DeepLはGoogle翻訳より自然な日本語に翻訳すると評判のAI翻訳ツールです。DeepLはブラウザ・アプリのほか、ブラウザ拡張機能でも使えます。本記事では、DeepLの基本機能・拡張機能・活用方法をわかりやすく説明していきます。
DeepL拡張機能の概要
DeepLとは日本語を含めて32の言語を対象としたAI翻訳システムです。
DeepLは、ブラウザの公式サイトやアプリからのみならず、ブラウザ拡張機能からも利用できるDeepL拡張機能もリリースしています。
ここでは、DeepL拡張機能の概要を紹介していきます。
DeepL拡張機能のサービスとは?
DeepLとは日本語を含めて32の言語を対象としたAI翻訳システムです。
翻訳するには、
- ブラウザの翻訳画面にテキストを入力する
- ファイル名を指定してファイル全体を翻訳する
など、複数の使い方ができます。
さらに、文章推敲機能を備えており、文法や句読点の間違いをチェックして、文章全体を遂行します。
これにより、自分にあったニュアンスを反映した語調で文章を作成可能です。
DeepL拡張機能を制作した会社は?
DeepLはドイツのケルンに本社を置くベンチャー企業で、2017年8月から翻訳サービスをリリースしています。
Google・Microsoftなどの大手をしのぐ翻訳品質で評判となりました。
2018年3月には企業向けのDeepLProを発表。
DeepLlProでは、翻訳ソフトにDeepLアルゴリズムを組み込んだ翻訳ソフトの開発、DeepL APIを組み込んだアプリやサービスを展開可能となっています。
DeepL拡張機能の料金は?
DeepLのプランおよび料金は以下のとおりです。
プラン | 無料プラン | Starter | Advanced | Ultimate |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 0円 | 1,150円/月 | 3,750円/月 | 7,500円/月 |
お試し期間 | - | 30日間 | 30日間 | - |
ファイル翻訳 | 3ファイル | 5ファイル | 20ファイル | 100ファイル |
その他 | 1500字/回まで | 5,000用語登録可 | 5,000用語登録可 | 5,000用語登録可 |
無料プランで翻訳できるのは最大1500字までなので、ちょっとした文章や会話文なら、十分に利用できます。
また、ファイルは1ヶ月に3ファイルまでで翻訳結果の編集は不可となっています。
DeepL拡張機能のメリット・デメリット
ここでは、DeepL拡張機能のメリット・デメリットを説明します。
メリット①翻訳が適切
何と言っても、翻訳精度の高さがDeepL拡張機能のメリットです。
Google翻訳などと比べると、自然な表現で翻訳してくれ、また、日本語として意味の不明な結果は大幅に削減されることが期待できます。
メリット②インターフェースが豊富
DeepLはWebブラウザ・デスクトップやモバイル用のアプリ・他ソフトで利用するためのAPIとさまざまなインターフェースが用意されているのもメリット。
そして、Chrome・Edge・Firefoxといった主要なブラウザではDeepL拡張機能を使うことができるので便利です。
メリット③便利な機能が搭載
DeepL拡張機能では、単に文章を入力して翻訳するのみならず、アプリ版では、撮影した写真からのリアルタイム翻訳やインスタントスピーチ翻訳も利用できるのがメリット。
また、アプリ版では、操作面でも、ショートカットキー・単語の置き換え・ドキュメント翻訳など便利機能が使用可能です。
メリット④追加で便利機能が使える
有料版のDeepLProのメリットとしては、月間の翻訳文字数無制限・追加のデータセキュリティの利用・翻訳リクエストの優先実行などの追加のサービスも受けられます。
メリット⑤独自機能が付随
DeepL拡張機能では、翻訳に便利な独自機能を搭載しているのもメリット。
たとえば、翻訳結果の形式選択や用語集で指定した単語やフレーズを使った翻訳が可能です。
デメリット①言語対応が少ない
Google翻訳やMicrosoftBing翻訳では世界各国100か国以上の言語を対象に翻訳サービスを展開しています。
それに比べると、DeepL拡張機能の対象は32言語と少ないのがデメリットといえます。
しかし、欧米やロシア、中韓といった主要な言語には対応しているので、実際問題として、困る場面は少ないでしょう。
デメリット②無料版だと制限
無料版では、最大文字数1500字以内です。
ただし、無料アカウントを作成すれば、最大5000字まで拡張可能です。
また、ファイル全体の翻訳は月に3本までに制限されています。
DeepL拡張機能を使ってみよう!
