが来ない原因
まずはBluesky(ブルースカイ)の招待コードが来ない原因を見ていきましょう。
2023年に運営を開始したBluesky(ブルースカイ)では、サービス開始当初は招待コードを持っているユーザーのみ登録できる制度を用いていました。
招待コードを入手する方法は2通りあり、公式サイトに設置されていたウェイティングリストに登録して待つことと、すでに登録しているユーザーに分けてもらう方法がありました。
現在は仕組みが変わっているのでその辺りを含めて招待コードが来ない原因を紹介します。
2024年2月に招待制が廃止
Bluesky(ブルースカイ)では、2024年2月6日に招待制が廃止されました。
現時点では、Bluesky(ブルースカイ)は登録したいユーザーすべてが登録できる仕様に変更になりました。
なぜ招待コードが廃止になったのか
Bluesky(ブルースカイ)がなぜ招待コードを廃止したのかというと、ユーザー数をさらに増加させ、ビジネスをより成長させようとしているのではないかといわれています。
招待コードについては、運営のウェイトリストに申し込み招待コードを待つ方法と、すでに利用している人から招待コードをもらう方法がありました。
しかしBluesky(ブルースカイ)の人気が高く、特にウェイトリストに申し込みという方法の場合、数か月待つ必要があったのです。
またFacebookを運営している「メタ社」が開発した「Threads」が人気だったため、負けていられないという焦りもあったでしょう。
WEB上のサービスでビジネスを拡大する際、利用者が増加しなければ意味がありません。
招待コードを廃止したのは、こうした経営判断があったと考えられています。
招待コードの廃止でユーザー数が一気に伸びたBluesky
Bluesky(ブルースカイ)を運営する側が下した「招待コードの廃止」により、やはりBluesky(ブルースカイ)は一気に登録者数を伸ばしました。
招待コードの廃止以降、1日で80万人以上が登録したとされ、Bluesky(ブルースカイ)公式Xの発表によると1日で85万人が登録したと公表しています。
2日目にはなんと400万人を超えるユーザー数となっていますので、ビジネス側の思惑はぴたり当たったといっていいでしょう。
新しいユーザーが増えれば、より一層様々なコミュニティが立ち上がり、コミュニケーションも活性化します。
オープンで活気あるプラットフォームへ!というBluesky(ブルースカイ)の目標へ、大きく前進したのです。
招待コードの廃止で企業の利用もアップ!
招待コードがあったことで登録者数が伸び悩んだため、思い切って招待制を廃止したBluesky(ブルースカイ)は、登録者数を一気に伸ばしました。
そうなると企業も、広告媒体として注目し始めます。
現に「セガ(公式)」「ウェザーニュース」などは新しいアカウントを作成しました。
もちろんフォロワー数がどんどん伸びています。
Bluesky(ブルースカイ)が出始めの頃は、オープンなイメージが少なかったのですが、招待コードの廃止で、つぶやきも愚痴も自由に投稿できるオープンなSNSとして受け入れられました。
これから先はもっと企業等の導入が増えていくでしょう。
廃止に伴い招待コードも来ない
Bluesky(ブルースカイ)では、招待制を廃止したことに伴い招待コードも廃止されました。
ウェイティングリストと言われる招待コード待ちをするためのリストに登録していたユーザーも招待コードが不要になり今後は待っていても来ないので注意が必要です。
登録時にはSMS認証が必要に
Bluesky(ブルースカイ)では招待コードが廃止されて来ない仕組みになりましたが、ユーザーハンドル(アカウント)登録をする際にSMS認証が必要になりました。
基本的には電話番号を持っていないとSMS認証を受けられないのでBluesky(ブルースカイ)の登録を考えている方は覚えておきましょう。
ただし、2024年6月現在、デフォルトの設定を進めていく中で、電話番号・SMS認証について「不要」となっています。(現時点では不要ということなので、利用する際、SMS認証が必要かどうか、チェックしてから利用しましょう。)
Bluesky(ブルースカイ)登録時に認証コードが来ない原因
Bluesky(ブルースカイ)の登録を進める中で、SMS認証コードが届かないという方も見かけます。
ここからは、SNS認証コードが来ない原因と対処法を紹介します。
電話番号を間違えて入力している
SMS認証コードが来ない原因で多いのが、電話番号の入力ミスです。
SMS認証コードは、電話番号宛に送られるものなので、電話番号が間違っていると来ない(正しくは入力した電話番号宛に送られてしまう)です。
SNS認証コードは本人確認のために多くのウェブサービスやログイン時に使われる仕組みなので正しい入力が必要。
また、090や080の最初の0を入力していると来ないという方もいるので電話番号が間違っていない方は最初の0を外して試してみてください。
国の設定を間違えている
SMS認証コードが来ない原因として、国の設定が間違っている場合もあります。
日本では、090や080といった番号が割り振られていますので、チェックしてみましょう。
国によって携帯電話であってもエリア番号が最初の番号に設定されている場合もあり、国設定を正しくしないとSMS認証コードは来ないので注意が必要です。
アクセスが集中している
Bluesky(ブルースカイ)の登録者が一気に増えて、サーバーへのアクセスが集中するとSMS認証コードが来ないことがあります。
現在は登録する人も招待コード廃止時に比べると落ち着きつつありますが、今後新たな機能が実装されるとまたアクセスが集中することもあるのです。
