この記事では、PlayStation用エミュレータ「ePSXe」をご紹介します。導入から設定方法・使い方、チートの設定や起動しない時の対処法までご説明していきます。Android版やBIOSについての紹介もしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
PlayStationのエミュレータ「ePSXe」とは?
「ePSXe」は、PlayStation用ソフトを、主にWindows上でプレイするためのエミュレータです。また、Androidにも対応しています。
このエミュレータの特徴として、プラグイン方式を採用していて、お使いのPCやAndroidに合わせた環境設定が可能で、設定次第で実機よりも優れた解像度でのプレイも可能で、対応しているソフトも多いのが魅力です。
初代プレステが発売されてから、既に20年以上が経っており、懐かしのソフトを大切にとっている方も多いのではないでしょうか。このePSXeを導入することで、それらを簡単にPCやAndroidでプレイすることができます。
今回はPC版に焦点を当て、設定や使い方について、ご紹介していきます。
ePSXeで遊ぶために必要なもの
早速、導入に必要な準備をしていきます。PC以外に必要なものがありますので、ここで準備をしていきましょう。
必要なものは、
①PC
②PS本体&メモリーカード
③CD-R
④メモリーカードアダプター
になります。また、PSコントローラーでプレイする場合には、PCに接続するためのアダプターがあると便利です。
PS本体は、BIOSの吸い上げに必要です。BIOSとは、PCやプレステにおいて、周辺機器を動かすためのプログラムのことを指します。BIOSがなくてもePSXeは起動することもありますが、きちんと制御されなかったり、不具合が多かったりと問題が多発してしまいますので、BIOSは必ず吸い出しをしましょう。
もし、手元に本体が無い場合は、値がはる場合もありますが、ネット等で購入し、吸い上げ後売却するなどして、一度手元にある状態にしてください。
BIOSの吸い出し方法
ここからは、BIOSの吸い出し方法を説明していきます。ePSXeを導入する前に、BIOSデータを作っておきましょう。
①まず、次のリンクから「PSX BIOS Dumper」というソフトをダウンロードします。
ここからダウンロード
ダウンロードが完了したら、それを解凍し、フォルダ内の「dumper.cue」をCD-Rに焼いてください。
②プレイステーションににメモリーカードを挿し、ふたを開けた中の右上にある開閉検知ボタンを固定してください。できたら、通常のプレステ用ソフトを入れて、ふたを開けたまま立ち上げてください。
③”白い画面にSONYのロゴ”から”黒い画面にPlayStationのロゴ”に切り替わるタイミングで、先ほど焼いたCD-Rに入れ替えます。成功すると、「PSX BIOS Dumper」が起動します。
④項目のPart1を×で選択します。BIOSデータの一部が吸い出されるので、「Dumpling Complete」という表示を確認して、△ボタンでメニューに戻り、メモリーカードを取り出してください。
⑤PCに移ります。PCを立ち上げ、Windowsのロゴが表示されたら、「F8」を連打してください。そうすると、「ドライバー署名の強制を無効にする」という設定を外した状態で起動できます。
⑥下のリンクから「PlayStation 1 Memory Card Manager」をダウンロードして下さい。同梱されているドライバーをインストールし、メモリーカードアダプターが接続されるようにします。
⑦メモリーカードアダプターを接続して、「PlayStation 1 Memory Card Manager」を起動し、「Save MC」からデータを保存してください。拡張子は「.mcr」に変更してください。
⑧これを同じ手順でPart2~5まで繰り返して行ってください。完了したら、それらをPSX BIOS Dumperの「BIOSmerge Windows」フォルダにコピーし、「BIOSmerge.exe」を起動してください。
これで、吸い出したデータが結合され、BIOSが作成されます。
ここで一つ注意すべき点があります。インターネット上にはBIOSがアップロードされているものもありますが、これは「違法ダウンロード」にあたり、法に抵触します。ですので、犯罪行為となるBIOSのダウンロードはしないようにしましょう。
ePSXeを使う前準備
ここからは、使い方の説明の前に、ePSXeを実際に使うための準備に移っていきます。下の項目に沿って順番に進めていきましょう。
公式サイトからePSXeをダウンロード
まず初めに、ePSXeを公式サイトからダウンロードしてください。
公式サイトはこちら
ダウンロードが完了したら、解凍して「ePSXe.exe」を起動します。これでダウンロードに関わる作業は完了です。
ちなみに、このページからAndroid版のダウンロードも可能です。
ePSXeの日本語化
次は、ePSXeの日本語化の作業です。ePSXeは、海外で作られたもので、通常日本語には対応していません。そこで、日本語化パッチを導入することで、操作を日本語で行えるようにします。
次のリンクにアクセスして、日本語化パッチをダウンロードしましょう。
ダウンロードはこちら