Googleマップを利用していて「検索履歴を残したくない」と思ったことはありませんか?
この記事では、Googleマップに保存される履歴の種類やその削除方法、履歴を残さずGoogleマップを利用する方法について解説します。
また、ピンポイントの検索履歴を削除する方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
Googleマップの検索履歴は残る?
Googleマップの検索履歴は、以下のものがデフォルトで自動的に記録されています。
- 検索した場所(住所やスポット名)
- 口コミを投稿した場所
- 共有した場所
他にも、口コミ投稿を求められた場所や質問に回答した場所も履歴に残っています。履歴が保存されていることで、次回以降は入力しなくて済みます。
しかし、これらの検索履歴を保存したくない場合もあります。このような場合には、履歴を残さないように設定することが可能です。
Googleマップの履歴は「2種類」
Googleマップでの検索履歴は、大きく分けて2種類に分かれます(口コミや共有などの履歴は除く)。
- 検索履歴
- ロケーション履歴
これらの履歴が保存されており、削除方法もそれぞれ異なります。
ここでは、2つの履歴の概要と履歴の確認方法を説明します。
①検索履歴
Googleマップで頻繁に使われるものが「検索履歴」です。Googleマップで場所を調べるときは、検索バーにキーワードを入力しますが、この履歴が(デバイス上に)保存されています。
検索履歴を見るには、入力フォームをタップ(パソコンではクリック)します。カーソルが移動すると、自動的に履歴のリストが5件表示されます。
検索履歴リストには、過去に検索した結果の場所や店舗名などが保存されています。
リストの下にある「最近の履歴をもっと見る」というメニューをクリックすると、さらに以前に使用した検索キーワードの履歴を表示することが可能です。
②タイムライン(ロケーション履歴)
検索履歴の他にGoogleマップに保存されているのが「タイムライン(ロケーション履歴)」です。
タイムラインは検索履歴とは違ってデフォルトではオフになっている機能で、設定をオンにすると有効になります。
ロケーション履歴は訪れた場所だけでなく、滞在時間や移動距離、使用したルートなどの詳細情報を記録するための機能です。
名称は変更され、現在は「タイムライン」が正式名称です。Google マップのタイムラインは、2024年12月2日のリニューアルに伴い、パソコンのウェブブラウザでは利用できなくなっています。
Googleマップの履歴を削除する方法
ここからはGoogleマップの履歴を削除する方法を解説します。
- ピンポイントで検索履歴を削除する方法
- 特定期間の検索履歴を削除する方法
- すべての履歴を削除する方法
- 自動削除の設定方法
ちなみに、履歴を削除しても、ナビの履歴やお気に入りに登録した場所は影響を受けません。
必要な部分だけ削除したり、自動で削除するように設定したり、自分に合った方法で管理しましょう。
①ピンポイントで検索履歴を削除する方法
特定の検索履歴だけを削除したい場合は、以下の手順で行います。(スマートフォンのアプリの操作手順)
- Googleマップアプリを開く
- あ画面右上のプロフィールアイコンをタップ
- 設定をタップ
- 下の方にある「マップの履歴」を選択
- 「マップのアクティビティ」の画面をスワイプして下に移動
- 削除したい履歴を探し、右側の「×」アイコンをタップ
- 確認メッセージが表示されたら「削除」を選択
パソコンでGoogleマップのウェブ版から操作する方法は、後ほど別に解説します。
②特定期間の検索履歴を削除する方法
特定の期間の履歴を削除したい場合は、次の手順を行います。
- Googleマップアプリを開く
- プロフィールアイコンをタップ
- 設定をタップ
- 「マップのアクティビティ」画面右下にある「削除」オプションをタップ
- 「指定の期間」を選択し、削除したい期間を設定
- 「削除」ボタンを押して確定
指定する期間はカレンダーから選択します。
パソコンのウェブブラウザ版では、Googleアクティビティ管理ページからも削除できます。
③すべての履歴を削除する方法
すべての検索履歴や訪問履歴を削除したい場合は、以下の手順で行います。
- Googleマップアプリを開く
- プロフィールアイコンをタップ
- 設定をタップ
- 「マップのアクティビティ」画面右下にある「削除」オプションをタップ
- 「すべてを削除」を選択
- 「削除」ボタンを押して確定