今後登録者が増えるような機能が実装した時にはSMS認証コードが来ない(実際には届くのに時間がかかる)場合があるので理解しておきましょう。
Bluesky(ブルースカイ)のサーバーエラー
SMS認証コードが来ない場合、アクセス集中以外のBluesky(ブルースカイ)のサーバーエラーの可能性も考えられます。
サーバーエラーは登録者ではどうすることもできないので、時間を空けて登録を試してみましょう。
ネットワークが不安定になっている
SMS認証コードが来ない原因にはネットワークが不安定になっていることも考えられます。
ネットはWi-Fiを繋げているから使えるけど、通信障害などでSMSに障害が出ている可能性もあります。
対処法としてできることは、スマホの再起動くらいなので、少し待っても来ない場合は試してみましょう。
スマホの不具合
SMS認証コードが来ない原因に、スマホの一時的な不具合も考えられます。
原因が不明な場合は、スマホの再起動を試してみてください。
Bluesky(ブルースカイ)の登録手順
では、Bluesky(ブルースカイ)のユーザーハンドルを登録する手順を見ていきましょう。
- アプリをインストール
- 「新しいアカウントを作成」をタップ
- メールアドレス・パスワード・生年月日を入力
- 電話番号を入力してSMS認証の「コードをリクエスト」をタップ
- SMSに届いた認証コードを入力
- ユーザーハンドルを登録
- その他初期設定を済ませる
アプリのインストールはこちら(App Store・Google Play)
上記はBluesky(ブルースカイ)のアプリを使った登録手順です。
iPhone版・Android版で若干の違いがある場合がありますが、基本的には同じようなUIです。
SMS認証をスキップして登録する方法
SMS認証コードが来ない場合、SMS敏捷をスキップしてBluesky(ブルースカイ)に登録する方法が2つあります。
何度試してもSMS認証コードが来ない場合は、以下の2つの方法を試してみてください。
ブラウザ版で登録する
上記ではアプリを使ったBluesky(ブルースカイ)の登録手順を紹介しましたが、ウェブページ(ブラウザ)でも登録できます。
ブラウザで登録を進めると「あなたのアカウント」というページの右側にあるアイコンをタップすると、「サービスを選択」と表示されます。
「ブルースカイソーシャル」を選択するとSMS認証コードをスキップして登録できるので試してみてください。
登録済みのユーザーに紹介してもらう
Bluesky(ブルースカイ)では招待コードは廃止されましたが、紹介してもらうとSMS認証コードをスキップして登録できます。
知り合いにBluesky(ブルースカイ)のユーザーハンドルを持っている方がいる場合は相談してみてください。
現時点では電話番号登録・SMS認証不要で登録できる(2024年6月時点)
Bluesky(ブルースカイ)の登録の際に必要といわれていたSMS登録ですが、現時点(2024年6月時点)では、電話番号登録と共にSMS認証も必要ありません。
元々電話番号登録とSMS認証が必要でしたが、SMS認証のエラーが続出したため、通常登録において電話番号の登録もSMS認証も必要なしとしたようです。
SNSを利用するときに電話番号を登録したくないという人もいるかと思いますが、今のところ、Bluesky(ブルースカイ)では必要ありません。
投稿を見るだけなら登録不要
Bluesky(ブルースカイ)に興味があるけど、登録はまだしたくないという方は、閲覧だけしてみたらいかがでしょう。
Bluesky(ブルースカイ)では投稿を見る際、登録を必要としません。
投稿やフィードを構成したいという場合にはアカウントが必要となります。
どんな感じなのか、イメージだけでも見てみたい方はBluesky(ブルースカイ)を閲覧してみましょう。
Xはもう古い?Bluesky(ブルースカイ)とXの違い
Bluesky(ブルースカイ)もポストXとして非常に注目をされています。
乗り換えたいと考えているユーザーにとっては、どのような機能に違いがあるのか気になるところだと思います。
Bluesky(ブルースカイ)とXの機能の違いを見ていきましょう。
Bluesky(ブルースカイ) | X | |
サーバー運営 | 分散型 | 中央集中型 |
投稿できる文字数 | 300文字 | 140文字 |
投稿できる写真の数 | 4枚 | 4枚 |
投稿できる動画の長さ | ー | 2分20秒 |
ハッシュタグ機能 | 対応 | 対応 |
検索方法 | ユーザー キーワード | ユーザー キーワード ハッシュタグ(#) |
DM | ○ | ○ |
公開範囲設定(鍵垢) | × | ○ |
広告 | なし | あり |
ユーザー数(国内) | 約40万人 | 約6,000万人 |
システム面では分散型・中央集中型と違いがあり、機能面では文字数や動画投稿の可否に違いがあります。
また、Bluesky(ブルースカイ)はオープンなやり取りを目指していることから、鍵垢は実装されていません。
今後どのように進んでいくかも注目のポイントです。
まとめ
Bluesky(ブルースカイ)の招待コードが来ない原因やSNS認証コードが来ない原因などを紹介してきました。
2024年2月6日に招待コードは廃止されているので、ウェイトリストに登録をしていてももう届きません。
その代わりに、招待コードを入力することなく登録が可能です。
招待コードが届かずに登録できないと思っていた方は、アプリをインストールして利用してみましょう。