グーグルマップの履歴には、検索履歴とロコーション履歴があり、メリットもさまざまですが、自分の行動が他人にばれてしまうリスクあります。本記事では、グーグルマップの履歴を削除する方法を紹介。あわせて、グーグルマップの履歴を保存しない手順も解説します。
グーグルマップに残る履歴とは?
グーグルマップでは、場所の検索や経路の検索など、さまざまな検索を行ないますが、こうした検索の履歴が残る仕組みとなっています。
頻繁に訪れる場所などに関して履歴を残してくれて、入力など検索の手間を省いてくれるのはうれしい点ですが、昔検索した場所がいつまでも残ってしまうのは鬱陶しいものです。
このように、履歴が溜まってくると、検索のジャマになったり、検索がしにくくなったりするので、適当なタイミングで削除したくなるでしょう。
本記事では、グーグルマップの履歴を削除する方法をわかりやすく解説するとともに、
履歴を残さないようにグーグルマップを使う方法も紹介していきます。
ここでは、グーグルマップの履歴を削除する方法を説明する前に、まず、グーグルマップを使うと残ってしまう履歴とはどんなものがあるのでしょうか。
具体的には、グーグルマップの履歴には、検索履歴とロケーション履歴の2種類です。
それぞれ削除方法も異なりますので、まずは、履歴の定義と履歴の確認方法を説明します。
グーグルマップの履歴①:検索履歴
グーグルマップで場所を調べたい場合は、画面に表示されている検索バーに検索のキーワードを入力します。
そして、この検索バーの入力欄にカーソルを移動すると、履歴という見出しに続いて場所のリストが表示され、このリストが検索履歴となります。
つまり、検索履歴を見たければ、検索バーの入力欄にカーソルを移動すればよいのです。
この場所のリストは、過去に検索した結果の場所や店舗名などのスポットデータが表示されています。
リストの下に「最近の履歴をもっと見る」というメニューが表示されていますので、これをクリックすることで、検索に使用したキーワードの履歴を表示すること可能です。
グーグルマップの履歴②:ロケーション履歴
グーグルマップのロケーション履歴とは、過去の移動経路を地図上で再現してみることができる機能で、訪問地・ルート・旅行先などを振り返ることが可能です。
ロケーション履歴をオンにすると、グーグルマップを使用していない時でもデバイスの正確な位置情報がデバイスとグーグルのサーバーに保管され、リアルタイムの交通状況の確認やスマホ紛失時の探索にも利用されます。
なお、ロケーション履歴はタイムラインという名前に変更されており、しかも、タイムラインはウェブブラウザでは利用不可となってしまい、スマホのみで利用可能です。
スマホのグーグルマップのアカウントアイコンをタップして「タイムライン」を選択すれば、スマホに保存されている履歴を確認できます。
なお、タイムラインの設定は、ウェブブラウザでも確認・変更可能です。
グーグルマップのロケーション履歴をオンにしていると、移動経路を自動で保存したり、これまで訪問した施設が記録されたりと便利ですが、スマホを盗まれたり、勝手に開かれたりすれば、個人情報が漏れる恐れも。
このようなことが無いように、ロケーション履歴の管理はしっかりしておくことが必要です。
スマホでグーグルマップの履歴を削除する方法とは?
ここでは、iPhone・Androidといったスマホで使用しているグーグルマップの検索履歴とロケーション履歴を削除する方法を説明します。
スマホ(iPhone、Android)で検索履歴を削除する方法
グーグルマップでは、検索をするたびに、検索履歴は自動的に保存されていきます。
検索履歴のリストを見やすくするためには、不要な履歴を削除するようにしてみてください。
スマホでグーグルマップの検索履歴を削除する手順は以下のとおり。
グーグルマップの検索に表示されているアカウントアイコンを選択→設定を選択→マップの履歴を選択→リストの上部に表示されている×マークを選択
スマホ(iPhone、Android)でロケーション履歴を削除する方法
スマホでグーグルマップのロケーション履歴を削除する手順は以下のとおり。
グーグルマップを起動→検索バー内のアカウントアイコンを選択→設定を選択→個人的なコンテンツを選択→タイムラインデータの範囲を削除を選択→ロケーション履歴削除の開始日と終了日を指定→続行を選択
グーグルマップのロケーション履歴を自動削除する方法
グーグルマップでロケーション履歴を自動的に削除する手順は以下のとおり。
グーグルマップを起動→検索バー内のアカウントアイコンを選択→設定を選択→個人的なコンテンツを選択→「タイムライン自動削除」を選択
PCでグーグルマップの履歴を削除する方法とは?
