偉人が遺した名言で、短いけども感動する言葉を集めてみました。より良い人生のための教訓や、短いけども言葉のパワーで元気になるフレーズはいくつもあります。すでに他界した偉人や現役で活躍する名人から、ことわざや励ましの言葉などポジティブな名言を味わってみましょう。
「偉人」短いけど感動する言葉
歴史上の偉人が遺した名言には、短いけども感動する言葉が多く見られます。語り継がれた名言の中でも、感動するセリフがギュっと圧縮された言葉には、短いけども人の心を動かすパワーがあります。
本記事では既に他界した偉人、現役の名手たちの、短いけど感動する言葉を集めて紹介していきます。まず最初の章では、偉人たちの言葉で、短いけど感動を呼ぶ言葉をいくつか紹介しましょう。
「追いかけ続ける勇気さえあれば、夢は必ず叶います」
この言葉はディズニーの創始者である偉人の代表格、ウォルト・ディズニーが遺した名言の1つです。
何度も事業に失敗しながらも、自分の夢を追い続けたウォルト・ディズニーは、難航する資金調達にも成功し、現在も繁栄し続けるあのディズニーランドを作り上げました。
夢をあきらめずに、追いかけ続けていればいつかは叶うということを、短いけども説得力のある感動する言葉として遺しました。
「一度失敗したからといって、すべてが失敗するわけじゃないわ」
この言葉はアメリカを代表する銀幕のスター、もはや偉人とも言えるマリリン・モンローが語った教訓です。人生は失敗の連続かもしれないが、悲観せずに突き進めという、短いけども感動する含みある言葉です。
実際、モンローは天性の女優として華やかな自分を演じ続けていましたが、睡眠薬に傾倒するほどの苦労を味わっていたことで知られています。
一度の失敗から次のステップを踏み出せない人々へ、元気を出して一歩を踏み出せという力強いメッセージが込められた短いけど感動的な言葉として心に響きます。
「人生には解決法なんかないんだ。あるのは、前に進む力だけだ」
この言葉は、世界中の少年・少女たちに感動する読書体験を届けた「星の王子さま」の作家である、サン・デグジュペリが語った名言です。
サン・デグジュペリの生きた時代は、世界大戦の真っ只中にあり、彼はフランス軍の志願兵としてパイロットとして戦争を生き続けた作家です。
航空機の不時着アクシデントを乗り越え、3日夜通し歩いて帰還した逸話などから、この短いけども力強く真っすぐな感動する名言が生まれたのでしょう。
「常に自分らしくし、自分を表現し、自分を信じよう」
他者と比較してあれこれ考えずに、自分を信じて自分らしくと語ったのは、香港映画のアクションスターの頂点であるブルース・リーの名言です。
日本では「燃えよドラゴン」の邦題で知られる大ヒット作品の他、いくつもの感動する名作アクション映画に主演しつつ、32歳という若さで亡くなっています。
アクションのためのトレーニングは常に熾烈を極める内容で、完璧主義者と言われる偉人ブルース・リーは、遺作となった「死亡遊戯」まで自分を信じ貫き通したと言われています。
「人生は一度きりですが、しっかりと生きたなら一度で十分なのです」
この逆説的ながら短いけども含蓄のある言葉を残した偉人とは、セクシーさが魅力の女優、メイ・ウェストです。
1930年代のハリウッドで活躍したメイ・ウェストは、そのセクシーアピールからバッシングを受けていたことでも知られています。
華やかなスポットライトを浴びながらも、周囲と確執が続いた彼女だからこそ、短いけど人生の真理を突くような感動する言葉として語られたのでしょう。
「周囲のためにあなたが小さくなる必要はありません」
短いけども感動する言葉として、この一文を語ったのは、現在は40代となって現役で活躍し続けるアメリカの大スター、ビヨンセです。
ビヨンセが世界最高峰のシンガーであることは揺るぎない評価ですが、女優業も器用にこなし「セレブ」として憧れの代表的な存在に君臨しています。
