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Canvaで文字にグラデーションをかけるには?無料版のやり方も

Canvaでは、無料版であれ有料版であれ、それぞれの機能をうまく使うことで、文字にグラデーションをかけることができます。本記事では、Canvaで文字にグラデーションをかける方法を無料版・有料版のそれぞれについて解説するので参考にしてください。

Canvaで文字にグラデーションをするには機能を応用する

Canvaには、無料版と有料版の2種類がありますが、いずれでも文字にグラデエーションをかけることができるのでしょうか。

Canvaの機能として、文字に直接グラデエーションをかけるエフェクトは装備されていませんが、Canvaの機能を組み合わせることでグラデエーションをかけることは可能です。

ただし、日本語や漢字にグラデエーションをかけられるのは有料版のみ。

無料版では、アルファベットと数字が対象で、日本語や漢字にはグラデエーションはかけられいのが制約です。

以下では、有料版と無料版のそれぞれについて、グラデエーションをかける方法を説明します。

有料版では中抜きテキスト・背景リムーバを使う

Canvaの有料版であるCanvaProを使っている場合は、中抜きテキストと背景リムーバの機能を使って文字にグラデエーションをかけます。

手順は以下のとおりです。

文字をテキストで入力→エフェクトの中抜きを実行→テキストの背景にグラデーション画像を追加→いったん画像をダウンロードして保存→ダウンロードした画像をアップロード→背景リムーバで背景透過→文字の枠線内を背景リムーバの復元でなぞって背景にグラデエーションを復活する

無料版では素材画像をフレームで切り抜く

Canvaの無料版を使っている場合は、フレームとグラデエーション用素材画像を使って文字にグラデエーションをかけます。

手順は以下のとおりです。

グラデエーション対象の文字の文字フレームを選択→グラデエーションの素材画像を選択→文字フレームにグラデエーションの素材画像をドラッグ&ドロップ→このステップを対象文字数分繰り返す

有料版のCanva Proで文字にグラデーションをかけるやり方(漢字・日本語OK)

Canvaの有料版であるCanvaProを使って文字にグラデエーションをかける手順は以下のとおりです。

  • テキストに中抜きのエフェクトを適用する
  • グラデーションの素材画像を背景に追加する
  • 作成した画像を一度保存して新規ページに追加する
  • 背景を透過して復元でテキストにグラデーションを入れる