ここでは、PCでグーグルマップの履歴を削除する方法を説明します。
PCで検索履歴を削除する方法
PCでグーグルマップの検索履歴を削除する手順は以下のとおり。
グーグルマップを起動→グーグルマップの検索バー内の三本線のメニューを選択→検索の設定を選択→アクティビティの検索履歴の保存していますを選択→削除を選択→以下のメニューから選択して削除を実行
- 今日のアクティビティを削除
- 指定の期間を削除
- 全てを削除
もし、個別に削除するのが面倒であれば、上記の最後のメニューで「自動削除をオン」にすれば、3カ月ごとに自動的に削除してくれます。
PCでロケーション履歴を削除する方法
「=4.ロケーション履歴が残るのはモバイル端末のみ=」を参考にしてください。
PCでグーグルマップのロケーション履歴を削除する手順は以下のとおり。
グーグルマップを起動→グーグルマップの検索バー内の三本線のメニューを選択→タイムラインを選択→アクティビティ管理を選択→アクティビティの確認と削除でグーグルマップを選択→削除を選択→以下のメニューから選択して削除を実行
- 今日のアクティビティを削除
- 指定の期間を削除
- 全てを削除
もし、個別に削除するのが面倒であれば、上記の最後のメニューで「自動削除をオン」にすれば、3カ月ごとに自動的に削除してくれます。
グーグルマップで履歴を残さない方法とは?
グーグルマップでは、設定によっては検索履歴やロケーション履歴が残ってしまいます。
検索履歴やロケーション履歴はいわば自分の行動履歴であり、いつどこへ行ったかが記録されており、スマホ紛失時や盗み見されると、自分の行動がばれてしまうのです。
このため、不要な検索履歴やロケーション履歴はこまめに削除するのが無難なのですが、いちいち削除するのが面倒な方は、そもそも索履歴やロケーション履歴を保存しない設定としてしまうのがよいでしょう。
シークレットモードをオンにして検索履歴を残さない
グーグルマップで検索をする際に検索履歴を保存したくない場合は、「検索履歴を残さない」の代わりに、「シークレットモードをオンにする」という設定を使います。
グーグルマップでは、シークレットモードで検索すると検索履歴が保存されないからです。
これは、GoogleChromeなど、グーグルのアプリ全般に共通しています。
グーグルマップでシークレットモードをオンにする手順は以下のとおりです。
グーグルマップを起動→検索バー内のアカウントアイコンを選択→「シークレット モードをオンにする」を選択
ロケーション履歴をオフにする
グーグルマップでロケーション履歴を残さないようにするためには、Googleアカウントのアクティビティ管理でタイムラインの設定をオフにすることが必要です。
グーグルマップでロケーション履歴をオフにする手順は以下のとおり。
グーグルマップを起動→検索バー内のアカウントアイコンを選択→設定を選択→個人的なコンテンツを選択→タイムラインがオンを選択→Googleアカウント管理でタイムラインをオフにする
ロケーション履歴はオンにしておくべき?
ロケーション履歴では、スマホなどのデバイスの位置情報を継続的に、デバイスとグーグルのクラウドに記録されたデータで、
iPhone・Androidスマホといったスマホの種類の区別もなく、PCやタブレットなどでも参照できます。
つまり、ロケーション履歴を見れば一定期間の自分の行動履歴がすべて明らかになってしまうともいえます。
ロケーション履歴をオンにした場合のメリットは以下のとおり。
- グーグルマップ上で過去に訪れた場所などを振り返ることができる
- 交通状況のリアルタイム確認が可能
- スマホ紛失時にスマホの位置探索が可能
ロケーション履歴をオンにした場合のデメリットは以下のとおり。
- スマホを紛失したり、のぞき見されると、過去の行動履歴の一部始終を他人に見られるリスクがある。
上記のように、ロケーション履歴は非常にセンシティブな個人情報ともいえますので、扱いには十分注視してみてください。
もし、ロケーション履歴を他人に見られてしまうのが嫌な場合は、上記で示した手順でロケーション履歴をオフにするのが無難といえます。
まとめ
ここまで、グーグルマップの履歴を削除する方法について説明してきました。
ポイントをまとめると以下のとおりです。
- グーグルマップの履歴には、検索履歴とロケーション履歴がある
- 検索履歴はグーグルマップ内のデータとして削除可能
- ロケーション履歴はGoogleアカウントに紐づくデータであり、Googleアカウントのアクティビティ管理で削除する。
- 検索履歴を残したくなければ、検索をシークレットモードに設定する
- ロケーション履歴を残したくなければ、Googleアカウント管理でタイムラインをオフにする
グーグルマップの履歴はよく行く場所に関する検索や過去に音連れた場所の振り返りなどに便利です。
一方、過去の行動がばれてしまうリスクもありますので、個人情報としてきちんと管理するようにしてください。