Google Chromeの開かない原因には、使用デバイスやネットワーク環境、ファイルやプロセスなど多くの要素が絡みます。また、スマホ版とデスクトップ版では対応方法に若干の違いがあります。本記事を参考に、焦らずに対応して問題解決を図ってみてください。
目次
多くの要素が絡むGoogle Chromeの開かない原因
Google Chromeが起動しない、Google Chromeでサイトやページが開かないといった不具合の原因には以下のように多くの要因が考えられます。
- Google Chromeのプロセスに問題が発生している
- Google Chromeのアプリケーションファイルやプロファイルに破損や不具合が生じている
- Google Chromeの拡張機能に問題が発生している。
- 使用しているデバイス・ネットワーク環境やOSに問題が発生している。
以下では、Google Chrome開かない場合の対処手順を詳しく説明します。
先ずはGoogle Chromeのセキュリティ許可の確認を
Google Chromeでは、安全でないコンテンツを表示しないようにブロックするなどセキュリティ確保のために、サイトに対して権限の許可をコントロールできるようになっています。
このセキュリティ許可機能によって該当ページがブロックされてしまい、表示できないことも考えられます。ブロックされていて開かない場合は、サイトのコンテンツとセキュリティに関する設定を見直しましょう。
Android/iPhone版Google Chromeが開かない場合の対処法
AndroidスマホやiPhone用のGoogle Chromeが起動しない、クラッシュする、フリースするなどで、ページが開かない場合の対処法を以下に示します。
他のタブやAndroid/iPhone/iPad上の他のアプリを終了
AndroidスマホやiPhone、iPadでアプリやプログラムを実行していたり、タブをいくつか開いたりするとメモリを消費してしまい、Google Chromeでページを開こうとした際にメモリ不足でGoogle Chromeが開かない、起動しない、クラッシュしてしまうことがあり得ます。
この場合は、AndroidスマホやiPhoneやタブレットのメモリを開放することが必要です。メモリを開放するには、以下のような方法が考えられます。
- 実行中のアプリやプログラムを終了する
- 該当のタブ以外のすべてのタブを閉じる
- データやアプリをダウンロード中の場合は、ダウンロードをキャンセルする
Google Chromeの再起動
すでに起動中のGoogle Chromeに何らかの不具合が発生していて、画面が開かない状態になっていることも考えられます。AndroidスマホやiPhoneの画面下部の最近のアプリのアイコンをタップして、Google Chromeを選択して閉じてみてから、Google Chromeを再起動してみてください。
別のブラウザで表示を確認
Google Chromeに問題があってページが開かないのか、ページ自体に問題があるのかを切り分けるには、Google Chrome以外のブラウザで該当のページを開いてみるとよいでしょう。例えば、AndroidスマホやiPhoneにSafariやFireFoxなどをインストールしているのであれば、それらのブラウザで該当ページを開いてみます。
もし、AndroidスマホやiPhoneの別ブラウザでページが開けるのであれば、Google Chromeに問題がある可能性が高いと判断できます。そうであれば、Google Chromeをいったんアンインストールして、改めてインストールし直してみてください。
ネットワークやウェブサイトのサーバートラブルを確認
AndroidスマホやiPhoneの別ブラウザでも該当のページが開かないようであれば、ウェブサイト側に問題が発生しているか、使用しているネットワーク環境に問題がある可能性が高いです。
まずは、ルーターやモデムなどのネットワーク機器を再起動してネットワークが原因でないかを確認しましょう。
ネットーワークに問題がなさそうであれば、ウェブサイト側の問題も可能性が高くなります。SNSなどに障害の投稿がないかを調べてみたり、ウェブサイトの運営側に連絡をしてみましょう。
Android/iPhone/iPadの再起動
AndroidスマホやiPhone、iPadなどの使用しているデバイスに何らかの問題が発生していることで、Google Chromeが開かないこともあり得ます。この場合は、使用しているデバイスを再起動してみてください。
デスクトップ版Google Chromeが開かない場合の対処法
PCなどで使用するデスクトップ版のGoogle Chromeが開かない、起動しない、クラッシュする、フリースするなどで、ページが開かない場合の対処法を以下に示します。
拡張機能やアプリを終了させてメモリを開放
PCでプログラムを実行していたり、タブをいくつか開いていたり、拡張機能を多数使っていたりするとメモリを消費してしまい、Google Chromeでページを開こうとした際にPCnメモリ不足に陥り、サイトが開かないことがあり得ます。
この場合は、PCのメモリを開放することが必要です。メモリを開放するには、以下のような方法が考えられます。
- 実行中のアプリやプログラムを終了する
- 該当のタブ以外のすべてのタブを閉じる
- 使わないなど不要な拡張機能をアンインストールする
- データやアプリをダウンロード中の場合は、ダウンロードをキャンセルする
他のブラウザで表示を確認