有料版CanvaProであれば、テキストを対象にグラデーションをかけられるので、日本語や漢字も対象となるのがメリットです。

以下では、それぞれのステップをくわしく見ていきます。

①テキストに中抜きのエフェクトを適用する

Canvaの編集画面に新しいデザインを作成します。

作成したデザインにテキストを以下の手順で挿入。

  • 左サイドのメニューの「テキスト」を選択→見出しを追加を選択→見出し枠内にテキストを追加

以下の手順でテキストを変更してフォント一覧を開き、フォントを選択します。

  • テキストを変更→編集画面上部に表示されているフォント名の隣の▽マーク選択→フォント一覧が表示される→フォントを選択

以下の手順で、フォントサイズを調整します。

  • テキストのコーナーを選択して〇を表示→〇をドラッグ&ドロップ

これで、グラデーションする文字が揃ったので、以下の手順で、中抜きをします。

テキストを選択→デザイン上部のエディター中のエフェクトを選択→エフェクトのスタイルブロックから好きな中抜きを選択→文字を囲む枠線の太さを好みに応じて変更

これで、中抜き文字が出来上がりです。

②グラデーションの素材画像を背景に追加する

上記で作成した中抜き文字画像の背景に、以下の手順でグラデーション画像を追加します。

グラデーション画像として、色が変更なものを選択するのがポイントです。

メニューから素材を選択→エディター上部に配置されている検索窓にグラデーションと入力→グラデーション画像として単色2色(または3色)のものからデザインに挿入

選択したグラデーション画像を以下の手順で、文字の背景画像に配置します。

グラデーション素材を選択→配置を選択→背面へを選択

このままでは、デザイン全体の背景に行き渡りませんので、以下の手順でサイズを変更し、あわせて、色も変更します。

グラデーション画像枠の4隅の〇をドラッグ→文字全体に画像がかぶさるように調整→グラデーションの色を好みに合わせて変更

このままでは、文字にグラデーションは入ったものの、ほかのデザインには利用できないので、文字以外の部分を次の手順で削除します。

③作成した画像を一度保存して新規ページに追加する

作成したCanva画像を以下の手順でpngファイルに保存します。

  • 画面右上のダウンロードアイコンを選択→ファイルの種類としてPNGを選ぶ→ダウンロードを選択

文字のグラデーションのみを残すために、以下の手順で新規デザインを作成して、pngファイルをCanvaに挿入します。

  • デザインを開く→メニューのアップロードを選択→アップロードを選択→pngファイルをアップロード→画像を編集画面に追加

④背景を透過して復元でテキストにグラデーションを入れる

以下の手順で、有料版CanvaProでのみ使える背景リムーバで文字の背景を削除します。

  • 画像を選択→上部の画像を編集を選択→左サイドのエディター内の背景リムーバを選択

この状態では、文字のグラデーションを除去されてしまうので、背景リムーバのブラシを使って復元します。

手順は以下の通り。

  • ブラシの選択ブロックの復元を選択→ブラシサイズを変更→文字の枠線内をブラシをドラッグしたままなぞる

なお、この作業は手作業なので以下の点に注意してください。

  • ブラシで復元中に色がはみ出すと修正できないのでやり直しになる
  • 文字が小さくで作業がしにくい場合は、画像を拡大してから行う。

無料版のCanvaで文字にグラデーションをかけるやり方(英語・数字のみ)

  • 素材で文字フレームを追加する
  • 写真でグラデーション画像を追加する
  • グラデーションの場所と比率を変更する
  • フリー素材のグラデーション画像も使用可能

以下では、それぞれのステップをくわしく見ていきます。

①素材で文字フレームを追加する

無料のCanvaで文字にグラデーションをつけるには、テキストとしての文字ではなく、文字型のフレームを使います。

文字型のフレームを選ぶ手順は以下のとおりです。

  • 新規にデザインを作成→左サイドメニュー内の素材を選択→エディター上部の検索窓にフレームと入力して検索→表示されるフレーム素材の一覧から文字形のフレームを選択

上記の操作では1文字分の文字フレームをデザインに追加できますので、必要な字数分の文字フレームを選択してください。

なお、文字列として文字フレームを扱う場合の注意点は以下のとおりです。

  • 文字列に必要な文字フレームはまとめて選択し、選択中は個々の文字フレームの属性はいじらない
  • 文字フレームを順に並べて位置調整を行なう
  • サイズ調整は、全ての文字フレームを選択して実行する

これにより、最終的な文字列において各文字がばらばらにならずに済みます。

②写真でグラデーション画像を追加する

文字フレームにグラデーションをかけるため、グラデーション画像を用意しますが、グラデーション画像は、文字フレーム分用意することが必要です。

また、グラデーション画像は写真から選ぶことになり、手順は以下のとおりです。

  • メニューの写真を選択→エディターの上部の検索窓でグラデーションえを検索→好みの写真を文字数分選択して画像に挿入

以下の手順により、グラデーション画像を文字フレームに埋め込みます。

  • 文字フレームにグラデーション画像をドラッグ&ドロップして重ね合わせる→文字数分繰り返す

上記の操作により、グラデーション画像は文字フレームに吸収されて、文字フレーム内がグラデーション表示されます。

グラデーションの場所と比率を変更する

グラデーション画像の大きさの比率を変更したうえで、文字フレームと重ね合わせる位置を変更することで、見せたいグラデーション部分を使えるようにできます。

文字フレームに重ねたグラデーション画像を以下の手順で拡大します。

  • 文字形フレームをダブルクリック→画像枠を示す〇を外側にドラッグ→好みのサイズになったらドロップ

以下の手順で、文字をグラディエーション画像内の好みの位置に移動します。

  • 十字のカーソルをドラッグ→画像が移動→文字フレーム以外の余白部分を選択

この操作で文字のグラデーション比率を変えることが可能です。

フリー素材のグラデーション画像も使用可能

なお、無料のCanvaで用意されているグラデーション画像は種類が少ないので、お気に入りが見つからない場合は、フリー素材サイトなどからグラデーション画像をダウンロードして、Canvaにアップロードして使うことも可能です。

まとめ

ここまで、Canvaで文字にグラデーションをかける方法を説明してきました。

無料版では日本語や漢字は対象外なので、一般の文字列に対してグラデーションを利用する頻度が多い方は、有料版の導入を検討してみてください。