それゆえに妬みなどから非難を受けることも多い彼女は、人生はその他人のためではなく自分自身のためにあると言いたいのです。それがこの短いけども感動する名言を語らせたのです。
「打ちのめされたかどうかではなく、立ち上がったかどうかが大切だ」
アメリカンフットボールの名コーチとして、結果も人気もトップレベルにある偉人、ヴィンス・ロンバルディが、このアメフト引用からの短いけど感動するフレーズを語りました。
ヴィンス・ロンバルディの強さの根底を支えるのは、負けることは当たり前に存在することを肯定するマインドにあります。勝ち続けることよりも、負けて「立ち上がれる」かが大事だと説いているのです。
挫折も失敗も、次の勝利へのプロセスになる。だから「立ち上がれ」と彼は言葉としては短いけども、強いメッセージを私たちに送り続けています。
短いけど元気をもらえる言葉
次に見ていきたいのは、誰が語ったかは不明ながらも、短いけど元気をもらえるようなポジティブな言葉の数々です。それは1つの「教訓」と言ってもいいでしょう。
人生を豊かにし、日々の生活で元気になれる前向きな言葉を覚えて、自分にも他人にも声をかけていきましょう。
「良い顔は日々の生活から生まれる」
顔の表情とは不思議なもので、自信に満ちた顔の人ほど元気になれる可能性を秘めていて、その逆に湿った顔からはネガティブな結果が生まれるもののようです。
人生が豊かになるかどうかは、どんな顔の表情で生きているかということと相関関係にあるという意味です。
短いけどもこの言葉の示す内容は、人の行動への影響力をよく表現していて感動するフレーズと言えます。自信に満ちた表情で、元気な良い生活を呼び込みましょう。
「あきらめなければ人生に負けはない」
人生に「負け」というものはないということを、短いけどもはっきりと示すメッセージがこれです。あきらめた瞬間に、人生は「負け」となるのです。
あきらめない限りは、人生には負けなど存在しないということ。挑戦し続ければ、人生に道は開けるということに感動する言葉と言えるでしょう。
「下を向いていたら虹を見つけられない」
この言葉は人の生きざまについて、短いけど比喩的な意味を持たせた名言と言えるでしょう。上を向いていなければ、成功や幸福の姿は見えてこないのです。
ここでいう「虹」とは、その人にとっての幸せの象徴であり、人生の目標とも言える言葉です。
「つらいときの特効薬は心から笑うこと」
この言葉は、最初の「良い顔は日々の生活から生まれる」を、違う角度から見つめた、元気になる秘訣を短いけど感動する言葉として表したものです。
つらい時に辛そうな顔をしてしまわないで、まず「笑う」ことから始めれば元気になれるというのです。実際には難しいことかもしれませんが、笑うことはポジティブなパワーを呼び起こし、元気の源になります。
「形から入る」という言葉がありますが、まさにこの言葉は、その不思議な「力」を表すメッセージです。
短いけど感動することわざ
短いけど感動する言葉として、最も親しみがあるのは「ことわざ」かもしれません。ことわざには人生の真理を表現する言葉が込められていて、感動するメッセージが多いのです。
感動することわざは、今置かれた境遇によっても、感じ方が違うかもしれません。いくつかのことわざを、ひも解いてみましょう。
「死んで花実が咲くものか」
このことわざは、「死んだらそこで終わり」という意味が転じて、「生きていればこその人生である」という意味を、短いけど深く語った話です。
生きていれば辛いことの連続かもしれませんが、生きていなければ幸せや夢もつかめないという励ましのメッセージです。
「蒔かぬ種は生えぬ」
「原因と結果」という因果関係について、短いけどわかりやすく説いたことわざがこれです。
まずは「種を蒔く」つまりアクションを起こさなければ、何も得られないという「真理」を表しています。
