スマホの入力画面を「キーボード形式」から「テンキー形式」に戻す方法などを説明します。
スマホでテキストを入力するときに、通常は「テンキー」を使います。しかし、急にPCのような「キーボード形式」の入力画面に切り替わってしまい、戻し方が分からずに困った経験があるかたもいるのではないでしょうか。
他にも、おすすめのキーボードアプリの紹介も最後にしています。
目次
スマホの入力が急に「キーボード」になってしまう原因
スマホの入力画面が急に「キーボード形式」に変わってしまう現象は、Androidでよく報告されています。
Androidは機種ごとに操作方法が違うので、入力画面が意図せず切り替わってしまう原因はさまざまです。多いのは以下のようなケースです。
- 意図せず切り替えボタンをタップしている
- 条件(画面を横にするなど)でキーボード入力になるように設定されている
- フローティングモードでキーボードが小さくなってしまう
テンキー入力にも、かな・英語入力/数字入力の切り替えボタンがあります。
【Android】状態別!入力画面を変える方法
ここでは3パターンの「急にスマホの入力画面が変わってしまった場合」に元に戻す方法をお伝えします。
ほとんどのケースが、以下のどれかの方法で解決できるはずです。
キーボード画面を戻したいとき
PCのようなキーボード形式の入力画面になってしまったとき、元に戻すには(Androidスマホの場合)以下のような方法があります。
機種によって操作やメニューの表記名が違うので、近いものを選んでください。
- 設定アプリ→「システム」(システム設定、システムと更新など)→「言語と(文字)入力」→デフォルトのキーボード→Google日本語入力
- 左下の「文字」を長押し→テンキー↔︎フルキーの切り替え
- 設定アプリ→「システム」(システム設定、システムと更新など)→キーボードと入力方式→Gboard→言語→日本語→12キー
「12キー」はテンキー形式の入力方法のことで、「フルキー」はキーボード形式(QWERTY配列とも呼ぶ)です。
英語テンキーを変えたいとき
テンキー入力を英語や数字から「ひらがな」入力に変えたいとき、Android でキーボードを英語に切り替えるには、次の手順を実行します。
設定→システム→言語と入力→画面キーボードを→+画面キーボードを管理
または、設定の「言語とタイプ」をタップして選択します。
日本語と英語入力で使用するキーボード配列の選択→スペースキーを長押し→イングリッシュ(US)をタップして選択します。
他にも、キーボード左下の [あa1](設定によっては [あa])をタップするだけでも、英字と日本語を切り替えることができます。
入力画面が小さくなったとき
Androidスマホで幅や高さなどキーボード領域が狭くなったり小さくなったりした場合、キーボードを元に戻す手順は以下です。
キーボードを表示(メールやLINEなどで入力エリアをタップ)→キーボードに表示されている設定アイコンを選択→設定を選択→言語を選択→一覧から日本語を選択
12キーであれ、QWERTYであれ、元に戻す方法は共通です。
片手モードを解除する手順
キーボードを表示する→設定アイコンを選択→設定を選択→片手モードを選択→片手モードメニューでオフを選択
キーボードの高さを標準に戻す手順
キーボードを表示する→設定アイコンを選択→設定を選択→キーボードの高さを選択→キーボードの高さメニューで標準を選択
フローティング設定を解除する手順
キーボードを表示する→その他メニュー(・・・)を選択→フローティングアイコンをクリックし斜線を消す
【iPhone】キーボードを元に戻す方法
iPhoneで小さくなったキーボードを元に戻す手順は以下のとおりです。
- キーボードを表示します。表示するには、入力の必要なアプリ(メールやLINEなど)
- キーボード画面で地球マークを長押し、キーボード設定画面を表示
- 設定画面で、キーボードを選択し、元のキーボードを選択
- 一覧に使っているキーボードが表示されていない場合は、新しいキーボードを追加を選択して、元のキーボードを追加します
【Android】入力方式の変更方法
キーボード形式や入力スペースの大きさ以外の問題を解決する方法を説明します。