SafariやFireFox、Opera,Edgeなどのブラウザをインストールしているのであれば、それらのブラウザで該当ページを開いてみます。
もし、別ブラウザでページが開けるのであれば、Google Chromeに問題がある可能性が高いと判断できます。そうであれば、以下のような方法で問題に対処してみてください。
- Google Chromeのアンインストール・再インストールを行う
- Google Chromeの拡張機能のアンインストール・再インストールを行う
- Google Chromeでのハードウェア アクセラレーションの利用をオフにする
ネットワークやウェブサイト側の障害かの確認
Google Chorme以外のブラウザでも該当のページが開かない場合は、ウェブサイト側やネットワーク環境に問題がある可能性が高いです。
まずは、ルーターやモデムなどのネットワーク機器を再起動してネットワークが原因でないかを確認しましょう。
ネットーワークに問題がなさそうであれば、ウェブサイト側の問題も可能性が高くなります。SNSなどにウェブサイト側のサーバー障害などの投稿がないかを調べてみたり、ウェブサイトの運営側に障害連絡をしてみましょう。
Google Chromeの再起動
すでに起動中のGoogle Chromeが何らかの不具合でページが開かないことも考えられます。その場合は、以下の手順でGoogle Chromeを再起動したうえで、ページを再表示してみてください。
Windows の場合
- CTRLキーとQキーを同時に押してGoogle Chromeを再起動します
- CTRLキーとShfitキーとTキーを同時に押してページを再表示します
Mac
- ⌘キーとqキーを同時に押してGoogle Chromeを再起動します
- ⌘キーとshfitキーとtキーを同時に押してページを再表示します
バックグラウンドでGoogle Chrome が起動していないか確認
Google Chromeがすでに起動済みであり、PCのバックグラウンドで動いており、問題が発生しているためにページが開かない可能性もあります。その場合は、以下の手順でGoogle Chromeを強制終了してみてください。
Windowsの場合
- CTRLキーとALTキーとDeleteキーを同時に押します
- タスクマネージャを選択
- プロセスタブを開いてGoogle Chromeあるいはchrome.exeを検索
- Google Chromeあるいはchrome.exeを選択してプロセスの終了を選択
Macの場合
- ⌘キーとoptionキーとescキーを同時に押します
- 開いた画面でGoogle Chromeを検索
- Google Chromeを選択してプロセスの終了を選択
パソコンの再起動
PC自体に何らかの問題が発生しており、そのために、Google Chromeが開かないことも考えられます。この場合は、PCを再起動してみましょう。
競合するアプリの修正(Windows )
Google Chromeとそれ以外のプログラムの相性問題によって、Google Chromeが開かないことも考えられます。Windowsの場合は、以下の手順で相性に問題がないかを確認します。
- Google Chromeを開く
- 設定を選択
- 詳細設定を選択
- リセットとクリーンアップを選択
手順4で「互換性のないアプリケーションの更新または削除」が表示される場合は相性問題が発生しています。
相性問題が発生している場合は、当該プログラムを最新に更新して問題がないかを確認してみてください。
これでも相性問題が解決しない場合は、当該のプログラムをアンインストールしてみてください。
不正なソフトウェアの確認
マルウェアソフトなどの不正なソフトがPCにインストールされてしまったことが原因でGoogle Chromeが正常に動作できず、ページが開かない可能性もあります。この場合は、Google Chromeでフセインなプログラムを探し出して削除しましょう。手順は以下のとおりです。
Windows の場合
- Google Chromeを開く
- 設定を選択
- 詳細設定を選択
- リセットとクリーンアップを選択
- パソコンのクリーンアップを選択
- 検索を選択
- 削除のガイドメッセージが表示される場合は削除を選択
Macの場合
- Finderを開く
- 左サイドのアプリケーション項目を選択
- 不審なプログラムが表示されていないかを確認
- 不審なプログラムを右クリックしてゴミ箱に入れるを選択
- プログラムのチェックが完了したら、ゴミ箱の右クリックメニューでゴミ箱をからにするを選択
ウイルス対策ソフトで不正なソフトウェアの確認
ウイルス対策ソフトがGoogle Chromeを誤ってブロックしてしまい、それが原因でGoogle Chromeでページが開かない可能性があります。
ウイルス対策ソフトでGoogle Chromeがブロックされていないかを確認してみてください。ブロックされている場合は、ウイルス対策ソフトの説明に従って、Google Chromeをブロック対象リストから除外します。
Google Chromeをブロック対象リストから除外できない場合は、別のウイルス対策ソフトを使用することを検討することになります。
まとめ
Google Chromeはスマホ版とデスクトップ版では操作方法などに若干の違いがあります。本記事では、Google Chromeが開かない場合の対処手順をスマホ版とデスクトップ版に分けて説明してきました。本記事を参考に、焦らずに対応して問題解決を図ってみてください。