ここでは、DeepL拡張機能の基本的な使い方をデバイス別に説明していきます。
PCユーザー
PCユーザーの場合は、DeepL公式サイトにアクセスすることでDeepLの画面を開くことができます。
使い方・方法は以下のとおり
- DeepL公式サイトを開く
- 画面上部の原文と翻訳結果の言語を選択する
- 入力エリアに原文を入力
公式サイトを開くと翻訳用の画面が表示されるので、左側の入力エリアに翻訳したい文章を入力すると、自動的に翻訳が開始され入力に合わせて翻訳結果が表示されます。
Chromeユーザー
Chromeユーザーの場合は、まず、DeepL拡張機能のインストールを行います。
手順・方法は以下のとおり。
- DeepL公式サイトを開く
- 右上のメニューを開く
- Chrome拡張機能を選択
- ChromeウェブストアのDeepL翻訳が表示されるので、「Chromeに追加」を選択
- 「拡張機能を追加」を選択
これで、DeepL拡張機能のインストールは完了です。
DeepL拡張機能にアクセスするには、Chromeの拡張機能からDeepL拡張機能のアイコンを選択すれば、選択した文章が翻訳されます。
スマホユーザー
iPhoneユーザーはiPhoneにDeepL拡張機能のアプリをインストールします。
手順・方法は以下のとおり。
- DeepL公式サイトを開く
- 右上のメニューを開く
- iOSアプリを選択
- APP StoreのDeepL翻訳が表示されるので、「開く」を選択
- アプリがインストールされる
これで、DeepLアプリのインストールは完了です。
DeepL拡張機能にアクセスするには、アプリを起動し、入力エリアに原文を入力するかコピーすれば翻訳されます。
スマホ音声出力
- アプリに場合は音声入力での翻訳も可能です。
- 手順は以下のとおり。
- アプリを開く
- 使用言語を指定
- マイクのアイコンを選択
- 音声入力へのアクセス許可を求めらるので許可する
- 音声を入力開始
- 音声入力を終了するには、「録音停止」を選択
- 翻訳結果が表示される
スマホでのキーボード入力が面倒な方はぜひ試してみてください。
以下ではDeepL拡張機能の便利な使い方を紹介します。
活用方法①英語の動画を翻訳
DeepL拡張機能活用方法その1は、音声入力が可能なので、それを利用して英語の動画のナレーションなどを日本語に翻訳できることです。
準備として、翻訳したい言語をWindowsなどに設定の「時刻と言語」からインストールしておくことが必要です。
ただし、マイクマークの付いた言語のみを対象に追加してください。
音声入力による翻訳の方法は以下のとおり。
- 翻訳対象の動画の再生を開始
- DeepLアプリの入力エリアをクリック
- Windows音声入力をWindows+Hで呼び出し
- マイクアイコンを選択
- 翻訳の開始
活用方法②プロンプトを作成
DeepL拡張機能活用方法その2は、英語でのプロンプトの作成です。
最近はAIを使ったさまざまなツールが利用できるようになりましたが、そうしたツールへの指示(プロンプト)は日本語でもよいのですが、英語の方が正確に意図が伝わりやすい場合もあります。
そんな時は、日本語で作成したプロンプトをDEEPL拡張機能を使って英語に翻訳したうえで、プロンプトとして活用してみるとよいでしょう。
活用方法③Webページ等を翻訳
DeepL拡張機能活用方法その3はWebおエージの翻訳機能です。
これまで、WEBを検索して情報を収集する場合、英語を読むのが面倒で英語のサイトを敬遠していたことはありませんか。
DeepL拡張機能があれば、簡単に日本語に翻訳でき、しかも、Googole翻訳より屋分かりやすい日本に翻訳してくれます。
気になる箇所を選択して「CTRL+C+C」キー同時押しで簡単な方法で呼び出せますので活用してみてください。
まとめ
本記事では、Google翻訳より自然な日本語に翻訳してくれると評判のDeepL拡張機能について説明してきました。
これまで、英語に苦手意識があって、海外のWEBサイトは避けていた方は、本記事を参考にDeepL拡張機能を使って、アクセスする範囲を広げてみてください。