思いがけずクイックスタート中に問題が起きてしまった場合、「設定できませんでした(-6753)」とエラーメッセージがでることがあります。このようにエラーメッセージが出て、思いがけずクイックスタートに失敗してしまったときは、クイックスタートをやり直しましょう。
もう一度、クイックスタートを開始するには、機種変更するiPhoneを初期設定する前の画面の状態にしなければいけません。初期設定が済んでいる場合は、機種変更するiPhoneを初期化することで、クイックスタートを、新しく開始することが可能です。クイックスタートをやり直す場合は下記の手順でやり直しましょう。
- 機種変更する側のiPhoneのホーム画面から「設定」をタップ。
- 「一般」を選択します。
- 「リセット」を選択します。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択して下さい。
- 確認メッセージが表示されます。「iPhoneを消去」を選択しましょう。選択後、リセットされます。
- ここでしばらく待ち時間があります。時間が経つと初期設定画面が表示され、「こんにちは」というメッセージが出ます。
- 機種変更前のiPhoneを新しいiPhoneの近くに置きます。その後は通常どおりクイックスタートを開始してください。
目次
対処法⑧iPhoneのアップデートを行う
機種変更前のiPhoneによる、iOSバージョンの古さが原因で、クイックスタート時にエラーが発生する可能性があります。クイックスタート機能は機種変更前のiPhoneと機種変更するiPhoneの両方のiOSバージョンが、iOS11以降のアップデートに未対応だと利用することができないので注意が必要です。
最初に、データ移行する側のiPhoneでソフトウェアアップデートを実行すると、iOSが最新の状態になります。その上でクイックスタートをもう一度試してみてください。
対処法⑨パソコンを使って移行する
機種変更前のiPhoneのモデルが古い場合、iOS11以上にアップデートすることが難しいことがあります。iOSのバージョンが原因でクイックスタートが利用できないときは、パソコンを使った従来の方法で、データ移行を行いましょう。
パソコンを使うデータ移行の方法は、iCloudやiTunesを使ってデータ移行をすることが可能です。
対処法⑩有線で移行する
利用しているWi-Fiのスピードが遅い、または混雑していて低速の場合は、有線を選ぶという選択肢もあります。新旧2台のiPhoneでデータ移行を有線接続で行う場合は、「Lightning-USB3カメラアダプタ」と 「Lightning-USBケーブル」を用意しましょう。有線接続の場合の手順は以下の通りです。
- 「Lightning-USB3カメラアダプタ」の Lightningポートを使用し、電源に接続しましょう。この時、12W以上の電源アダプタを使用するようにしてください。
- 機種変更前のiPhoneに「Lightning-USB3カメラアダプタ」を接続しましょう。
- 機種変更するiPhoneに「Lightning-USB」ケーブルをつなぎ、ケーブル反対側の端子をアダプタに接続してください。
その後の手順は通常のクイックスタートの手順と同じです。電波状況が悪い時にクイックスタートを行う際、試してみてください。
対処法⑪iCloudを活用する
クイックスタートによるデータ移行がどうにも難しい…そんなときは「iCloudからダウンロード」のオプションを利用するのも良い方法です。「iCloudからダウンロード」のオプションについては、iCloudにバックアップ済みのデータを利用することでデータ移行を行うことが可能となります。
「iCloudからダウンロード」のオプションを利用する場合は、機種変更する前であるiPhoneのデータを、事前にiCloudにバックアップしておきましょう。
クイックスタートを行う際の注意点〜iPhone〜
これで、クイックスタートができない時の対処法がわかりました。ようやく、つつがなくクイックスタートを始めることができますね。しかし、クイックスタートを始める前に確認するべき注意点があります。注意点とはどのようなことなのでしょうか?
注意点①しっかりと充電をしておく
クイックスタートを始めてから、データ転送がすべて完全に終了するまでには、早くて数十分、遅い時は数時間ほど時間がかかります。データ移行中に充電切れが発生すると、クイックスタートが失敗し、もう一度初めからクイックスタートを始めなければならなくなるかもしれません。なるべくフル充電にしてからクイックスタートを始めるようにしましょう。