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Twitterで詐欺被害に逢った場合の対処法は?具体例も紹介

2022年11月24日

140文字限定で思ったことを投稿できる人気のSNS「Twitter」。

ただ、Twitterでは詐欺行為を働く悪徳業者が確認されています。

この記事では、Twitterでの詐欺の事例や具体例、手口、トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法などをご紹介します。

目次

Twitterで起きている詐欺の事例

早速、Twitterで起きている詐欺の5つの事例をご紹介します。

事例①買い物や取引での詐欺

Twitterで買い物や商品の取引を行なっているユーザーが一定数います。

ただ、Twitterを通した取引をする場合、補償をしてもらえることはありません。

信用でしか取引を行うことができず、商品の先渡をするとお金が支払われなず、お金の先払いをすると商品を送ってもらえないというような詐欺が頻発しています。

また、スマホゲームのデータなどの電子データの取引でも詐欺が行われていることが確認されていますが、ゲームデータはRTA(リアルマネートレード)と見做されほとんどのゲームでは利用規約に反する行為なので注意が必要です。

事例②投資や副業を斡旋する詐欺

Twitterを見ていると、”投資や副業で簡単に稼いだ”というようなツイートを見かけます。

そういったツイートをしたユーザーの多くは、その投資や副業に参加したいと思っているユーザーを集め、お金を払わせたり商材を買わせるような詐欺が確認されています。

”絶対に稼げる”や”簡単に稼げる”というようなツイートは魅力的に感じますが、肥大広告の可能性もありますし、世の中絶対に稼げるという投資はないので注意しましょう。

事例③企業のなりすましアカウント

Twitterは日本では非常に人気が高いSNSなので、大手企業やショップなども情報発信のためにTwitterアカウントを作っていることが多くあります。

ただ、大手企業やショップのなりすまし垢が多く発生していて、プレゼント企画などを施策し、当選者の個人情報を盗み詐欺行為を行おうとする悪徳業者も確認されています。

団体だけでなく、なりすまし垢に関しては、芸能人や著名人でも作成され、そういった方からDMで個人情報を聞き出され詐欺行為に悪用される危険性も確認されています。

事例④チケット譲渡詐欺

Twitterでは同じ趣味を持ったユーザー同士が交流をしている場面をよく見かけます。

そんな中でも、同じアーティストを好きなユーザー同士がライブチケットのやり取りをしている場面もよく目にします。

これは、最初に紹介した取引にも繋がりますが、”チケットを譲る”というようなDMが送られてきて、料金を払ったらブロックされたり連絡が取れなくなるような詐欺も確認されています。