この手順を行うと今まで検索した全履歴が削除されます。
すべての履歴を削除するときは、十分に確認した上で行いましょう。
④自動削除の設定方法
履歴を定期的に削除したい場合は、以下の手順で自動削除を設定できます。
- Googleマップアプリを開く
- プロフィールアイコンをタップ
- 設定をタップ
- 「マップのアクティビティ」画面右下にある「削除」オプションをタップ
- 「自動削除の設定」をタップ
- 「3か月後」「18か月後」「36か月後」から選択
- 「次へ」を押し、設定を確定
この設定にしておくと、指定期間が経過した検索履歴が自動的に削除されます。
ロケーション履歴(タイムライン)を削除する方法
Googleマップのロケーション履歴を削除する手順は以下のとおりです。
- Googleマップを起動
- 検索バー内のアカウントアイコンを選択
- 設定を選択
- 個人的なコンテンツを選択
- タイムラインデータの範囲を削除を選択
- ロケーション履歴削除の開始日と終了日を指定
- 続行を選択
タイムラインデータの削除メニューは「指定期間」と「すべて削除」と「自動削除」があります。削除したい項目に合わせて選択してください。
パソコンでGoogleマップの履歴を削除する方法
パソコンでGoogleマップの履歴を削除する方法は、スマートフォンとは異なります。
ウェブブラウザから履歴を削除する方法を解説します。それぞれの目的に合わせた方法で行ってください。
PCで検索履歴を削除する方法
パソコン(ウェブブラウザ)でGoogleマップの検索履歴を削除する手順は以下のとおりです。
- Googleマップを起動
- Googleマップの検索バー内の「三本線のメニュー」を選択
- 検索の設定を選択
- アクティビティの検索履歴(保存しています)を選択
- 削除を選択
- メニューから選択して削除を実行
削除のメニューは「今日のアクティビティを削除」と「指定の期間を削除」、「全てを削除」のいずれかを選択します。
個別に削除するのが面倒であれば、上記の最後のメニューで「自動削除をオン」にすれば、3カ月ごとに自動的に削除してくれます。
PCでロケーション履歴を削除する方法
PCでGoogleマップのロケーション履歴を削除する手順は以下のとおりです。
- Googleマップを起動
- Googleマップの検索バー内の「三本線のメニューを選択」
- タイムラインを選択
- アクティビティ管理を選択
- アクティビティの確認と削除で「Googleマップ」を選択
- 削除を選択
- メニューから選択して削除を実行
削除のメニューは「今日のアクティビティを削除」と「指定の期間を削除」、「全てを削除」のいずれかを選択します。
上記のメニューで「自動削除をオン」にすれば、3カ月ごとに自動的に削除してくれます。
Googleマップで検索履歴を残さない方法
Googleマップでは、デフォルトで履歴やロケーション履歴が保存されています。
都度削除したり、期間を指定して自動削除する設定も有効ですが、削除するのが面倒な方は、履歴を保存しないように設定するのが便利です。
Googleマップでロケーション履歴を残さないようにするためには、Googleアカウントの「アクティビティ管理」でタイムラインの設定をオフに設定します。
Googleマップでロケーション履歴をオフにする手順は以下のとおりです。
- Googleマップを起動
- 検索バー内のアカウントアイコンを選択
- 設定を選択
- 個人的なコンテンツを選択
- タイムライン設定を選択
- 「Googleアカウント管理」画面で「タイムライン」をオフにする
以上の操作で、Googleマップの検索履歴が残らない設定に変更されます。
まとめ
ここまで、Googleマップの履歴を削除する方法について説明してきました。
ポイントをまとめると以下のとおりです。
- Googleマップの履歴には、検索履歴とロケーション履歴がある
- 検索履歴はGoogleマップ内のデータとして削除可能
- ロケーション履歴はGoogleアカウントに紐づくデータであり、Googleアカウントのアクティビティ管理で削除する。
- 検索履歴を残したくなければ、検索をシークレットモードに設定する
- ロケーション履歴を残したくなければ、Googleアカウント管理でタイムラインをオフにする
Googleマップの履歴は、よく行く場所に関する検索や過去に訪れた場所の振り返りなどに便利です。
一方、過去の行動がばれてしまうリスクもありますので、個人情報としてきちんと管理するようにしてください。