Androidスマホで文字を入力するときに起こる、他のパターンと対処法は以下です。
日本語入力できない時の対処法
日本語を入力したいのに、英字入力しかできない場合は、以下の順で操作してみてください。
QUERYキーを長押し→日本語(12キー)を選択
「QUERYキー」は画面の左下にある場合がほとんどです。また、日本語が表示されない場合は、対応言語として日本語を追加する必要があります。手順は以下のとおりです。
スマホの設定を選択→システムを選択→言語と入力を選択→画面キーボードを選択→言語を選択→キーボードを追加を選択→日本語を選択→完了を選択
ひらがな入力できない時の対処法
日本語入力時にローマ字入力となり、ひらがな入力ができなくなった場合は、以下の手順で操作すると元に戻ります。
日本語キーまたはQWERTYキーを長押し→言語設定を選択→12キーを選択→完了を選択
全角にできない時の対処法
英数字は、通常半角でタイプされます。全角で入力するには、以下のようにします。
- 日本語入力モード→英数字を入力→変換候補から全角候補([全])を選択
また、以下の方法でも全角の英数字入力が可能です。
- テンキーモード左下の「文字」をタップ→入力モード切り替え→全角英字
または、左下「文字」ボタン(キーボードの左下にある「文字あAa12」のキー)を長押し→切り替え画面で「全」をタップ
日本語のカナや漢字は全角文字ですが、英数字はデフォルトでは半角文字として入力されます。しかし、英数字でも全角で入力したいときは、上の手順で切り替えてください。
キーボードが消えた時の対処法
Androidスマホでは、キーボードが表示されているときに、画面最下部の「▽マーク」をタップすると一時的に非表示になります。
元に戻すには、入力エリア(元々キーがあった場所)をタップすれば再表示されます。
【Android】おすすめのキーボードアプリ5選
Androidスマホでは、キーボードアプリを変更して、デフォルト以外のキーボードを使うことが可能です。
複数のキーボードアプリをインストールしておき、状況に応じて使用するキーボードを切り替えることもできます。
現在使っているキーボードの種類は、設定→システム→言語と入力で確認できます。
以下では、おすすめのキーボードアプリを紹介します。また、キーボードアプリのインストール方法も説明します。
キーボードアプリを変更する手順
Android でキーボードアプリを変更する手順は以下です。
設定→システム→言語と入力→画面キーボード→画面キーボードを管理
インストールされたキーボードアプリの一覧が表示されるので、使用したいキーボードアプリの横にあるスイッチをオンに切り替え「OK」をタップすれば完了です。
おすすめキーボードアプリ①Super ATOK ULTIAS
PCの日本語入力システムで有名なATOKのスマホ版といえるものです。変換精度が優れているのみならず、機能も豊富です。たとえば、郵便番号からの住所入力や言葉の意味を調べるといったこともできます。
おすすめキーボードアプリ②Gboard
2021年にサポートを終了したGoogle日本語入力の後継にあたる、Google社製のキーボードアプリです。Google検索機能が組み込まれているので便利です。
おすすめキーボードアプリ③flick
絵文字が充実しているのが特徴のキーボードアプリです。200万種類以上の絵文字やアスキーアートを搭載。また、AI変換にも対応しています。
おすすめキーボードアプリ④Microsoft SwiftKeyキーボード
Microsoft社製のキーボードアプリです。予測変換機能を搭載しており、タイプミスをカバーしてくれるので、入力量の多い方におすすめです。
おすすめキーボードアプリ⑤Simeji
キーボードの背景画像やフォントをカスタマイズできるのが特徴のキーボードアプリです。キーボードのデザインに凝りたいからにおすすめです。
まとめ
スマホのテキスト入力は「テンキー」が一般的によく使われますが、「キーボード形式」に変更することも可能です。
もし、意図せず切り替わってしまったときには、本記事で説明した手順で元に戻すことができます。
Androidスマホでは手順やメニュー名が若干異なることもありますので、いくつかのパターンを提示しました。