つまり、自分から行動に移さなければ、どんなことも成し遂げることは不可能だと教えてくれる内容なのです。
「学問に王道なし」
手っ取り早く結果を得ようとしても、それは実にならないという教訓を謳ったことわざです。
確かに「学問」とは、積み重ねの上にしか成り立ちません。
そしてこのことわざは、実は「学問」だけではなく、人生のあらゆる局面でも、積み重ねこそが「王道」だと教えてくれています。
「歳月人を待たず」
このことわざを英訳するなら、「Time is money.（時は金なり）」などがやや近いかもしれません。時間とは貧富の差や年齢の差にも全く関係なく、「平等である」ことを示しています。
「時間」とは人の個別の都合などには一切関係なく、過ぎ去っていくものです。だからこそ、過ぎてしまう「時」を逃さないように、すぐに行動を起こすことが肝要だと説いていることわざです。
「習い性となる」
長く「習慣」として続けていると、そのことが元々持っていた性質のようになってしまう、という例えがこのことわざです。
良い習慣にしても、逆の悪い習慣にしても、それは日々の繰り返し・積み重ねで自然に身についてしまうものなのです。
それゆえに、良い習慣こそ長く続くように、悪しき習慣は早々に断つようにしなければならない、という教えです。
勇気づける一言
短いけど感動する言葉を探ってきましたが、誰にでも出来る「人を勇気づける」言葉もあります。それは非常にシンプルで、簡単な一言で可能なのです。
呼び掛けに近い言葉ですが、短いけど感動する言葉の一種として見ていきましょう。
「〇〇なら大丈夫」
失敗して落ち込む、不安で仕方ない、そんな友人が近くに居たら、この言葉をかけてあげましょう。
「大丈夫」という言葉の力は、悪い方向に未来を予測するネガティブな思考を止めて、「出来る」という考えに導いてくれることでしょう。
「〇〇の味方だよ」
上記で説明した「大丈夫」と同じく、「味方だからね」という言葉かけは、不安に駆られている人の心を軽くしてくれることでしょう。
「一人ではないんだ」と思うことだけで、人は安心感を得られるものです。敢えて具体的なアドバイスを避けて、抽象的に「味方だよ」とかける一言が効果的な場面は多いものです。
「諦めないで」
これはその人の性格や、今置かれた状況次第になりますが、「諦めないで」とやる気を後押しする一言で助けられる場合もあります。
但しあまりにも不安が強い場合や、挑戦することに慣れていない人にとっては重荷になることもあるので、状況をよく読んで下さい。
「思いっきりやってみなよ」
このひと言は、あと少しで取り組めそうな人にとっては非常に効果のある言葉となるでしょう。
「思い切って」というフレーズが、勇気を奮うことへと直結すればきっとうまくいきます。
「落ち込まないで」
このひと言の声掛けは、タイミングが重要です。完全に落ち込んでいる人に「落ち込まないで」と声をかけたりしたら、間違いなく逆効果になります。
この言葉に限らず、励ましの一言というのは、相手の心理状態や性格によっては逆効果になり得ることには注意して下さい。
「頑張れ」などの直接的な励ましの言葉が、一番キツイような時は誰にでもありますので。
まとめ
短いけど感動する言葉として、歴史上の偉人の名言や、人生を豊かにするように心に沁みるメッセージをいくつか紹介してみました。これらの名言は、自分に言い聞かせることももちろん有効です。
身近な人を元気にする一言については、これは相手の置かれた状況をよくみて、過剰な励ましにならないよう注意しましょう。「頑張れ」や「落ち込まないで」が、逆効果になるシーンは常にあります。
今回紹介した、短いけど感動する言葉の他にも、スポーツ選手やプロ棋士など、勝負に生きる人の言葉にも触れる機会を持つといいでしょう。教訓や真理、元気の素をもらえるかもしれません。