いくつかアプリを立ち上げるとすぐに重くなる..購入時にくらべると起動や動作が重くなった..そんな時に頭をよぎるのがメモリ不足。今回はそんな問題を解消するためにメモリ交換や増設方法について解説しました。
目次
Macbook Air のメモリは交換・増設できる?
iMac や Macbook などでたびたび耳にするメモリ増設ですが、まず端的にいうと Macbook Air では交換や増設はできません。
これは内部に設置されている基板の構造の違いによるもので、Macbook Pro などの場合にはメモリ増設用のスペース(スロット)が確保されているのに対し、 Macbook Air ではメモリが基板に直接設置するオンボード仕様となっていることから、あとでカスタマイズすることができないのです。
Macbook Air の薄さを実現するためにはやむをえない事情といえるかもしれませんね。(それでも自力で交換、増設を行っている人もいらっしゃるようですが...。
Macbook などの構造に比べるとかなり細かく、パーツの交換は困難を極めるといってよいでしょう。(汗)
これから購入する場合
Macbook Air をこれから購入するという人にオススメしたいのが、公式 Apple Store でのメモリ増設。
購入前に最大容量( 8 GB )にメモリ拡張のオプションをつけて申し込めば、 8 GB にグレードアップしたモデルを購入することができます( 4 GB との差は 8000 円程です)
メモリは何 GB 必要?
現行の Macbook Air はデフォルトの仕様として 11 インチ(メモリ: 4 GB と)13 インチ(メモリ: 8 GB )の 2 種類が販売されていますが、そもそもどれくらいの作業に対してどれくらいのメモリが必要となるのでしょうか?
動画のエンコードを行う場合や、 3D 視点のオンラインゲームなどをする場合には 8 GB 程度か、それ以上のメモリが必要と考えられているようですが、一般的な使用(ブラウザを開いて音楽をききながらテキストを打ち込むなど)においては 4 GB で十分と言われています。
もちろん使用するアプリや、常駐アプリ(減らす方法は後述)によってもメモリの消費率は変わってきますが、 4 GB のモデルが販売されているのは 4 GB でも十分問題なく使用できることを前提として作られていること、 4 GB メモリを積んだモデルでも十分に需要があることを見越して製品が販売されてることから、この点に関しては 4 GB のモデルに非はないといえるでしょう。
SSD 搭載モデルならメモリの不足はほとんど動作に影響しない
PC には記憶装置として 2 種類の種類が設けられています。
1 つがメモリ( RAM )でこれが 4 GB、8 GB といった表記で表示されているもの。これに加え、データの保存用の記憶装置として、 128 GB、 256 GB などと記載される SSD などのフラッシュメモリが用意されています。
これが補助記憶装置とよばれるものです。簡単に例えるとメモリ( RAM )は机、補助記憶装置が本棚といったところです。
その場で閲覧したり作業したりするためには本棚からいちいち資料を出し入れするのは効率がわるくなるので、机に広げておこうというわけですね。この本棚、現在は SSD (フラッシュメモリ)ですが、以前は HD (ハードディスク)が一般的でした。メモリ(机)がいっぱいになると本棚に一部のデータを預けるようにできていますが、このアクセスに、本棚が HD だった時代にはとても時間がかかっていたんです。
ディスクを物理的に回転させて記録する仕組みですから時間がかかって当然ですが..現在では本棚がチップ型の SSD に変わったことで、劇的にこのアクセスが速くなったんですね。
つまり、メモリの空き容量がいっぱいになってしまった瞬間にも、処理の早い SSD に一時的にデータを預けることで、ほとんどメモリの不足を感じることなく作業ができる仕様になっているというわけです。
MacBook Airのメモリ容量を増設したい!
購入時から動作がMacBook Airが重かったり、メモリ不足を感じたという人は少ないのではないでしょうか?
コストを抑えるためにメモリ最小のモデルを購入したのはいいけれど、使用しているうちにだんだん動作が重くなったという人がほとんどかと思います。この症状は、メモリが必要のない情報の記憶に占領されてしまうことで発生するものです。
以下の方法でMacBook Airのメモリを、購入時の状態に近づけ動作を軽くすることができます。
ログイン項目を減らす
ログイン項目はシステム環境設定アプリケーションで設定できます。
設定後にコンピュータにログインすると、ログイン項目が自動的に開きます。 Mac OS X にログインしたときに、頻繁に使用するアプリケーション、書類、サーバのインターネットロケーションファイルなどの項目を自動的に開きたい場合は、ログイン項目に設定することができます。
ただし自動的に起動するアプリが多いと、メモリを消費して動作が重くなる原因になるため、自動ログインが必要なアプリを手動で選択しておくことでメモリの使用量を最小限にできます。
- Macでアップルメニュー >「システム環境設定」と選択し、「ユーザとグループ」をクリックします。
- ユーザアカウントを選択して、ウインドウの上部にある「ログイン項目」をクリックします。
- 次のいずれかを実行します:
- ログイン項目を追加する: 項目のリストの下にある「追加」ボタン()をクリックし、書類、フォルダ、アプリケーション、サーバなどの項目を選択してから、「追加」をクリックします。
- ログイン項目を削除する: 自動的に開かないようにする項目の名前を選択し、リストの下にある「削除」ボタン()をクリックします。
- ログイン項目を隠す: ログイン後に項目のウインドウを表示したくない場合は、項目の横にある「隠す」チェックボックスを選択します。
- 注記: 「隠す」はサーバには適用されません。サーバは常に、ログイン後にFinderに表示されます。
引用:Apple公式サイト