お役立ち(情報)

調べないで!GogglecomはGoogleに似せた偽サイト!!

2023年2月25日

Googleによく似たドメインを使っているサイト【Gogglecom】。

ドメインが似ているということでどんなサイトなのか気になる方もいると思います。

この記事では、Gogglecomの概要や危険性、危険なサイトを開かないための対策をご紹介します。

Gogglecomとは?

まずは、【Gogglecom】とはどんなサイトかご紹介します。

Googleタイプミスを狙った危険なマルウェアサイト

結論から言うと、Gogglecomとは、マルウェアサイトです。

ネットを使ったことがある方なら誰もが知っているであろう世界トップクラスの検索サイト【Google】のタイプミスを狙ってサイトに誘導していると言われています。

1998年に誕生した危険なサイトで、当時は今のようにスマホが普及している訳でもなく、ネットユーザーといえば大抵がPCユーザーの時代です。

PCの扱いに慣れていれば「o」と「g」のタイプミスをすることは可能性として考えにくいですが、視覚的にも正しく入力していると錯覚しやすい羅列のためアクセスしてまうユーザーが多いのも現実です。

月間300万人以上訪れたマルウェアサイト

Gogglecomは、月間300万人以上のユーザーが誤って訪れていると言われています。

Googleは、Goggleが危険なサイトと判断し、ドメイン名の紛争仲裁を行う団体に苦情申立てを行い閉鎖のための働いかけをしていました。

ただ、実際に2014年に閉鎖されるましたが、いつの間にか復活を果たし、2022年にドメインを販売されるまで運営が続けられました。

次々とマルウェアがインストールされる被害

Gogglecomにアクセスをしてしまうと、マルウェアやウイルスが次々にインストールされてしまうという被害報告があがっています。

ポップアップウインドウが次々に表示されるウイルスやスパイウェアなどのマルウェアがPCに感染、さらには、より危険なサイトへの誘導など多くのユーザーがさまざまな被害に遭っていました。

試した人の話

怖いものみたさ、Gogglecomにアクセスを試したユーザーの声を調査してみました。

  • 多くにフィッシングメールが届くようになった
  • スマホがダメになった
  • 「データを抜き取る」というポップアップメッセージが表示された
  • アプリのデータが消えた
  • バッテリーの消費量が増えた

など、以前はPCに向けたウイルスが多くインストールされていましたが、スマホでGogglecomにアクセスしたユーザーにも多くの被害が出ていることがわかりました。

Gogglecom以外に危険なサイトにはどんなものがある?

Gogglecomは現在ではアクセスできなくなっていますが、Gogglecom以外に多くの危険なサイトが運営されています。

ここからは、インターネット社会におけるGogglecom以外の危険なサイトをご紹介します。

どのサイトも生活に密着しているサービスを真似したサイトが多く、ユーザーからすると安心してアクセスしてしまうようなサイトが多いため注意の必要があります。

Googleの類似マルウェアサイト

Googleは世界で最もユーザー数が多い検索サイトです。

なので、Googleを真似した類似のマルウェアサイトはGogglecomだけではありません。

  • gooogle.com
  • googkle.com
  • ghoogle.com
  • gfoogle.com
  • gooigle.com

など、Gogglecomと同様にタイプミスや視覚的にGoogleに見せかけるマルウェアサイトが多くあります。

2023年2月時点では多くのサイトが運営停止になっていますが、万が一ということがあるので興味本位でアクセスしないようにしましょう。

Amazonなどのフィッシング詐欺サイト

2020年に世界的に蔓延したパンデミックによって、今まで以上に通販サイトの利用者が増えたと言われています。

そんな中で、世界で最も有名と言われる通販サイトの1つ【Amazon】を真似したフィッシングサイトが問題になっています。

Gogglecomと同様に、Amazonに似せたドメインを使用している場合が多く、SMSやメールを使ってアクセスさせるように誘導してくると言われています。

ゲームなどの詐欺サイト

スマホとアプリゲームは密接です。

多くのゲームアプリでは、ゲーム内データを保護するために、運営会社のサービスに登録をすることが多いですが、そのゲームの運営ページを真似した詐欺サイトも横行していると言われています。

銀行の詐欺サイト

銀行系の詐欺サイトは、ここまで紹介したサイトよりも多いとも言われています。

銀行系の詐欺サイトも、SMSやメールで銀行口座の凍結や更新などを謳ったお知らせが届き、サイトにアクセスさせ、個人情報を入力させうようとしています。

間違って危険なサイトを開かないようにするには?

最後に、Gogglecomのような危険なサイトから身を守る方法をご紹介します。

対策➀アドレスエンジンから検索

2023年時点でのネットユーザーの多くは、利用デバイスがPCからスマホに移行しています。

Gogglecomのような危険なサイトから身を守るのに最も有効な対策は、アドレスエンジンに直接入力をして検索することです。

大くのデバイスでは予測変換が導入されているため、タイプミスをする可能性も下がる上に、セキュリティ対策にもなるので、極力アドレスエンジンに直接入力するようにしましょう。

対策②アンチウィルスソフトのダウンロード

Gogglecomをはじめとする危険なサイトは、マルウェアやウイルスのインストールを目的とし、最終的に金銭などを要求してきます。

なので、スマホやPCにアンチウイルスソフトを導入することである程度対策をすることができます。

アンチウイルスソフトをインストールしたからといって鉄壁というわけではありませんが、危険なサイトだとわかればソフトが忠告してくれます。

スマホはウイルスには感染しにくい仕組みにはなっていますが、マルウェアなどの脅威を感じるなら導入の検討をしましょう。

対策③不審なファイル・メールは開かない

現在ではスマホの普及によってコミュニケーションをするツールがメールからLINEなどのアプリに移行しました。

なので、メールアドレス自体を使わない方も増えていますが、ほとんどのネットユーザーはメールアドレスを取得していて、そのアドレスはどこかで漏洩している危険性があります。

知らない間に漏洩をしてしまい、不審なメールや、添付ファイルにウイルスが仕込まれているというのが多くありました。

よくわからないところからのメールは開かない、そして、添付ファイルは絶対に開かないように注意しましょう。

対策④不審なダウンロードリンクを押さない

危険なサイトへのアクセスのルートのほとんどは、メールやSMSに添付されているサイトのリンクです。

メールやSMSが届いて、開いてしまったとしても、基本的にはサイトにアクセスをしなければウイルス感染することはありません。

1つ目の対策でも触れましたが、普段から自分が使っているサービスからのメールやSMSが届いた場合は、リンクではなく検索をして正しいルートでそのサイトにアクセスするだけで身を守ることができます。

対策⑤ウェブサイトのセキュリティチェックを行う

実際にどれだけのネットユーザーがおこなっているかわかりませんが、どうしても危険そうだと感じるサイトにアクセスせざるを得ない場合は、対象のサイトのセキュリティチェックを行いましょう。

SSL(https://)に対応しているのかどうかだけなら簡単にチェックできるので不安な場合はチェックをしてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?Gogglecomはウイルスや詐欺などを目的にしている危険なサイトです。

運営は停止されていると言われていますが、類似サイトは多く運用されており、被害も多く報告されています。

ネットユーザーは自身で身を守る必要があるので、この記事が参考になれば幸いです。