事例⑤グッズの交換/代行購入

アーティストのライブチケットだけでなく、グッズの交換や代行購入でも詐欺が発生しています。

Twitterを通した取引はネットでしかつながっていないユーザーが多いので、リスクしかないことをしっかりと理解しておきましょう。

Twitter詐欺の手口

では、Twitterで詐欺をおこなっている悪徳業者の手口をご紹介します。

自身のアカウントに対してここから紹介するようなアクションがあった場合は詐欺の可能性があるので注意しましょう。

なりすまし垢を使ったツイートやDM

Twitter詐欺の多くは、なりすまし垢を使ったツイートやDMを使って詐欺行為を働いてきます。

なりすまし垢は注意深く確認すれば簡単に見分けることができるので、万が一己の身に降りかかってきた場合は対象の垢の情報を確認するようにしましょう。

フォロワーからLINEなどの他の交流手段を提案される

TwitterではDMを使ってユーザー同士が直接交流をすることができます。

ただ、Twitterを常に見ているユーザーばかりではないので、LINEなどのコミュニケーションツールに比べると少しやり取りに手間がかかります。

そういったフォロワーから、やり取りのテンポを上げるために、LINEなどの交流手段を提案される場合も、詐欺行為を行なわれるリスクが上がるため注意が必要です。

本物そっくりのフィッシングサイトへ誘導し信頼させる

なりすまし垢の中には本物そっくりのフィッシングサイトに誘導をしてくるような詐欺も確認されています。

プレゼント企画などで本物そっくりのサイトにアクセスさせ、個人情報を入力させようとしてくる悪徳業者が確認されているので、注意しましょう。

複数垢を運用し自作自演でキャンペーンを盛り上げる

Twitterでは1人1つのアカウントしか作れないわけではありません。

1つの電話番号で10個の垢を作ることができてしまうため、嘘のキャンペーンを自作自演で盛り上げ詐欺につなげるというような悪徳業者も確認されています。

Twitter詐欺の具体例

では、Twitter詐欺の具体例をご紹介します。

偽のショッピングサイトに誘導される

今の時代、人気のアイテムは通常料金で買えない時代になっています。

ただ、Twitterを見ていると、人気のアイテムであっても、偽のショッピングサイトで在庫があるように見せかけて販売を偽装しているサイトも確認されています。

偽のショッピングサイトに誘導されてしまった場合、クレジットカード情報を入力してしまうと詐欺だけでなく不正利用に悪用されてしまうリスクも増えてしまいます。

万が一クレジットカード情報を偽サイトに入力してしまったら、早急にクレジットカード会社に電話してカードの利用を一時的に停止してもらうようにしましょう。

アカウント乗っ取られフィッシングメールを送信される

Twitter詐欺の中にはアカウントを乗っ取り、フィッシングメールを送信してくるような詐欺も確認されています。

また、アカウントを乗っ取られると、フォロワーに対して詐欺の片棒をかつがされるようなツイートをされ被害者を増やしてしまう危険性もあります。

”簡単に稼げる”や”絶対稼げる”というような高額商材の販売

投資や副業で”簡単に稼げる”や”絶対に稼げる”というようなツイートやDMをしてくるユーザーは、結果的に高額の商材を売りつけてくるような行為をしてきます。

そもそも、”簡単に稼げる”や”絶対に稼げる”という言葉は不当な勧誘として法律で禁止されています。

うまい話には裏があるとはよく言ったものですが、実際にうまい話などないと言っても過言ではないので高額商材を売りつけられそうになっても冷静に判断するようにしましょう。

その他の詐欺一覧

Twitterを通して行なわれている代表的な詐欺は上記の3つですが、それ以外にも詐欺行為は行なわれています。

  • ロマンス詐欺
  • プリペイドカード代理購入詐欺
  • アダルトチャット誘導詐欺

などが挙げられます。

特に若い男性を狙ったロマンス詐欺やアダルト系の詐欺は多くあり、男性の罪悪感を煽る手口で、人に相談しにくいものが多いので、身近な人に相談できないなら専門機関に相談してみましょう。

Twitter詐欺垢(アカウント)の見分け方

ここまでは、Twitterを使った詐欺の手口や具体例を紹介してきました。

ですが、基本的にはTwitterは健全なユーザーが多いのも事実です。

ここからは、Twitterの詐欺垢の見分け方をご紹介します。

公式アカウントもしくは認証バッジで判断する

Twitterでは、有名企業や有名人には公式バッジや配布しています。

公式バッジを取得するための条件が公表されているわけではないので、認証バッジがないからと言って必ずしもなりすまし垢というわけではありませんが、判断材料の1つにはすることが可能です。

フォロワー数を確認する

詐欺垢の多くは、アカウント自体が育っていないため、フォロワーの数が少ない傾向にあります。

フォロワーが多いからと言って必ずしも安全とも言い切れるわけではありませんが、1つの判断材料にすることはできるので覚えておきましょう。

同じツイートがないか調査する

詐欺垢の中には、まったく同じツイートを複数垢でつぶやいている可能性があります。

リツイートなどではなく、まったく同じ内容でツイートしているアカウントがある場合は詐欺などに巻き込まれる可能性があるので危険なアカウントとして認識をしましょう。

ツイートの文法がおかしくないか注意深く確認する

詐欺垢の運営者の多くは、外国籍のユーザーが多いと言われています。

外国籍のユーザーだからといって必ずしも悪徳業者や詐欺垢と言い切ることはできませんが、外国籍のユーザーが詐欺垢を運営していると文法がおかしいので、ツイートの内容もしっかりと精査することで見分けることができます。

Twitter IDチェッカーを使う

TwitterにはTwitter IDチェッカーという対象のアカウントの情報を調べることができるツールが存在します。

Twitter IDチェッカーで調べられる内容は以下の通りです。

  • アカウントの作成日
  • 初回確認日
  • ユーザーID(固有)
  • スクリーンネーム(過去のもの)

