iOS14の対応機種を紹介します。
またiOSの「アップデート方法」や「アップデートできない場合の対処法」なども紹介します。
iOS14の対応機種
iPhoneもパソコンのOSと同じように、たびたびオペレーティングシステムがアップデートされます。
パソコンの場合は「OS」のアップデートですが、iPhoneの場合は「iOS」のアップデートが行われます。
iOSのアップデートには新機能やバグの改修などが含まれており、iPhoneがより便利に使いやすくなるのです。
iOSの最新バージョンは(2025年1月現在)「18.2.1」ですが、今回はiOS14の対応機種などを紹介します。
iOS・OSとは
iOS・OSとは何かというと、コンピューターの管理・制御などを行う「オペレーティングシステム」のことです。
iPhoneの場合は「iOS」、パソコンの場合は「OS」といいます。
iOS・OSは「基本的なソフトウェア」で、ソフトウェアとハードウェアをつなぐ役割を持っています。
ファイル管理やメモリ管理のほか、マルチタスクといったプロセス管理なども行っている重要な部分です。
iOS14の対応機種はiOS13から変更なし
iOS13からiOS14へアップデートされた際、対応機種の変更はありませんでした。
iOSがアップデートされると、最新バージョンに対応できない機種も出てきます。
- 対応機種はほぼ全てのiPhone
iOS14の対応機種は、iPhone11やiPhoneXS、iPhone7など、アップデートされた当初に存在していた機種はほぼ利用可能 - iPhoneSE(第一世代)やiPhone6sも対応
iPhoneSEの第一世代やiPhone6sについても対応
買い替えるタイミングがなく古い機種を利用していた場合も利用可能
iOSは毎年少しずつアップデートされている
Apple社では毎年6月頃に、次世代のiPhoneやその他のデバイスの新機種を公開する「WWDC」を開催しています。
iOSも新機種の発売に合わせて、新機能搭載の発表を行っており、毎年少しずつアップデートされているのです。
こうしたアップデートが行われていく中で、旧iOSの中にはサポート終了となるものも出てきます。
iOS14の機能
iOS14にアップデートされた際、9つの新機能が公開されました。
当時、どの様な新しい機能がアップデートされたのか紹介します。
- ウィジェット
iPhoneのホーム画面によく見る天気やカレンダーなどを常に見やすいところに表示できる機能
iPhoneの待ち受け画面でカレンダーや天気を見ることができる - Appライブラリ
アプリを自動的にカテゴライズしてくれる機能 - ピクチャ・イン・ピクチャ
動画を見ながら作業するなどの際、動画画面を下の方に小さく表示してくれる機能 - 着信通知がコンパクトになった
着信通知が小さくなったので作業しながら電話に出ることができるようになった - Siriの画面がコンパクトになった
他のアプリを操作しながらSiriを利用できる - デフォルトブラウザの変更
デフォルトのブラウザを変更できる
- 翻訳アプリ
翻訳アプリの自動的な追加(日本語・英語のほか11か国の言語の翻訳が可能) - 背面タッチ
背面をダブル・トリプルタップすることによってさまざまな機能が利用できる - AirPodProの空間オーディオ機能
AirPod利用時にiCloudで共有している端末に切り替えられる
iPadOS14の対応機種
iOS14のほかに、iPadOS14というOSもあります。
iPadOS14に対応している機種を紹介します。
iPadOS13から変更なし
iPadOS14に対応している機種は、iOS13とほぼ変わりませんでした。
iOSのアップデート方法
iPhone以外、どのスマートフォンでも発売後に新しい機能が追加されることがありますし、うまく動作しない不具合の修正も行われます。
こうした機能追加やバグの修正がアップデートです。
最新のiPhoneを購入しても新規機能の追加やバグの修正によるアップデートがありますので、アップデートの方法を解説します。
アップデートする前の準備と確認
アップデートを行う前に、以下の準備をしておきましょう。
- データのバックアップを取る
基本的にはiPhoneのバックアップによってデータが失われることはありません。
しかし万が一、アップデート中に不具合が起こる可能性もあるため、バックアップを取っておく方が安心です。 - 空き容量の確保
アップデート時は大きなファイルをダウンロードするため、5GB程度の空き容量を確保しておきましょう。
空き容量の確認方法
① 設定の一般を開く
② iPhoneのストレージをタップすれば上部に表示される - Wi-Fiに接続しておく
- 充電器に接続しておく
アップデート時はiPhoneの操作ができませんし、時間がかかることもありますので充電器に接続しておきましょう。 - iPhoneを使わなくてもいい時間帯に行う
アップデート自体に時間がかかることもありますし、アップデート完了後、いくつか操作が必要な場合もあります。
時間に余裕があるときに行いましょう。
iOSのダウンロード・インストール
iPhoneのアップデートを手動で行う方法です。
- 設定から一般を選択
- ソフトウェア・アップデートをタップ
