WindowsOSを使っていてusoclientが表示されることがあります。usoclientは突然表示されるのでパニックになってしまう人も多数。そこで今回はWindowsにあるusoclientの操作・危険性・注意点を解説します。
目次
usoclientの危険性
まずusoclientはウイルスではありません。
よくある勘違いですが、usoclientは有害なウイルスではなく無害なプログラムになっています。
しかしusoclientを模した
- ウイルス
- マルウェア
が世界中に点在しており、被害が実際に出ているためusoclientに危険性を感じている人が多くいます。
usoclientを確認するには
- Windowsアイコンをクリック
- 「タスクマネージャー」→「詳細」→「UsoClient.exe」→「プロパティ」をクリック
- ウィンドウから「場所」のステータスが「C:\Windows\System32」にあることをチェックする
でOK。
普通「C:\Windows\System32」に格納されているのですが、「C:\Windows\System32」以外に格納されている場合は悪質なアプリであることがほとんどです。
「C:\Windows\System32」の有無で判断するようにしてください。
usoclientを停止する方法
ではusoclientが悪質なウイルスであると判断した場合はどうすればいいのでしょうか。
usoclientを停止する必要があります。
1.レジストリエディタから無効化する
まずはレジストリエディタから無効化してしまいましょう。
手順は
- Windowsアイコンをクリック
- 「ファイル名を指定して実行」を開き「regedit」を入力
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows」キーを開く
- 「Windows」→「WindowsUpdate」→「新規」→「キー」→「新しいキー」を「WindowsUpdate」に設定
- 「WindowsUpdate」→「新規」→「キー」→「新しいキー」を「AU」に設定
- 「AU」をクリックし「新規」→「DWORD(32ビット)値」→「新しい値」をクリック
- 「NoAutoRebootWithLoggedOnUsers」に変更する
- 「NoAutoRebootWithLoggedOnUsers」をクリックし「修正」→「値のデータ」を「1」に変更
- 「OK」をクリック
- PCの再起動
でOK。
2.グループポリシーエディターから無効化する
まずはレジストリエディタから無効化してしまいましょう。
手順は
- Windowsアイコンをクリック
- 「ファイル名を指定して実行」を開き「gpedit.msc」と入力し「OK」をクリック
- グループポリシーエディターが起動する
- 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」をクリック
- 「スケジュールされた自動更新のインストールで、ログオンしているユーザーが いる場合には自動的に再起動しない」→「編集」をクリック
- 「有効」→「OK」をクリック
- グループポリシーエディターを閉じる
- PCの再起動
でOK。
3.タスクスケジューラから無効化する
タスクスケジューラからも無効化することができます。
手順は
- Windowsアイコンをクリック
- 「Windows管理ツール」→「タスクスケジューラ」→
- 「タスクスケジューラライブラリ」→「Microsoft」→「Windows」→「UpdateOrchestrator」をクリック
- 「UpdateOrchestrator」を選択し「Schedule Scan」→「無効」をクリック
- PCの再起動
でOK。
usoclientのコマンドオプション
usoclientのコマンドオプションとしては
オプション | 説明 |
StartScan | 更新プログラムチェック |
StartDownload | 更新プログラムダウンロード |
StartInstall | 更新プログラムインストール |
RefreshSettings | WindowsUpdateの設定を変更した時の反映状況 |
StartInteractiveScan | ユーザーによる入力を要求するダイアログ・進行状況やエラーの表示 |
RestartDevice | デバイスの再起動 |
ScanInstallWait | 更新のスキャン・ダウンロード |
ResumeUpdate | 起動時に更新インストールを再スタートさせる |
です。