Twitterではスクリーンネームは何度でも変更可能ですが、ユーザーIDは固有なので変更ができません。

怪しいと感じた垢はTwitter DIチェッカーでチェックしてみましょう。

Twitter詐欺の被害に遭ってしまった場合の対処法

Twitter詐欺の被害に遭ってしまった時の対処法も理解しておく必要があります。

対処法①対象のアカウントに直接連絡する

詐欺をされてしまった場合、まずできる対処法は、自分で対象のアカウントに直接連絡し、Twitter運営に対しても通報することです。

詐欺をされてしまったほとんどの場合は、ブロックされてしまったり、アカウントを消されてしまったりして、連絡を取れる可能性は非常に低いのが現状です。

ただ、Twitterの運営に対して通報することで解決の足がかりになる可能性があるのでしっかりと行っておきましょう。

メリット

直接連絡するメリットは以下の3つです。

  • すぐに行動できる
  • 返金に応じてもらうことができればそこまで負担がない
  • 自分以外の被害者の拡大を止めることができる

デメリット

直接連絡するデメリットは以下の3つです。

  • 相手を感情的に刺激しすぎるとブロックされ逃げられる
  • 個人間では返金に応じてもらえないケースが多い
  • 個人情報が漏れていると2次被害3次被害と拡大する危険性がある

対処法②無料で相談できる窓口で相談する

Twitterだけでなくネットでの詐欺は近年非常に増えています。

それに伴い、無料で相談できる窓口も設置されています。

前述しましたが、詐欺に巻き込まれてしまった場合、1人で抱え込まずに無料の窓口にでもいいので相談することをおすすめします。

メリット

無料の窓口に相談するメリットは以下の通りです。

  • 専門機関の運営は国や地方自治なので安心できる
  • 実際に被害がなくても第三者の意見を言ってくれる
  • 弁護士費用などの相談にも乗ってもらえる

デメリット

無料の窓口に相談するデメリットは以下の通りです。

  • 無料なのですぐに混み合っていて相談できない可能性がある
  • 無料相談だけでは解決できるとは言い切れない

対処法③弁護士に相談する

詐欺被害の中でも、損失額が大きい場合や、高額の商材を無理やり購入させられてしまった場合は弁護士に相談するのが解決には最も有効です。

弁護士への相談と聞くだけで敷居が高いと感じる方も多くいると思いますが、本気で返金してほしい場合や解決するには法律の専門家の手を借りるのが一番です。

メリット

弁護士に相談するメリットは以下の通りです。

  • 解決の可能性が上がる
  • 無料相談があれば初回は無料で相談できる
  • 専門家が詐欺師や悪徳業者とのやり取りを代行してくれる

デメリット

弁護士に相談するデメリットは以下の通りです。

  • 依頼費用がかかり赤字になる可能性がある
  • 依頼したからといって必ず解決できるわけではない

Twitter詐欺を無料で相談できる窓口3選

最後に、Twitter詐欺の被害に遭ってしまった場合やトラブルに巻き込まれそう場合に無料で相談できる窓口を3つご紹介します。

無料相談可能な窓口①サイバー犯罪相談窓口

サイバー犯罪相談窓口は、警察が設置している無料相談窓口です。

全国各地で被害に遭っている方の情報が集まっているため、解決の糸口を見つけられる可能性があります。

警察というだけで敷居が高く感じいたり、あまり信頼していないという方もいるかもしれませんが、最終的には相談しておきたい窓口です。

無料相談可能な窓口②消費者ホットライン

”消費者ホットライン(188)”は消費生活センター(通称:消費者センター)へ取り憑いでもらうことが可能です。

事件自体の解決には至らないかもしれませんが、相手のとの交渉のヒントなども相談できるので、とっかかりとして相談しておきたい窓口です。

無料相談可能な窓口③法テラスサポートデスク

法テラスのサポートデスクは、法律の専門家が相談に乗ってくれる窓口です。

どうしても弁護士費用を捻出できない場合などの相談も可能なので、弁護士に相談したいけどできないと思っている方は相談してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?日常的に使われているTwitterですが、一歩間違えば詐欺に巻き込まれてしまう危険性も存在します。

特に、Twitterを介した何かしらの取引は売り手と買い手の2者間でのやりとりになるためそのリスクは跳ね上がります。

現在はフリマアプリのような取引に特化したアプリでも偽物を買わせる詐欺が横行しているので安全とは言い切れませんが、取引をしたいならそう言ったアプリを介することをおすすめします。