- パスコードが設定されている場合は入力
(Touch IDやFace IDの認証は利用不可) - ダウンロードしていないアップデートがある場合はアップデート内容が表示されるので確認
- ダウンロードとインストールをタップ
- 利用条件が表示されるので確認して同意するをタップ
(同意しないとアップデートできない) - アップデートに必要なデータがダウンロードされ自動的に再起動する
- Appleマークが表示されインストール開始
(進捗状況は画面の上のバーで確認できる)
iOSアップデート後の作業
インストールが終わったら、引き続きiOSアップデート後の作業を行います。
- インストールが終わると自動的に再起動する
- パスコードを入力する(設定している場合)
- 「iPhoneはiOS ○○(バージョン番号)にアップデートされました」と表示される
- 続けるをタップ
- 画面の指示に従い設定を続ける
- 「ようこそ iPhoneへ」と表示されるので「さあ、はじめよう!」をタップ
これでホーム画面が表示されて、いつも通り操作ができるようになります。
iOSがアップデートできない場合の対処法
iOSのアップデートができないときには、以下のような原因が考えられます。
- iPhone本体がiOSの新しいバージョンに対応していない
- ストレージ容量が不足している
- アップデートのサーバに接続できない状態にある
- 通信速度が足りない
- アップデートの検証ができない
こうした原因に対応した対処法を紹介します。
iPhoneが最新iOSにサポートされているか確認する
iPhoneが古いモデルだと、最新のiOSに対応していないこともあります。
利用しているiPhoneが最新iOSにサポートされているかどうか確認するためには、Appleの公式ページをチェックしてください。
自分が利用しているiPhoneの機種名が不明の場合、以下のようにして確認しましょう。
- 設定から一般を開く
- 情報をタップ
これでiOSのバージョンや機種名を確認できます。
空き容量の確保もしくはPCでアップデートする
iOSのアップデートの際には、ストレージに5GB程度の空き容量が必要といわれています。
空き容量が不足している場合はアップデートできないこともあるため、どの程度の空き容量があるか確認しましょう。
空き容量の確認方法
- 設定から一般を開く
- iPhoneのストレージ
こうして空き容量を確認します。
空き容量が少ない場合は、写真や動画など必要ないデータを削除して空き容量を増やした上でアップデートしましょう。
iPhoneの空き容量が少ないためにiOSのアップデートができない時には、パソコンを利用してアップデートすることもできます。
パソコンを使ってiOSのアップデートを行う方法
- WindowsのAppleデバイスアプリを開く
(Macの場合はFinderを開く)
WindowsパソコンにAppleデバイスがない場合はiTunesを開く - iPhoneをパソコンに接続
- パソコン上でiPhoneを選択
- アップデートを確認を選択
- ダウンロードしてアップデートをクリック
これでパソコンからiPhoneのiOSをアップデートできます。
ネットワーク環境の確認
通信速度が遅いとアップデートできないことがあります。
アップデートはWi-Fi環境で行う方がいいでしょう。
またアップデートの際にサーバへの接続ができないときや、アップデートを検証できない場合、以下のメッセージが表示されることがあります。
「アップデートを確認できません・ソフトウェアアップデート確認中にエラーが起きました」
「今すぐインストール・子のアップデートをインストールするためにはネットワーク接続が必要です」
こうしたメッセージが表示されたときには、再度アップデートを行ってください。
再度アップデートを試みても失敗する場合は、別のWi-Fiに接続するなど、別のネットワークに接続してからアップデートしてみましょう。
アップデートを削除してダウンロードし直す
これまで紹介した方法を行ってもアップデートできない場合は、「アップデートを削除」してから再度アップデートしてみます。
- 設定から一般を選択
- デバイス名からストレージを選択
- アプリリストの中にある「アップデート」をタップ
- 「アップデートを削除」をタップ
- 設定から一般を選択
- ソフトウェアアップデートからアップデートを再度実施する
アップデートがうまくいかない場合は、Appleに問い合わせし相談してみましょう。
Appleサポート
iOSをアップデートしなくてもiPhoneが利用できなくなることはありませんが、以下のようなデメリットもあります。
- 最新機能を利用できない
- セキュリティリスクが高まる
最新機能を利用できないのはまだいいとしても、アップデートにはバグの修正やセキュリティの脆弱性を改善するプログラムなども含まれていますので、セキュリティリスクが高まってしまうのは困ります。
しっかりアップデートできるように、Appleサポートに相談する方が安心です。
まとめ
iOSをアップデートすることで、iPhoneの新しい機能を利用できるようになりますし、使いにくさが改善されることもあります。
iPhoneをより便利に利用できるように、iOSのアップデートをしっかり行いましょう。